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“LINK TO THE EARTH”をテーマに、
『エコプロダクツ2011』出展
暮らしと地球の調和を目指す環境技術を展示

2011年12月05日

 住宅設備機器・建材の総合メーカーである株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2011」(主催:(社)産業環境管理協会・日本経済新聞社 日程:12月15日(木)〜17日(土))に出展します。

 LIXIL統合後初の出展となる今回は、“LINK TO THE EARTH”をテーマとし、LIXILが取り組んでいる「暮らしと地球の調和を目指した、これからの住まいや暮らしの姿、自然を活かした技術やライフスタイルの提案」「製品のライフサイクル全般にわたるエネルギー削減、CO2排出量削減活動」「地球の自然や生物の多様性を守っていくために、水資源や森林の保全・回復につながる社会貢献活動」の根幹にある理念やこれらを実現していくための技術について、映像や実物、パネル展示を交えて紹介します。

 私たちLIXILグループは、2050年の人びとの暮らしの豊かさと、地球環境への負荷がゼロバランスしている姿を希求し、住生活産業の分野で世界をリードしていきます。


展示ブースイメージ


■ 展示の概要

 “LINK TO THE EARTH”が本展示のテーマです。LIXILとして初となる今回の展示では、個々のプロダクツを支える技術力や、その技術を生み出す研究開発の考え方、根幹にある企業姿勢を紹介します。「エコプロダクツ2011」のテーマでもある「日本発!エコの力で明日を変える」という日本が育んできた世界最高レベルの環境技術、環境製品・サービスの一翼を担う企業として、LIXILが進める住宅でのエネルギーマネジメントやライフスタイルの変革につながる提案、創エネ技術をぜひご覧ください。

1.ダブルスキン:光と風の制御技術による温熱環境向上

 ダブルスキンとは、二重の外壁とその間の緩衝空間によって建物の温熱環境を向上させる手法です。この手法は、深い軒・庇に、広縁を設けた和風建築の特徴でもありますが、現代の高気密高断熱住宅でこの手法を活用します。可動ルーバーによって光や風を上手に制御し、住宅の冷暖房にかかるエネルギーを大幅に削減します。

2.サーモス:断熱技術による温熱環境向上

 住宅における熱の出入りは、窓などの開口部の影響を大きく受けています。窓の断熱性能を高めることが、冷暖房にかかるエネルギー削減につながります。ガラス部分の断熱性能を高め、さらにガラス面そのものの面積を拡大することで、開口部の断熱性能を向上させます。
 すっきりしたデザインを実現した窓の細部に蓄積された技術を紹介します。

3.ベルベット・フォーム:泡技術によるライフスタイルの提案

 これまでにないクリーミーな泡を作り出す技術は、入浴スタイルのみならず、ライフスタイルをも変革する可能性を持っています。泡のフタにより湯気を抑制し、今まで閉じていた水まわり空間を解放することが可能になります。
 また「泡浴」では、湯量の削減だけでなく、湯の保温効果も高まり、エネルギー消費を削減できます。展示では気持ちのよい泡を体感できます。

4.再生可能エネルギーや新エネルギーの導入

 LIXIL有明工場、岩井工場ではメガソーラーシステムを設置し、再生可能エネルギーの利用に積極的に取り組んでいます。
 また、下妻工場のアルミ溶解炉や常滑東工場のセラミックの窯業炉などでは、排熱を回収利用する「リジェネバーナーシステム」を用いることで使用燃料を減らし、CO2排出量を大幅に削減しています。さらに伊賀上野工場では、炉の冷却吸熱に、温度差を利用して駆動力を得る「スターリングエンジン」を設置し、未利用熱から電気をつくる実証事業を行なっています。この実証事業は「チャレンジ25地域づくり事業」として環境省から委託されたものです。
 このほか、排熱から蒸気や冷水を取り出して活用する「コジェネシステム」など、エネルギー効率の高い製造設備やシステムを導入し、CO2排出量を削減しています。

5.リサイクル設計やリサイクル技術の研究開発を促進

 LIXILは、地球資源を徹底的に活かす研究開発に取り組んでいます。製品設計では製品の原料そのものの省資源化を図り、再生材料を積極的に活用し、使用後も資源として再利用可能なリサイクル設計を進めています。またリフォーム廃材の再資源化事業も行なっています。
 LIXILの主力商品である窓枠には、アルミニウムが使われています。このアルミサッシをバージン原料から製造すると、非常に多くの電気エネルギーが使われますが、再生アルミを活用することで、エネルギー消費量もバージン資源も大幅に削減できます。この再生アルミのリサイクルをさらに促進するため、LIXILは「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」が推進する、合金の高度選別技術の実用化に向けた共同開発に参画しています。

 上記の環境技術や取り組みについて、パネルで説明したり、実物展示をしているほか、住宅の断熱性能を高め、冷暖房のエネルギーを削減するリフォーム工法「ココエコ」など、製品やサービスも紹介しています。また、社員やその家族がボランティアで参加している森林保全や植樹活動の様子、海外でも行っている環境教育活動などについてもパネル展示しています。
 展示全体を通して、地球と調和した暮らしを希求し、地球環境問題に全社を挙げて取り組むLIXILの企業姿勢、技術力をお伝えしたいと考えています。


【ご参考:エコプロダクツ2011概略】

 エコプロダクツの普及と環境型社会の実現を目指し、今回13回目を迎える日本最大級の環境展示会です。出展業種は企業に留まらず、政府・自治体、NPO・NGO、教育機関など多岐にわたり、さまざまなステークホルダーが本展を通じてつながり、問題解決の新しい取り組みと実例を紹介することで、社会ムーブメントを生み出す機会として活用されています。
 今年の全体テーマは、「Green For All, All For Green 日本発!エコの力で明日を変える」

会  期 : 2011年12月15日(木)〜17日(土)
時  間 : 10時〜18時(最終日は17時まで)
会  場 : 東京ビッグサイト[東展示場1〜6ホール]
★LIXIL展示は、東展示場 東2ホール ブースNO.2−014 30小間
入 場 料 : 無料(登録制)
主  催 : (社)産業環境管理協会、日本経済新聞社


「エコプロダクツ2011」公式サイトはこちら