ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

Permasteelisa(ペ ル マ ス テ ィ リ ー ザ)社の株式取得完了(子会社化)について

2011年12月07日

 住宅設備機器・建材の総合メーカーである株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、2011年12月6日、約575百万ユーロで、大手カーテンウォールメーカー Permasteelisa S.p.A.(本社:イタリア、CEO:Nicola Greco、以下 Permasteelisa)の全株式を、欧州系プライベート・エクイティ・ファーム(Investindustrial 及び Alpha)が間接的に支配する Cima Claddings S.A.(本社:ルクセンブルク)より取得し、同日をもって当社の100%子会社としました。PermasteelisaのCEOは、Nicola Grecoが継続して就任し、LIXILのカーテンウォール事業全体の推進・拡大を担います。

 Permasteelisaは、ヨーロッパ、アジア、北米、中東を含めた現在27カ国においてグローバルに事業を展開。建築構造物の構想提案から据付までフルレンジのサービスを顧客に提供し、特にハイエンドのカーテンウォール市場では各国の市場において、確固たる地位を築いています。
 PermasteelisaのLIXIL入りにより、アジア事業をさらに強化し、欧米市場を確保、さらには全世界の市場を視野に入れた事業展開を図っていきます。また、中・高層ビルから超高層ビルまでの規模に応じて、普及品からハイエンドまでの全グレードの商材・サービスを提供していきます。さらに、LIXILが持つサッシやトイレ、室内建材などと、Permasteelisaのカーテンウォールとのシナジーをはかることでビル関連事業の売上拡大を見込みます。
 これにより、2015年度には、カーテンウォールを含めたビル関連事業全体で3,000億円の売上を目標としています。

 LIXILでグループ全体の海外事業を担っているインターナショナルカンパニー社長の井植敏雅は、「Permasteelisaのグループ入りにより、LIXILは、”Gartner”などの権威のあるブランドをもち、歴史と実績のある” Permasteelisa Group”というブランドを持つこと、超高層・ハイエンドというセグメントへの参入、デザイン力・生産技術力・商品開発力の強化、さらには、欧米をはじめとする世界各国での物件営業・物件対応窓口を得ることになり、グローバル事業のプラットフォームが整備されていきます。また同社の主力事業であるカーテンウォール事業とのシナジーに加え、近年、同社が強化してきているインテリア事業との潜在的シナジーは大きく、LIXILグループの中期経営計画2015年度海外事業規模1兆円に向けた大きな一歩であると同時に、その後の持続的成長が可能になります。両社の相互補完、機能融合は新しいビジネスモデルとして大きなチャンスが生まれます。LIXILが真のグローバル企業へと成長し、世界中の人々が必要とするものを提供できる、トータル・ソリューション・プロバイダーになることを確信しています。」と述べています。

 また、PermasteelisaのCEO Nicola Grecoは「LIXIL入りすることで、サプライチェーンの効率化をすすめることができ、我々の市場における大きなプレゼンスを活用して共に新しい商材も含めた販売の拡大ができます。特にアジア、アメリカ、ヨーロッパでのさらなる事業拡大に取り組むことで、LIXILと共に大きなターゲットに向けて挑戦することを楽しみにしています。」と述べています。

 【株式取得の概要】
 −株式取得会社        株式会社LIXIL
 −株式取得の相手先     Cima Claddings S.A.
 −取得価格           574,868,402.77 ユーロ

【Permasteelisaについて】
Permasteelisaグループは38年以上の国際的な実績を持ち、世界をリードする建築構造物やインテリアシステムのエンジニアリング、プロジェクト・マネージメント、製造、据付を専門とする建設請負業者です。グループは27カ国に約50の会社と13の生産工場を有しています。グループは全てのプロジェクト、特に特殊な建築物に対してそのノウハウと専門知識・技術を提供し、建築構造物の構想提案から据付まで顧客に満足していただけるフルレンジのサービスを提供しています。現在4大陸に5,500人以上の従業員がおり、毎年10億ユーロ以上の売上を創出しています。

現場実績:上海環球金融中心(森ビル樺供)