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自宅における冬の寒さ対策と窓に関する意識調査
〜首都圏の主婦を対象に意識調査を実施〜

2013年10月23日

10月に入り、だんだん朝夕冷え込む季節となってきましたが、気象庁の長期予報によると、今年も「寒い冬」となる見込みのようです。住宅エコポイントや節電志向の高まりなどによって、冬場を快適にすごすための断熱リフォームが注目を集め、いまなおそのニーズは少なくありません。そこで今回、住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は首都圏に住む主婦520名を対象に、自宅における冬の寒さ対策と窓に関する意識調査を実施しました。

〜 主な調査結果 〜

■冬に快適と言われる室温18℃〜20℃と実際のエアコン設定温度に大きなギャップ!
自宅のエアコン設定温度、最も多かった回答は「28℃」!
高い室温設定にも関わらず、寒さ対策で靴下を履く人は約8割に上る。

冬場にエアコンを利用するかを尋ねたところ、全体の66.5%が「利用する」と回答した。また、「利用する」と回答した人にエアコンの設定温度を尋ねたところ、「28℃」と回答した人が最も多いという結果が得られた。一般的に冬の快適温度は18℃〜20℃と言われており、実際の設定温度との間に大きなひらきがあった。さらに、寒さ対策のために自宅室内で靴下を履くかを尋ねたところ、全体の80.2%が「履く」と回答しており、エアコンだけでは部屋がしっかりと暖まらず、足元の冷え込みも感じている様子がうかがえた。

■年齢が低い人は冷え性を自覚する一方で、靴下を履く時期が遅い!
年齢が高い人のほうが上手に足元の冷え対策を行う傾向に。

寒さ対策に靴下を履き始める時期を尋ねると、33.7%が「10月から」と回答し、28.5%が「11月から」と回答した。年齢別にみると、年齢が低いほど10月から履くと回答した人より11月からと回答した人の割合が高い傾向にあった。一方、冷え性を感じているかを尋ねたところ、全体の59.1%が「冷え性だと思う」と回答し、年齢別に見ると、年齢が低いほど「冷え性である」と感じている割合が高い傾向にあった。年齢が低い人は冷え性を自覚している一方で、靴下を履く時期が遅いというギャップが見られた。足元にたまる冷えた空気に対して、年齢が高い人のほうが早めに対策を行い、冷えを感じていないことがうかがえた。

■窓に求める性能は、全体の76.3%が「断熱性能」と回答。
窓に関する困りごとは「結露」が突出し、「冷える」が続く結果に。

窓に求める性能を尋ねたところ、「断熱性能」が76.3%でトップとなり、以下、「防犯性」(68.3%)、「安全性」(64.0%)が続いた。冬の暖房時に家から逃げる熱のうち、窓やドアの開口部を通るものは約58%と言われており、窓の断熱性を高めることが重要であることが浮き彫りになる結果となった。また、自宅の窓に関する困りごととしては、「結露」と回答した人が61.2%で突出して多く、以下、「冷える」(36.3%)、「掃除が大変」(24.4%)が続いた。

■「ぬくもりのありそうなタレント」の男性1位は石塚英彦さん、女性1位は綾瀬はるかさん

「ぬくもりのありそうなタレント」を尋ねたところ、男性では、1位が石塚英彦さん、2位が西田敏行さん、3位が笑福亭鶴瓶さん、福山雅治さん(同数)であった。女性では、1位が綾瀬はるかさん、2位が柳原可奈子さん、3位は吉永小百合さんという結果となった。
2009年に行った同様の調査では、男性1位が西田敏行さん、2位が石塚英彦さん、3位がつるの剛士さん、女性1位がベッキーさん、2位が松嶋菜々子さん、上戸彩さん(同数)で、今回の調査結果と比較すると女性タレントの順位に大きな変化があった。

■調査の概要

調査方法 インターネット調査
対象エリア 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県
調査対象 20代から60代の主婦(既婚女性)
サンプル数 520名 (各年代、マンション・一戸建てそれぞれ52サンプル)
調査実施期間 2013年9月20日(金)〜2013年9月22日(日)
調査実施機関 株式会社マクロミル

