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LIXIL 「森でeこと(もりでいいこと)」 茨城
夏の活動を実施
従業員やその家族が、地域の人びととともに森林や里山を保全する活動を行っています

2013年07月25日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、2013年7月20日(土)茨城県土浦市宍塚(ししつか)にて森林保全のためのボランティア活動「森でeこと」茨城を開催し、近隣の工場で働く従業員を中心に、63人が里山の保全活動に汗を流しました。

LIXILは、行政やNGO・NPO、地域住民、他企業と協働し、三重県・長野県・茨城県の3カ所で、森や里山の環境整備という、地域に根ざした活動「森でeこと」を継続して行っています。

「森でeこと」茨城では、茨城県土浦市宍塚を中心に活動する認定NPO法人「宍塚の自然と歴史の会」の里山保全への取り組みに強く共感し2009年より活動しています。今回で9回目になりました。

「宍塚の自然と歴史の会」は、雑木林や草原、湿地や田んぼなどの、様々な地形が混在する100haほどの里山を、子どもたちに残すための活動を行っているNPOです。里山は、昔から人びとの暮らしに利用されてきた、最も身近な自然であり、多様な生物の住まいとして注目されています。この里山を守るためには、定期的な草刈りや水環境の維持、間伐、耕作条件の不利な地形での稲作を支援するなどの、地道な活動が必要不可欠です。

茨城県内に多くの生産拠点を持つLIXILは、工場周辺の緑化に取り組むだけでなく、水資源や森林の保全につながる活動を積極的に進めています。5年間継続して活動を行ってきた結果、県内の工場だけでなく、周辺の事業所や、首都圏の従業員も参加する保全活動に発展しています。これからも定期的に保全活動に参加し、貴重な宍塚の自然環境を守っていきます。

「森でeこと」は、環境保全を目的とした活動としての位置づけだけでなく、従業員同士、また地域の方や他社との交流、子どもたちの環境教育を目的とした活動でもあります。自然に親しみながら、森や木を育む気持ちや、活動継続の大切さを次世代へ伝えています。

■今回の活動内容

9回目となる今回は、筑波工場をはじめ、関東の生産拠点や千葉支社などから従業員が集まり、その家族やNPOの方々、三重県でも一緒に森林保全活動を行っているサラヤ株式会社様からの参加も含めて総勢63人が活動に参加しました。

今回の活動は林の下草刈りです。事業所の異なる従業員が4つのグループに分かれて作業を行い、通常の業務では関わりの少ない従業員同士が、普段とは違ったかたちで親睦を深めることができました。初めての参加者も、作業開始後すぐに打ち解け、良いチームワークで作業を進めていきます。各グループが、NPOの方の指導のもと、鎌で下草を刈ったり、小木をのこぎりで切り倒したりしました。

昼食では、地元で収穫された旬の野菜が入ったカレーと、宍塚の里で収穫した野菜やブラックベリーを頂きました。豊富な緑に囲まれ、青空の下でとる食事は、里山の恵みを感じる良い機会です。

昼食後、午後の活動では、さらに林を分け入った敷地での作業です。腰の高さまである草を刈り、枯れてしまった大きな木の伐採を行いました。樹木の伐採を行う際は、NPOの方と協力し、互いに声を掛け合って安全に作業を行いました。里山保全という共通の目的をもって集まった参加者は、作業中も交流を深めて、チームワークを高めていき、予定よりも広い区画で下草刈りを完了させることができました。作業完了後は、日の光が多く差し込む、素晴らしい空間になりました。

作業前の様子

作業後の様子

■活動を通して

LIXILは、「森でeこと」の活動を通じて、生態系や自然を学び、土地特有の恵みや自然の厳しさを感じています。参加した従業員たちの環境に対する意識の高まりが周囲に伝わり、徐々に多くの事業所から参加者が集まる活動になりました。里山の保全活動を通じて地域との繋がりを深め、「きれいな水、うつくしい森、心ゆたかな未来」を子どもたちの世代につなげていく気持ちを育む活動を、これからも継続していきます。

2013年夏の活動概要

第9回 茨城県「森でeこと」 2013年7月20日 9:30〜15:20 くもりのち晴れ