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「省エネ基準」の改正に合わせ、プロユーザーさまと一般のお施主さま向けに
2種類のエコ住宅提案冊子を発行
〜一歩先行く省エネ住宅の考え方“パッシブファースト※1”を提案〜

2013年09月25日

※1:「パッシブファースト」とは、住宅の性能を、断熱、気密、通風、採光、日射遮蔽という自然環境に配慮した建物全体が持つ基本性能を優先する考え方です。「パッシブファースト」「Passive First」は、LIXILの登録商標です。

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、ビルダーさまなどプロユーザーさま向けの「自然をかしこく生かす、パッシブ ファースト」(全25ページ)と、一般のお施主さまを対象とした「ムリなくムダなく一歩先行く暮らしのご提案」(全21ページ)の、2種類のエコ住宅の提案冊子を2013年10月1日(火)より発行します。この2冊子は、2013年10月1日に施行される「平成25年 住宅・建築物の省エネルギー基準(以下、改正省エネ基準)※2」に向けて編集されており、当社の提唱する「自然の力を上手に使い、快適に生活する」新しいエコ住宅の概念“パッシブファースト”をテーマに構成しています。

※2:非住宅の基準は2013年4月1日、住宅の基準は2013年10月1日に施行。

▲LIXILのエコ住宅づくりの提案冊子 表紙
左:「自然をかしこく生かす、パッシブファースト」(プロユーザーさま向け)
右:「ムリなくムダなく一歩先行く暮らしのご提案」(一般のお施主さま向け)

「改正省エネ基準」で新たに採用された指標の「一次エネルギー消費量※3」は、住まいの省エネ性能を断熱性能だけでなく、家の中の設備機器を含めた住まい全体で評価します。

※3:「一次エネルギー消費量」 建築や住宅で用いるエネルギーを熱量換算した値。
ただし、電気については、電気そのものの熱量ではなく、発電所で投入する化石燃料の熱量を用いる。

プロユーザーさま向けの「自然をかしこく生かす、パッシブファースト」は、LIXILの考える住宅づくりのご提案や省エネ商品の紹介のほか、改正「省エネ基準」のポイントや低炭素建築物認定制度などを解説しています。一般のお施主さまを対象とした「ムリなくムダなく一歩先行く暮らしのご提案」では、お風呂やキッチンなど住まいの場所別に、ムダをなくすことで年間どれだけ節約できるかの試算や、普段通りに暮らしながら“ムリなくムダなく”快適性と省エネを両立できる商品などを紹介しています。

LIXILでは、今後も“パッシブファースト”の考えを中心に、省エネだけでなく、ムリなく快適に過ごせる住まいづくりを提案していきます。

<参考資料>

◆「住宅・建築物の省エネルギー基準(省エネ基準)」概要

「省エネ基準」は、第二次オイルショックが起こった昭和54年、エネルギーの無駄づかいを減らして石油依存度を下げることを目的に施行されました。その後、平成4年の改正で「新省エネ基準」に、平成11年の改正で「次世代省エネ基準」となり、平成25年に13年ぶりに改正されることとなりました。
これまでの「次世代省エネ基準」(平成11年改正)では、主に建物の断熱性能を評価していました。しかし、いくら窓や躯体の断熱性能を高めても、家の中の設備機器が省エネ型でなければ、住まい全体で使うエネルギーは効果的に減らすことができませんでした。
平成25年の改正では、新たに「一次エネルギー消費量」という指標が採用されました。外皮性能に設備性能等を加味した「一次エネルギー消費量」を基準とすることで、住まい全体の省エネ性能を評価して、燃費の良い家を増やすことを目指します。住宅の省エネ性能に“燃費の良さ”という明確な指標ができることで、ビルダーさまはプラン提案がしやすくなり、お施主さまにとっては住まいの比較検討がより簡単になるというメリットが期待できます。

◆ご案内

LIXILでは、改正省エネ基準、低炭素建築物認定制度の対象商品のデータや、低炭素建築物の申請時に必要となる証明書をご用意しています。
http://www.biz-lixil.com/service/law/lowcarbon/
(※ 改正省エネ基準施行にあわせ、10/1にリニューアル予定)

◆「自然をかしこく生かす、パッシブファースト」の特長

(プロユーザーさま向け、全25ページ)
住宅の断熱性能を高めながら、自然の力をとりいれたり遮断したりすることで、設備機器の使用を減らし環境負荷を少なくし、自然と設備機器の共存が可能になる家一棟丸ごとをご提案します。
「パッシブファースト」とは、住宅の性能を、断熱、気密、通風、採光、日射遮蔽という自然環境に配慮した建物全体が持つ基本性能を優先する考え方です。これをコンセプトに、パッシブ、アクティブ、 コントロールの3つの観点から分類した省エネ商品の紹介のほか、改正省エネ基準のポイント、低炭素建築物認定制度の解説、巻末資料に開口部、断熱材、換気設備、水回り設備の水栓金具、浴槽、太陽光発電システム、トイレ、カーテンなどの一次エネルギー消費量計算に必要となるデータの一部を掲載しています。

◆「ムリなくムダなく一歩先行く暮らしのご提案」の特長

(一般のお施主さま向け、全21ページ)
豊富なイラストで、省エネで暮らしやすい住まいを実現するために大切なポイントを紹介しています。また、お風呂や洗面所、 キッチン、トイレ、エアコンなど、住まいの部位別にムダ遣いしてしまいがちな行動を取り上げ、そのムダを解消すると年間でどれだけ節約になるか試算した結果を記載し、普段どおりに暮らしながら“ムリなくムダなく”快適性と省エネを両立できる商品をご提案しています。