2013年10月08日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、2013年10月8 日、インドのアルミニウムファサード設計・製造・施工会社 Star Alubuild Private Limited (本社:インド デリー首都圏(Delhi NCR)、代表者:Romi Malhotra 、以下スター社)の株式70%を、インドの不動産会社 DLF Ltd.の関連会社およびスター社創業者より取得し、同日をもって当社の孫会社としました。代表者にはRomi Malhotraが継続して就任します。
スター社は、インドのカーテンウォール業界大手企業であり、プロジェクトをインド国内に展開しています。同社は、商業ビルやショッピングモールでカーテンウォールや、全国のプロジェクト用のドアや窓の設計・製造・施工を専門にしています。2003年より、デリー、ムンバイ、チェンナイなどの大都市のプロジェクトに携わり、DLFなどの強力な顧客基盤を持っています。スター社の企業価値は798百万ルピー(約13億円*)です。(*)参考数値
LIXILは、近年、グローバル事業を積極的に展開しており、2013年3月期では、海外売上約2,000億円、LIXILグループ売上の約14%を占めるまでに急成長しました。また、2013年8月には、北米市場に於いて衛生陶器、浴槽など水回り事業のリーディングカンパニーであるASD Americas Holding Corp (American Standard Brands)を取得し、北米市場へ本格的に進出。これにより、グループの海外事業の規模は約3,500億円、海外売上比率20%超にまで拡大する予定です。9月にはドイツの水栓金具のリーディングカンパニーであるGROHE社の株式を日本の銀行と共同で取得する契約を締結し、ヨーロッパでの基盤確立を進めています。成長著しいインドは近隣の東南アジア諸国と共にLIXILの海外ビジネスの主要ターゲット市場の1つです。インド国内の様々なプロジェクトにアルミニウム製のドア、サッシ等の納材実績を持つスター社のグループ入りにより、インド市場におけるアルミニウム製品の生産と販売を行うアルミ建材事業に進出、既に展開しているサニタリー事業と共に、インド国内での事業展開拡大を図っていきます。
LIXIL ASEAN PTE. LTD.のCOOであるBill Crichtonは「今回の取得は、インドでカーテンウォールに加えてLIXILの窓サッシが供給できるきっかけとなり、インドのリーディング・ディベロッパーに対し全国規模で設計・製造・施工サービスを提供することが可能になります。建築家、ビル設計士、開発業者と緊密に連携しながら、インド市場にとって魅力ある価格で最高品質の製品を設計し製造していきたいと思います。」DLFのExecutive Director Saurabh Chawlaは、「我々はスター社と長年に渡り良好な関係を築き、お互いの成長を支えてきました。今回のスター社のLIXILグループ入りは、スター社の成長に向けた次のフェーズとなります。同社がLIXILのようなグローバル企業の一員となることは、インドの不動産事業の成長拡大の支えになると思います」と述べています。
1. スター社について
2. 株式取得について