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【お掃除ニュースレター】
“春掃除”『Spring Cleaning』のススメ
日本でも定着しつつある“春掃除”で梅雨入り前の効果的な「カビ」対策を!

2012年03月29日

 日本での“大掃除”は、年末の風物詩でしたが、入学や就職、転勤などで、荷物の整理や部屋の模様替え、引っ越しなどが多い春に行う“春掃除”『Spring Cleaning』が、ちょっとしたブームになっています。2010年3月にLIXILが既婚女性500名に行った「掃除に関する調査」でも、『Spring Cleaning』を「よいと思う」人は68.5%を占めており、その関心の高さがうかがえます。

 また、年末の大掃除はやはり多くの人が実施している(84.5%)一方で、春に大掛かりな掃除をする人も56.5%と、『Spring Cleaning』の実践者は2008年3月の調査と比べて43.9%も増えています。中でも、4月(40.9%)と5月(44.0%)に集中しており、まさに、梅雨入り前のこの時期が『Spring Cleaning』シーズンと言えるようです。

(豆知識)
 「大掃除」と言えば、日本では年末の風物詩ですが、実は欧米では、気候のよい春に大がかりな掃除をする『Spring Cleaning』が一般的です。

 今回のニュースレターでは、これからのシーズンに向けた『Spring Cleaning』のメリットと、重点的に行いたいポイントについてお知らせします。


目 次

■『Spring Cleaning』の3つのメリット
 T.梅雨入り前にホコリや汚れをキレイにしておくことは「カビ」対策にも効果的!
 U.衣替えだけでなく、新学期、入園入学、転勤と“暮らしが変わる”タイミングでまとめてお掃除ができるのもポイント!(まさに、一石二鳥!)
 V.春の暖かな陽気の中でお掃除するのは気持ちいいものです!
■現代人のライフスタイルでは、プロにお願いするのも選択肢の一つです

T.梅雨入り前にホコリや汚れをキレイにしておくことは「カビ」対策にも効果的!
 ジメジメした梅雨に一番困るのが「カビ」の発生。その「カビ」が特に発生しやすいのが“水まわり”です。特に『浴室』『キッチン』は“ヌメリ”が気になるものです。
 先に実施したアンケートでも以下のような調査結果がでています。

・汚れやすくて掃除が大変な場所・・・・「水まわり」
 LIXILが実施した「東京、マドリッド、ニューヨーク、ベルリン 掃除に関する調査」(対象:主婦、各都市100名)では、キッチン、浴室、トイレなどの水まわりを「汚れやすくて掃除が大変だ」と半数以上の主婦(東京)が感じています。特に、キッチンの換気扇やレンジフード、浴室の排水口、トイレの便器内側などは7割もの人が「やりたくない」と思っています。

Q水まわりで掃除をやりたくない場所は?(n100)
キッチン 浴室 トイレ
1 換気扇・レンジフード 77.0 排水口 78.0 便器内側 71.0
2 排水口 59.0 天井・壁 42.0 便器外側 42.0
3 コンロとその周辺 54.0 窓・換気設備 36.0 壁・床 38.0
Q汚れやすくて掃除が大変な場所は?(n100)
  場所
1 キッチン 70.0
2 浴室 62.0
3 トイレ 51.0
4 窓ガラス 35.0
※東京、マドリッド、ニューヨーク、ベルリン 掃除に関する調査から

・水まわりで気になるのはどんな汚れ?
 水まわりのどんな汚れが気になっているのでしょうか? 半数近くの主婦が気になっている
 汚れを同調査からピックアップしてみました。

【浴室】
     

【キッチン】
 シンク…白っぽいこびりつき(68.0%)ヌメリ(67.0%)  排水口…ヌメリ(90.0%)
 換気扇・レンジフード…油汚れ(91.0%) コンロとその周辺…油汚れ(94.0%)
 カウンターとその周辺…油汚れ(65.0%) 壁や床…油汚れ(81.0%) 天井…油汚れ(56.0%)

【トイレ】
 便器内側…黄ばみ(86.0%) 便器外側…尿ハネ(75.0%) 便器内側…黒ズミ(60.0%)

>>水まわりの気になる“ヌメリ”その正体は?<<
 特に気になる浴室やキッチンの排水口などにみられる「ヌメリ」の正体は、ズバリ「カビ」をはじめ「細菌」、「酵母」などです。
 浴室では、皮脂汚れや垢、石鹸カスを栄養に黒カビなどが繁殖したもので、タイル目地・コーキング部分、風呂フタ、排水口、壁や天井、ドアなどにもしばしば見られます。キッチンで主婦を悩ませるシンクや排水口の「ヌメリ」は、食材のカスや生ゴミを栄養にした細菌や酵母など複数の微生物やカビなどです。
 これからはじまる梅雨の時期が、湿度、温度も上昇して絶好の生育環境となります。梅雨入り前に、きっちり掃除をして汚れを徹底的に落とし、カビなどが生えない環境作りをしておきましょう。

(カビが発生する前にやっておくこと!)
 1.カビの原因「汚れ」を取り除く
  入浴後、浴室がまだ温かい間に皮脂やアカなどの汚れを洗い流しておく。
 2.温度を下げ、湿度を減らす
  水シャワーを浴室全体にかけ、浴室の温度を下げる。タイルなどについた水滴は乾いた布でふき取る。洗面器や椅子などは洗って水分を取り、浴室の外に出しておく。
 3.換気をする
  入浴後は、浴室の窓を開けたり、換気扇をまわしたりして浴室を乾燥させる。

