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「第5回キッズデザイン賞」で双方向でゆっくり静かに開閉する
「室内引戸 Wソフトモーション仕様」が受賞

2011年08月09日

 住宅設備機器・建材の総合メーカーである株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、「第5回キッズデザイン賞」(主催:特定非営利法人キッズデザイン協議会、後援:経済産業省)の「ユニバーサルセーフティ部門」において、トステムブランドで発売している、双方向でゆっくり静かに開閉する「室内引戸 Wソフトモーション仕様」が受賞しました。


▲「室内引戸 Wソフトモーション仕様」

 今回受賞した「室内引戸 Wソフトモーション仕様」は、グループ会社の株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニーと共同開発した商品で、開ける時も閉める時も、引戸本体が縦枠に近づくと自動的にブレーキがかかり、ゆっくりと静かに動作するため、指挟みの事故を防止します。
 自分で開閉する時以外にも、『反対側に子供がいることに気づかずに引戸を開けてしまった』、『引戸を閉めた際に子供がすぐ後ろから追いかけてきた』など、生活している中で予期せぬ事態が起こった場合でも安心です。
 また、最後までゆっくりと確実に閉まるので、引戸の閉め忘れ防止や開閉時の衝撃音の軽減にもつながります。

 当社では、今後も子供の安心・安全に配慮し、生活する上で、快適で機能的な商品開発をすすめてまいります。

「キッズデザイン賞」とは、子供たちの安全・安心に貢献するデザイン創造性と未来を拓くデザイン、そして、子供たちを産み育てやすいデザインの顕彰制度です。(キッズデザイン協議会ホームページより)



<参考資料>

■「室内引戸 Wソフトモーション仕様」
  (株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニーとの共同開発商品)

1.商品特長
 双方向でゆっくり静かに開閉する“Wソフトモーション機能”を標準搭載。開ける時も閉める時も、引戸本体が縦枠に近づくと自動的にブレーキがかかり、ゆっくりと静かに動作し、指挟みの事故を防止します。また、引戸の閉め忘れ防止や開閉時の衝撃音の軽減にもつながります。

2.開発背景
 昨今では、子育て世代や高齢世代を中心に、安全性や動作性に優れた横にスライドさせて開け閉めする引戸が人気です。回転のための軌跡スペースが必要なドアと比べて有効スペースが大きく取れる、ラクな操作性、開け放てば室内喚起に役立つなど、多くのメリットがあります。
 その引戸の持つ安全性をより高めるべく、開発したのが“Wソフトモーション機能”です。指挟み事故を未然に防ぐことで、子供の家庭内事故の軽減させ、安心・安全な生活をサポートします。

3.審査員コメント
 「引戸の開閉時の両方にストッパー機能を持たせた安全設計で、開け閉めをする本人だけでなく、戸のそばにいる第三者の指はさみ事故防止にもつながる点を評価しました」


■過去に「キッズデザイン賞」を受賞した主な当社作品

・第1回(2007年)
<リサーチ部門>
「INAXサステナブルスタイル・プロジェクト」


「育てるキッチン」
サステナブルな社会が実現している未来を2020年と設定し、生活の基本行為である「入浴」「食」「排泄」の各領域において必要な商品・技術・サービスを提案しました。

・第2回(2008年)
<コミュニケーションデザイン部門>
「INAXライブミュージアム」

土とやきものが織りなす多様な世界を「観て、触れて、感じて、学び、創り出す−5つの発見館」で構成される体感・体験型の文化施設です。ものづくりの心を伝えるとともに、土ややきものとのふれあいを通じて、子供の五感を刺激するワークショップやイベント、体験教室などを開催しています。

・第3回(2009年)
<商品デザイン部門>
システムバスルーム用キレイドア「チャイルドロック」(INAX)


「キレイドア」(写真右下)に搭載の『チャイルドロック』
子どもの手の届きにくい高さに取り付けた脱衣室側のドアロックによって、大人が見ていない時に誤って浴槽に落ちるような事故を未然に防ぎます。

「ガードフラップ」(新日軽)

店舗ドアなどの吊元部分の指挟み防止カバーです。危険な隙間を常に覆う透明樹脂カバーが、多様なドアに馴染みやすいデザイン性と、子供の不注意等による挟まれ事故を防止する安全性を両立させています。

「キッズキッチン」(サンウエーブ)

食育基本法の理念に則り開発された『食育』をサポートするキッチンです。子供たちの“食”への興味・関心を引き出しながら、楽しく安全に調理体験ができるように、子供の体格に合わせるなど子供目線に立って開発しました。様々な食育プログラムや設置会場に対応できるように配慮した構造になっています。
※サンウエーブキッチンテクノ株式会社との共同開発商品 (販売はサンウエーブキッチンテクノ株式会社)

・第4回(2010年)
<ユニバーサルセーフティ部門>
「ES玄関ドア」(トステム)

指はさみ防止開閉構造「インナーピボットヒンジ」を採用。ドアを開けても吊元側に隙間ができない、安全な構造を実現しました。最大開き角度は110度、吊元側のドア本体の枠側も独自のR形状にし、さらに安全性を高めています。

「滑り止めクッション付き階段」(トステム)

階段の段鼻部分(踏み板の先端部分)に、滑り止め機能を付け、角部を柔らかくするとともに、衝撃を吸収する樹脂部材を取り付けました。踏み板を滑りにくくし、転倒・転落の可能性を減らします。また、万が一足を滑らせて転倒・転落してもクッション材が衝撃を吸収し、事故の衝撃を最小限に食い止める手助けとなり、重篤なケガをしにくいよう工夫しています。建材部分と樹脂部分の段差もないため、つまずく心配もありません
※株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニーとの共同開発商品

<キッズセーフティ部門>
「チャイルドロック」(トステム)

4歳くらいまでの子供の手の届かない高さである1.5mのところに設置したカギで、室内側からも室外側からも施解錠できるようになっています。大人が気づかない間に、洗面室やトイレに入ってしまい、誤って浴槽や便器に落ちるような事故を未然に防ぎます
※株式会社LIXIL住宅研究所 アイフルホームカンパニーとの共同開発商品