2013年08月21日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、文化活動の一環として運営する「LIXILギャラリー(大阪)」(所在地:大阪市中央区)を移転し、大阪うめきたの最新注目スポット「グランフロント大阪」タワーA12階に、8月25日、新たにオープンします。※1これを記念する特別企画展として 『ヴィクトリア時代の室内装飾〜女性たちのユートピア』展を、2013年8月25日(日)から11月19日(火)まで開催します。
※1:LIXILギャラリーに隣接して、LIXILグループの「川島織物セルコン大阪ショールーム」が、タワーA11階には「LIXILショールーム大阪」が同時オープンします。
LIXILギャラリー(大阪)
LIXILギャラリー(大阪)(2012年まで「INAXギャラリー大阪」)は、1984年にINAX大阪ショールーム(現在のLIXIL 四ツ橋ビル、所在地:大阪市中央区四ツ橋)内にオープン後、2006年にはショールーム移転に伴い、場所を大阪市中央区本町へ移し、2012年3月からは名称を「LIXILギャラリー(大阪)」と改めて、29年にわたり活動してきました。東京・京橋のLIXILギャラリー(休館中、2013年9月2日再オープン)と連携し企画する「建築とデザインとその周辺をめぐる、巡回企画展」を中心に、これまでに145にのぼる企画展を開催し、その斬新な切り口で人々の関心をひきつけ、多くのファンを集めてきました。特に、関西の市井の生活とその文化を遊び心あふれる視点で取り上げた、大阪オリジナルの展覧会や、ショールームとの連携により、幅広い層のお客さまをお招きし、講師を囲むサロン形式の集い 「トークプラザ」の開催など、地域に根ざし、地元大阪のみなさまに親しまれる大阪ギャラリー独自の活動を通じて、文化活動の裾野を広げる役割を果たしてきました。
LIXILギャラリー(大阪)は、インテリアに熱いまなざしが向けられたヴィクトリア時代の室内装飾と、その興隆を支えた女性たちの理想の家庭像を浮き彫りにする特別企画展『ヴィクトリア時代の室内装飾〜女性たちのユートピア』を皮切りに、これからも建築、デザイン、自然科学、民俗など、広い分野にわたって人々の好奇心をかき立てる企画展を開催していきます。また、大阪うめきたの最新注目スポット「グランフロント大阪」に同時にオープンした「LIXILショールーム大阪」「川島織物セルコン大阪ショールーム」と ともに、幅広い層のお客さまに向け、LIXILのものづくりの背景にある生活文化に対する思いを伝える活動を展開していきます。
「建築とデザインとその周辺」をめぐり、独自の視点でテーマを発掘し、年間4本の企画展を、大阪・東京会場で巡回。併せてLIXILブックレットを発刊し、展示から独立した書籍として、全国の書店やネット書店でも販売。
「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回展」(テーマ別)
【建築】 |
【インテリア】 |
【デザイン】 |
【民族】 |
【人】 |
【自然科学】 |
【工芸】 |
【民俗】 |
LIXILギャラリー(2012年までINAXギャラリー)は、“一番いい場所に文化活動を”という想いから、1981年、INAX銀座ショールーム(所在地:東京都中央区京橋、ショールームは2013年4月で営業を終了)内に開設されました。「建築とデザインとその周辺をめぐる企画展(ギャラリー1)」、「現代美術個展(ギャラリー2)」、「やきもの個展(ガレリア・セラミカ)」の3つのギャラリーからなる文化発信拠点として、独自の活動を行ってきました。
「ギャラリー1」は、1984年に開設した大阪会場(当時のINAXギャラリー大阪)、1988年に開設した名古屋会場(当時のINAXギャラリー名古屋、2012年閉館)を巡回する企画展を展開。展示にあわせ出版されるブックレットとともに、高い評価を受けています。
1986年には、建築文化に関わる書籍を発行する出版事業「LIXIL出版」を開始。巡回展のブックレットを発行するほか、先端的な試みに伴走し、紹介する単行本を発行するなど、文化的価値の高い出版活動を行っています。1988年には、東京・京橋に「ブックギャラリー」を開設。建築・デザイン・インテリア・やきものなどの分野の書籍を揃える書店を展開しています。独自のセレクトによる品揃えには定評があり、多くのファンを持っています。
いずれの活動も、自分たちで企画し、建築家、アーティスト、デザイナー、評論家、多くの関係者や観客と直接ネットワークをつくってきたこと、そして常に独自、独創的な視点を持ってきたことが、大きな特長です。
こうしたギャラリーの活動を始めとするLIXILの文化活動は、メセナ大賞を2度受賞※2するなど、国内外から注目される存在となっています。
※2:1991年「第1回メセナ大賞・特別賞」受賞、2001年「第11回メセナ大賞・企業文化賞」受賞
LIXILグループは、暮らしを形づくる仕事に携わる企業として、人の営みの背景にある生活文化を知り、掘り下げ、学ぶことで創造への感性を磨き、より豊かで快適な住生活の未来に貢献する商品づくりを目指しています。
□川島織物セルコン 織物文化館 /開設:1984(昭和59)年 所在地:京都市
1889(明治22)年開設の織物参考館が前身。世界各国から蒐集した染織品やその他資料など約16万点の織物に関する史資料を記録整理、研究、展示。
□INAXライブミュージアム /「窯のある広場・資料館」開設:1986(昭和61)年、
グランドオープン:2006(平成18)年 所在地:愛知県常滑市
土とやきものの魅力や、ものづくりの心を伝える体験・体感型の文化施設。
□LIXILギャラリー、LIXIL出版、LIXILブックギャラリー
生活文化をテーマに「建築とその周辺をめぐる巡回企画展」など独自の視点で企画する展覧会の開催や、出版活動、書店を展開。
□LIXIL資料館 /開設:2012(平成24)年 所在地:東京都江東区大島
住生活文化に深く関ってきたLIXILグループ各社のあゆみや、技術・製品の歴史をたどる資料館。