2013年03月28日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、 社長:藤森義明)は、LIXILのめざす「パッシブファースト」の考え方をさらに向上させる「アクティブ技術」を用い、住宅の電気、ガス、水道すべてのエネルギー使用量と、太陽光発電システムなどによる発電量、売電量を1台で見える化するLIXILのHEMS 「みるる」を2013年4月より発売開始します。
※1:HEMS(Home Energy Management System)センサーやITを活用し、住宅のエネルギー管理を行うシステム
左:LIXILのHEMS「みるる」専用タブレット端末、右:システム構成図
新しい「みるる」は、専用のタブレット端末と、無線通信技術を組み合わせることで、従来各機器を接続するための配線工事を最小限にし、新築はもちろんのこと、リフォームや既存住宅への後付けにも簡単に対応できるHEMSです。
また、電気の使用量メーター、発電量、売電量などのエネルギーを見える化するだけでなく、ガス、水道も専用の機器を用いることで、住宅のエネルギー全体を見える化することが可能※2になりました。さらに、冷蔵庫やエアコン、テレビなど、最大29個の家電製品を個別に計測できるほか、部屋単位などの計測も可能です。
※2:ガス・水道の測定には、事前に各事業者様に確認が必要です。
専用モニターは、7インチ画面の見やすいタブレット端末(OS:Android2.3)を用いることで、様々なエネルギー表示を可能にするほか、普段は通常のインターネット閲覧などにも対応※3し、家族で使える便利な情報端末としも活用することが可能です。
※3:別途インターネット接続のご契約が必要です。
この商品は、エネルギー管理システム導入促進事業費補助金※4が支給される対象機器に登録されています。
LIXILでは、今後も「パッシブファースト」の考えを中心に、省エネだけでなく、無理なく快適に過ごせる住宅づくりを目指します。
※4:補助金申請先
一般社団法人 環境共創イニシアチブ(Sustainable open Innovation Initiative(略称:SII)
詳細はSIIホームページ( http://sii.or.jp/ )をご確認ください。
<参考資料>
■商品特長
LIXILのHEMS「みるる」は、一般的な分電盤を使用します。また、各機器の情報は、無線通信技術を用いるため、追加の配線工事などを最小限にし、施工面でも優れた商品です。さらに新築、リフォームはもちろんのこと、既存住宅への後付けにも大がかりな工事を必要とせず、簡単に設置することが可能です。
システム構成図
■専用タブレット端末 中継器で収集されたデータを無線LANを経由して受信し、グラフ化など、わかりやすく表示します。 |
■送信機 パルス発信式または、5ビット電文式のガスメーター&水道メーターが収集したデータを集積し、中継器に送信します。 |
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■多回路CTセンサーユニット 分電盤からCTセンサーを介して、消費電力を測定し、そのデータを無線を利用して、中継器に送信します。 |
■タップ(オプション) 家電とコンセントの間にかませて、家電の消費電力を測定、データを無線で中継器に送信します。※最大29個まで接続可能 |
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■中継器 多回路CTセンサーユニット、送信機、タップが送信した無線のデータを受信し、保存。保存したデータを無線LANを介して、専用タブレット端末へ送信します。 |
*見える化するために別途現場で手配が必要になるものがあります。 *ガス・水道の使用量の測定には、事前に各事業者様などと打ち合わせが必要です。 |
専用タブレット端末は、電気使用量、太陽光発電システムの発電量、売電量の他、過去データ(25か月分保存可能)との比較、目標設定との差異、さらに、使いすぎを防止するお知らせ機能などを有しています。また、家全体だけでなく、計測機器ごと、部屋ごとなど、細かくチェックできるので、何を、どこで、いつ、どれだけ使っているのかを一目で確認することができます。
さらに、通常のタブレット端末と同様に、普段はインターネットを閲覧※5や、写真や動画の再生など、家族で使える情報端末としても活用できます。
※5:別途インターネット接続のご契約が必要です。
専用タブレット端末
(発電、消費、売電状況の画面)
部屋ごとの使用状況の画面
発電、売電状況の画面
目標設定達成時のお知らせ画面
電気を使いすぎお知らせ画面
242,000円(税別、設置工事費は含みません)
(専用タブレット端末×1台、多回路CTセンサーユニット×1台、中継器×1台、送信機×1台)
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