(もし、カビが生えてしまったら?)
 カビ取り剤などを使う前に、その汚れがカビなのかどうかを確認します。水かお湯を流しながら歯ブラシでこすって落ちるなら水アカやスス汚れです。同様に、浴室用洗剤で落ちた場合は皮脂汚れ。さらに、クリームクレンザーをつけても落ちなければカビですので、カビ取り剤や塩素系漂白剤、アルコールなどを使用して落とします。カビ取りは、表面が汚れで覆われていると、カビ取り剤が浸透しにくく、落ちにくい場合があるので、あらかじめ浴室用洗剤で汚れを落として、乾燥した後で行います。
 掃除したのにカビ臭い。そんなときはバスタブのエプロンをはずしてみます。使用後一度もはずしていないと中はカビだらけということもあります。洗剤でキレイにしたら、最後に、タオルで水分をふき取ってから、エプロンをはめます。


U.衣替えだけでなく、新学期、入園入学、転勤と“暮らしが変わる”タイミングでまとめてお掃除ができるのもポイント!(まさに、一石二鳥!)
 衣替えに合わせてタンスの中やクローゼットの中を掃除したり、子供たちの成長に合わせて部屋の模様替えなどもしたくなる時期ですので、その模様替えに合わせて掃除をするのもよいと思います。
 タンスの脇やベッドのカゲなど、普段お掃除が出来ない箇所をお掃除できるのもこの時期ならではのメリットです。
 ここではもう少し踏み込んで、春に重点的に行った方が良いお掃除箇所をご紹介します。
 それは、窓やサッシ、玄関ドアや網戸です。
 春先に吹く強い風で、意外と窓や玄関などは汚れるものです。しかもこの時期は“花粉”それに、最近では“黄砂”というものも一緒に運んでくるので、実は重点的にこの点のお掃除を行った方が良い時期でもあります。
 その中でも、夏にかけて利用することの多くなる“網戸”のお掃除を紹介します。

(網戸のお掃除は“新聞紙”が効果的)

 網目に詰まったホコリは、放っておくと、こびりついて落ちにくくなります。本当は、1ヶ月に一度を目安にお掃除を行うと効果的ですが、簡単なお掃除方法としては、
 “新聞紙”+“掃除機”
 を使ったお掃除方法です。
 網戸の裏に新聞紙をあてて掃除機で吸い取ると、網目に溜まったホコリがよく取れます。

(それでも落ちないときは?)
 掃除機で汚れが落ちないときは、“乾いた”スポンジを2つ用意し、両面から網戸を挟み込むように擦るとキレイになります。

(それでも落ちない“ガンコな汚れ”は?)
 掃除機でもスポンジでも落ちない“ガンコな汚れ”は、網戸を外して壁などに立てかけ、住宅用の洗剤をまんべんなく吹きかけます。汚れが滲んできたら、ホースで勢いよく洗い流して陰干ししましょう。


V.春の暖かな陽気の中でお掃除するのは気持ちいいものです!
 春掃除は先のアンケートでも「暖かいので体を動かしやすい」や「窓を開けっぱなしでも寒くない、水仕事が楽」といった回答が多くみられました。確かに、年末の寒い時期に窓を開けたり、水を使ったお掃除は大変なものです。春の暖かな日差しの中で、普段出来ない場所を一気にお掃除してしまうには、とても良い時期かもしれません。

 しかしながら、浴室やキッチン、部屋の模様替えに合わせてのお掃除、それに出来れば春にやっておきたい窓やサッシ、玄関ドアや網戸と、確かにお掃除したい場所だけでも沢山あります。アンケートでも「汚れやすくて掃除が大変だと思う場所は?」という質問でもキッチン、浴室、窓ガラスなどが上位に来ています。

Q汚れやすくて掃除が大変だと思う場所は? (n=515)


■現代人のライフスタイルでは、プロにお願いするのも選択肢の一つです
 夫婦共働きや、子供も独立して再び夫婦二人暮らしが始まったご家庭など、最近のライフスタイルも時とともに変化しています。休日はやはり“ゆっくり”と過ごしたいというのが本音ですし、ポイントを絞った大掃除といってもなかなか大変なものです。

 そういった現代の生活事情に合わせたご要望をプロの技術でサポートする『生活太助』。
 浴室やキッチンのお掃除だけでなく、●●から●●まで、さまざまなお困りごとをその専門家がサポートします。

 一年に一度しかない、暖かな日差しの春。。。今年は大掃除をお休みしてのんびりと過ごすのも現代人の新しいライフスタイルかもしれません。


●総合生活サービス「生活太助」のご紹介
 今回、新たに開始する総合生活サービスを「生活太助」というサービス名とし、右のロゴマークを制定しました。
 「生活太助」は、セコムとLIXILのノウハウを融合させることで、生活の中で生じる様々なお困りごとにお応えできるよう幅広いサービスメニューを実現しました。

(1)“豊富”なサービスメニューを用意
 お部屋のお掃除から家事手伝い、水まわりや窓まわり、鍵やパソコンのトラブルから、訪問介護のご紹介などのシニア向けのサービス、さらに環境に優しい住まいづくりのご提案など、暮らしにまつわる様々なサービスを用意。

(2)独自の基準で選定した“安心”のサービス提供会社
 セコムが培ってきたサービス提供会社の選定基準をベースに、厳選したサービス提供会社のスタッフがお伺いするので安心です。

(3)電話一本でお困りごとを解決
 「くらしテル コールセンター」にお電話を頂き、お困りごとをお話いただくだけで、コールセンターの担当者がお客様に最適なサービス内容とサービス提供会社をご案内します。そして、日程調整からお支払いまですべてくらしテルが窓口となって行わせていただきます。