■調査結果サマリー

Ⅰ.住まいの寒さ対策について

Ⅰ-1.自宅で寒いと感じるところ、マンション居住者は「玄関」「寝室」「北側の部屋」との回答に 対して、一戸建て居住者は「風呂」「トイレ」「玄関」と回答。
理由は「北側だから」「日差しが入りにくいから」が多数。

マンション居住者と一戸建て居住者それぞれに対して、自宅の中で最も寒い場所とその理由を尋ねたところ、マンション居住者で最も多かった回答は「玄関」で、以下「寝室」「北側の部屋」「風呂」「台所」が続いた。一方、一戸建て居住者で最も多かった回答は「風呂」で、以下「トイレ」「玄関」「洗面所」「脱衣所」が続き、一戸建てとマンションに異なる回答が得られた。

さらに、それぞれについてなぜその場所が寒いと感じているかを尋ねたところ、「北側だから」「日当たりが悪いから」「暖房がないから」が共通した理由として挙がった一方で、一戸建ては「風呂の窓が大きくとってある」、マンションは「玄関のドアの新聞受けからすきま風が入る」など、それぞれの住宅事情の違いからと思われる理由も見られた。

Ⅰ-2.寒さを防ぐために取り入れているものは「エアコン」が66.0%でトップ。
一戸建てでは「石油ストーブ」「ガスファンヒーター」「内窓」が比較的取り入れられる傾向。

寒さを防ぐために取り入れている商品を尋ねたところ、全体の約2/3が「エアコン」(66.0%)と回答し、以下、「ホットカーペット」(39.8%)、「ラグ」(36.9%)、「こたつ」(33.8%)が続いた。住宅タイプ別に見ると、「石油ストーブ」を使用している人は一戸建てでは40.0%だったのに対し、マンションでは12.7%しか使用していなかった。さらに、ガスファンヒーター(一戸建て:23.8%、マンション:8.1%)や内窓(一戸建て:20.0%、マンション:6.5%)など、住宅タイプによってひらきのみられる商品があった。

Ⅰ-3.冬場のエアコンの利用状況、20代で利用率が高い傾向に。

冬場のエアコン利用状況を尋ねたところ、全体の約2/3(66.5%)がエアコンを利用していることが分かった。年代別に見ると、マンション、一戸建てともに、20代でエアコンの利用率が高い傾向にあった。

さらに、冬場エアコンを利用していると回答した人に暖房の設定温度を尋ねたところ、平均の設定温度は24.7℃であった。具体的な設定温度としては、「28℃」(21.4%)、「25℃」(13.6%)、「20℃」(11.6%)が多く挙がった。住宅タイプ別に見てみると、比較的マンションのほうが、設定温度が高い傾向にあった。

Ⅰ-4.自宅での寒さ対策に靴下を履く人は8割に上る。
全体の1/3以上が靴下を履き始めるのは「10月から」と回答。

寒さ対策のために自宅室内で靴下を履くかを尋ねたところ、全体の80.2%が「履く」と回答した。さらに、靴下を履き始める時期については、「10月から」が33.7%、「11月から」が28.5%という結果となった。住宅タイプ別に見ると、一戸建ては「10月から」(38.1%)と回答した人が最も多かったのに対し、マンションは「11月から」(31.9%)が最も多く、一戸建てに住む人のほうが早く寒さ対策を行っている様子がうかがえた。

また、回答者自身が冷え性であるかどうかを尋ねたところ、全体の59.1%が「冷え性だと思う」と回答した。年齢別で見ると、年齢が低いほど「冷え性である」と感じている割合が高い傾向にあった。靴下を履く時期の結果と比較すると、年齢が低い人は「冷え性である」と感じている一方で、靴下を履く時期が遅いというギャップが見られた。年齢が高い人は、足元対策をしっかり行い、冷えを感じていないことがうかがえる結果となった。

