2012年07月26日
住宅設備機器・建材総合メーカーである株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、INAXブランドから、充実した荷物置き場と水濡れを軽減する形状が特長で、化粧直しのしやすさにも配慮したパブリック洗面「ノセルカウンター スラント」を8月1日から発売します。
商品名称:
パブリック洗面「ノセルカウンター スラント」
奥行きサイズ:550mm、450mm
対応間口:1465〜2210mm(2連立の場合)
水栓:センサー式自動水栓
販売目標:(発売1年後)300台/年
オフィス、交通機関、商業施設などの多くの人が利用する洗面空間では、手洗いだけでなく化粧直しなどを快適に行える空間作りが求められています。
当社が独自に行った調査によると、「荷物の置き場がない」「カウンターが水で濡れている」などの不満の声が多くありました。
パブリック洗面「ノセルカウンター スラント」はこうした利用者の声に応え、荷物置き場を充実させたほか、カウンターの水濡れを軽減するように配慮した商品です。
荷物置き場として、洗面カウンター上部にドライエリアを設け、足元にはキャリーバッグを置ける空間を確保、さらにカウンターの縁は傘をかけることができる形状にしています。
また、手が奥まで入るボウルの形状で水はねを軽減、傾斜のあるカウンターで水が溜まりにくくしています。さらに、足元にゆとりをもたせたことで鏡に近づくことができるようになり、化粧直しもラクに行うことができます。
メンテナンス面では、継ぎ目のないボウルや凹凸の少ない水栓金具で清掃性にも優れ、立ったまま水石けんの補給ができる構造となっています。
LIXILではオフィス、交通機関、商業施設などの公共の洗面空間を利用する人が求める使いやすさや、オーナーの方が求める清掃性、デザイン性なども充実させた公共施設向け洗面空間の提供を今後も展開していきます。
<参考資料>
オフィス、交通機関、商業施設など公共の洗面空間を利用する人が感じる不満な点を調査したところ、上位に「荷物の置き場がない」「カウンターが水で濡れている」などの声が多くありました。
1)オフィスのトイレで気になるところは?
2012年自社調査 n=655
2)外出先のトイレでもっとも不満に思うところは?
2012年自社調査 n=1000
ⅰ)荷物置き場を充実:
多くの方々は公共の洗面空間に様々な荷物を持ち込みます。そこで洗面カウンター上部にハンドバッグやビジネスバッグが置けるドライエリアを用意しています。また洗面本体の前板に傾斜をつけることで足元にスペースを設け、傘やキャリーバックなどを置ける仕様にしています。
荷物を置けるドライエリアを用意
傘やキャリーバックが置ける空間を確保
ⅱ)水はねを軽減するボウル形状:
一般的な洗面は吐水部がボウルよりも高い位置にあるため手洗い時にはどうしても水が飛び散ります。そこで、手が奥まで入るゆとりのあるボウル形状にすることで手洗い時の水はねを軽減しました。また、傾斜のあるカウンターが水を溜まりにくくします。お掃除もラクになりいつまでも清潔な空間を維持することができます。
手元まで入るボウル形状
手が奥まで入り水はねを軽減します。また斜めのカウンターが水を溜まりにくくします。更に手前に水返しがあり、水が足元に垂れるのを防ぎます。
足元にゆとりを設けました
ⅲ)より近づきやすく、使いやすく:
従来型は垂直の前板形状で、近づくと足の先が当たりそうになりました。そこで足元にゆとりをもたせ、「洗面ボウルに近づく」「手をボウルに差し伸べて洗う」という動作をしやすいように工夫しています。足元にゆとりをもたせたことで鏡に近づくことができるようになり、化粧直しも楽に行うことができます。
ⅰ)建築空間に調和しやすいシンプルなデザイン:
ボウル・カウンターからバックガードまで継ぎ目のない一体成型カウンターで水栓をバックガードへ埋め込み、器具の主張を抑え、建築空間に調和しやすいシンプルなデザインにしています。また奥行きは用途に合わせて550mmと450mmの2タイプからお選びいただけます。
奥行550mmタイプ
手荷物の持ち込みが多い施設向けのドライエリア(手荷物置き場)の広いタイプ
奥行450mmタイプ
化粧直しなどのご利用の多い施設向けの奥行きコンパクトなタイプ。
ⅱ)メンテナンス性にも配慮:
日常のメンテナンスで多いのが清掃と水石けんの補給です。本商品は、隅々まできちんと拭けるようにカウンター一体型のボウルと、凹凸の少ない水栓金具を採用しています。また、水石けんの補給も立ったままできるように、前板を開くとすぐに補給口が出てくる構造にしています。
凹凸の少ない金具で清掃性に配慮
立ったまま水石けんを補給可能