2013年02月27日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、屋外と屋内をゆるやかにつなぎながら自然を上手に受け入れる空間“ミッドテリア”を創造する日射遮蔽商品「プラスGスライドルーバー」「レイスクリーン」をTOEX ブランドより、2013年3月1日から全国で発売します。
「プラスG スライドルーバー」は、“エクステリア空間を立体的に間取る”「Gフレーム」と“自然の光、風を取り入れた間取りをつくる”「Gスクリーン ルーバータイプ」※1などを組み合わせて快適な空間“ミッドテリア”を創造します。スクリーンから入る光と風をルーバーの操作でコントロールし、冬は暖かい日差しを採り込み、夏は日射を遮ることで快適な空間づくりをサポートします。「レイスクリーン」は現代版のよしずです。角度違いの固定ルーバーにより、夏場の強い日差しを効果的に遮り、冬場は効果的に暖かい日差しを採り込みます。
※1:「Gスクリーン ルーバータイプ」も2013年3月1日に同時発売します。
「プラスG スライドルーバー」施工例
「レイスクリーン」施工例
現代の高断熱・高気密住宅では、特に夏場の日射コントロールが課題となっています。
「プラスGスライドルーバー」「レイスクリーン」は日本の住まい文化が継承してきた屋外と屋内をゆるやかにつなぎながら自然を上手に受け入れる縁側などの空間を、現代的なアレンジで設けることで、室内への光や風を効率的にコントロールし、室内を快適な環境にするサポートをします。
LIXILは「プラスGスライドルーバー」「レイスクリーン」などの日射遮蔽商品を通じて、屋外と屋内をゆるやかにつなぎながら自然を上手に受け入れる空間“ミッドテリア”を創造し、パッシブによる住環境の向上を推進していきます。
<参考資料>
・ 「プラスG スライドルーバー」「Gフレーム」「Gスクリーン ルーバータイプ」を組み合わせることで快適な空間を創造します。
・ ルーバーの角度を変えることにより、季節や気分に応じた窓辺環境がつくれます。
ルーバーを全開にしてたっぷりの光と風を室内に採り入れます。
ルーバーの角度をルーバー操作盤で調節して、最適な光と風を室内に採り入れます。
ルーバーを閉じて、強烈な日差しや強い風、気になる視線を適度に遮断。内観は段差のないフラットな納まり。
ルーバーは角度30度の位置で固定されています。
・ 安定した開閉動作をアシストするレールタイプを採用するほか、風などによって動かないよう簡易グレモン錠を標準装備しています。
[スムーズな開閉動作を実現するレールタイプ]
[簡易グレモン錠]
・ 横格子デザインのスクリーンで、可動ルーバーと固定ルーバータイプがあります。
・ 可動ルーバータイプは、日差しと風を自在にコントロールできます。
・ 柱ピッチ1mのスクリーンとして隣地との間仕切りにお使いいただけます。
ルーバー部/フレーム部:アルミ形材、ラッピング形材
・ LIXILオリジナルの「クリエカラー」(ラッピング形材)他、全6色をラインアップ
玄関やリビング、バルコニーなどとのトータルコーディネートを実現する、LIXILオリジナルの「クリエカラー」(ラッピング形材)と「シャイングレー」「ナチュラルシルバーF」(アルミ形材)の全6色をラインアップしています。
(アルミ形材)
シャイングレー
ナチュラルシルバーF
<クリエカラー>(ラッピング形材)
クリエペール
クリエラスク
クリエモカ
クリエダーク
■参考価格 ※表示価格には工事費・配送費は含まれていません。
「プラスG スライドルーバー」
写真の施工例セット価格 1,601,900円(税込 1,681,995円)
※フレーム・柱・スクリーン・屋根含む
「レイスクリーン」
写真の施工例セット価格 360,000円(税込 378,000円)
※出幅4尺(1200mm)、間口3スパン(3600mm)
(ご参考)
建築家 今井 公太郎 氏も“ミッドテリア”の可能性に期待
LIXILが東京大学生産技術研究所と共同で行っている「COMMA(コマ)ハウス」の実証実験プロジェクトに参画している東京大学研究チームのひとり建築家 今井 公太郎 氏も屋外と屋内をゆるやかにつなぐ「ミッドテリア」の可能性に期待しています。
スライドルーバーによってもたらされる“開かれた”軒下の空間(ミッドテリア)は、かつての日本の住宅に多く見られた縁側空間そのものです。自然や環境との結びつきが強かった昔ながらの住宅様式と現代のニーズに合う機能が見事に融合されています。
ミッドテリアには単なる半屋外の日除けのための空 間という使い方にとどまることなく、アイデア次第で様々なライフスタイルを受け入れる空間として大活躍してくれるは ずです。例えば、サーフィン、サイクリングなどアクティブな趣味をお持ちの方のためのホビースペースを兼ねたストックスペースや、花や植物を育てる場所として使ってもいいかもしれません。にぎやかなことが好きな方だったら、ご近所を誘ってパーティーやお茶会、静かに過ごしたい方にはハンモックを吊ってのんびりお昼寝というのもおすすめです。
ミッドテリアには使う人の数だけ使い方、楽しみ方があるのです。
“開かれた”建築がつくりだすミッドテリアには大きな可能性を秘めた空間であるとともに、自然のエネルギーを上手に取り入れる住まいづくりの考えを復権させる存在になるはずです。
『COMMA(コマ)ハウス』
建築家 今井 公太郎 氏
1990年 京都大学工学部建築学科卒業
1992年 東京大学大学院修士課程修了
2010年〜東京大学生産技術研究所 准教授
東京大学生産技術研究所とLIXILが2020年に広く普及するスマートハウスをめざし、エネルギーマネジメントの実証実験を協働で行う『COMMA(コマ)ハウス』の実証実験プロジェクトに東京大学研究チームのひとりとして携わる。