2013年11月20日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、既存マンションに多い75mm径の換気口に対応し、高い遮音性と自然換気を両立させる換気口消音ボックス「クレール75」を2013年12月1日より全国で発売します。
▲換気口消音ボックス「クレール75」の外観(左)と構造図(右)
既存マンションの窓改修では、アルミ製単板ガラス窓から断熱複層ガラス窓などの高性能窓への改修が増えており、改修後気密性・断熱性が高まるために、換気が十分でないと結露の発生の原因になることがあります。しかしながら、都市部の集合住宅では交通騒音・工場騒音などの影響から、換気口を閉めたままにしている住宅が多く、十分に換気が行えていないのが現状です。
「クレール75」は独自のボックス内部の遮音構造と高密度の吸音材(グラスウール密度45)の組合せにより、主として交通騒音等を含む500Hz前後の音域に対する遮音性をさらに高め※1、快適な暮らしをサポートする換気口消音ボックスです。LIXILでは近年の新築マンションの換気口に多くみられる100mm・150mm径に合わせた「クレール100/150」を発売しており、スリムな意匠性と高い遮音性で定評があることから、改修用として要望の多い75mm径※2に対応する「クレール75」をラインアップに追加しました。
※1:サッシ遮音性能JIS等級表示T-4相当
※2:計画換気の義務化(2003年)以前のマンションの換気口は75mmが主流となっています
素材にはアルミ押出形材(本体)とアルミダイカスト(上下蓋)を組み合わせ、全面に焼付塗装を施し、統一感のある外観に仕上げています。さらに、ボックス下部の吸気孔には防虫ネットが標準仕様となっており、虫の侵入防止に配慮しています。なお、安全面を考慮し、コーナー部は丸みをもたせた設計にしています。
<参考資料>
・ ボックス内部の迷路構造と高密度の吸音材(グラスウール密度45)の組み合わせにより、 高い遮音性能(サッシ遮音性能JIS等級表示T-4相当)を実現しています。
・ 素材にアルミ押出形材(本体)とアルミダイカスト (上下蓋)を組み合わせ、全面に焼付塗装を施し、統一感のある外観に仕上げています。
「クレール75」の外観(左)
と共同住宅への設置例(右)
・ ボックス下部の吸気孔には防虫ネット(ポリエチレン10メッシュ)が標準仕様となっており、虫の侵入防止に配慮しています。
・ 接触時にケガをしないよう安全に配慮し、コーナー部は丸みをもたせた設計にしています。
・ 「クレール75」の設置により、主として交通騒音等を含む500Hz前後の音域に対する遮音性をさらに高め、快適な暮らしをサポートします。換気口を常時開けることで室内の湿度が過度に上昇しないため、窓に発生する結露を抑えます。また、室内外の圧力差による玄関ドアが重くなる現象を改善できます。
本体 | アルミ形材(色:ステンカラー) |
上下蓋 | アルミダイカスト(色:ステンカラー) |
吸音材 | グラスウール密度45 |
換気口径 | 75mm |
・ 「クレール75」(サイズW:170mm×H:260mm×D:125mm )16,000円
※価格には、消費税、組み立て代、取付費、運賃等は含まれていません。
2013年12月1日