Ⅱ.自宅の窓に関する困りごとと窓に求める性能について

Ⅱ-1.窓に関する困りごとは「結露」が突出し、「冷え」が続く。

自宅の窓に関する困りごとを尋ねたところ、「結露」と回答した人が61.2%で突出して多く、以下、「冷える」(36.3%)、「掃除が大変」(24.4%)が続いた。住宅タイプ別に見ると、マンションのほうが一戸建てに比べて「結露」を挙げた割合が10%高かった。また、住宅の築年数別に見ると、「新築から5年未満」では「結露」と回答した人の割合が低かった。

Ⅱ-2.自宅の窓に求める性能は76.3%が「断熱性能」と回答。
一戸建てでは、マンションに比べて「防犯性」「安全性」を求める割合が高い。

自宅の窓に求める性能を尋ねたところ、「断熱性能」が76.3%でトップとなった。以下、「防犯性」(68.3%)、「安全性」(64.0%)、「防音性」(60.6%)が続いた。住宅タイプ別に見ると、一戸建ては、マンションに比べて「防犯性」「安全性」を求める割合が高かった。

Ⅲ.「ぬくもりのありそうなタレント」イメージについて

Ⅲ-1.「ぬくもりのありそうなタレント」の男性1位は石塚英彦さん、女性1位は綾瀬はるかさん

「ぬくもりのありそうなタレント」を尋ねたところ、男性では、1位が石塚英彦さん、2位が西田敏行さん、3位が笑福亭鶴瓶さん、福山雅治さん(同数)であった。女性では、1位が綾瀬はるかさん、2位が柳原可奈子さん、3位は吉永小百合さんという結果となった。

2009年に行った同様の調査では、男性1位が西田敏行さん、2位が石塚英彦さん、3位がつるの剛士さん、女性1位がベッキーさん、2位が松嶋菜々子さん、上戸彩さん(同数)で、今回の調査結果と比較すると女性タレントに大きな変化があった。

<ご参考:冬の断熱について>

今回の意識調査では、窓に関する困りごとについて、多くの人が、窓の断熱性に関わる「結露」や「冷え」を挙げるという結果が得られました。また、冬の住まいでは、エアコンの設定温度を28℃と高めの設定にしているにもかかわらず、約8割が足元の冷え対策を行っていることが明らかとなり、部屋全体においても断熱が進んでいない様子がうかがえました。

LIXILでは、断熱リフォームで快適な冬をサポートしています。

■ 冬の断熱効果 〜まずは「窓」!さらに「部屋全体」の断熱を!〜

①窓を断熱することで、窓付近の寒さと結露発生が軽減できる

一般住宅において、熱の出入りが最も多いのは、窓やドアなどの開口部です。冬の暖房時に家から逃げる熱のうち、窓やドアの開口部を通るものは約58%と言われています。まずは一番の弱点である窓の断熱性を高めることが効果的です。また、窓表面温度が上がると、結露発生の軽減にもつながります。

②さらに部屋全体を断熱することで、足元はもちろん、部屋のすみずみまで快適に暖まる

家の断熱性が低いと、外壁や窓で冷やされた空気が床付近にたまり、室温と床付近温度の差が大きくなります。断熱によって室内の「温度ムラ」が改善され、足元の冷え込みが解消されます。

③エアコンだけで部屋全体がしっかり暖まる

家の断熱性が低いと、外に逃げる熱が多くなるため、エアコンを運転しても部屋全体がなかなか暖まらず、エアコンの設定温度と室温との差が大きくなります。また、断熱性が低い家では壁や床の表面温度が低く、人はその影響(冷輻射)を受け、室温よりも寒く感じます。断熱を行うことによってエアコンの効きがよくなり、室温とほぼ同じ体感温度を得ることができます。

④部屋の保温効果が高まるので、朝の冷え込みが軽減できる

断熱によって夜エアコンを停止し、朝エアコンをつけるまでの熱の逃げ方も変わります。熱の逃げる速さがゆっくりになり、朝の冷え込みが改善されます。

⑤暖房効率がアップして、電気代が削減できる

同じ室温を保ちながら、エアコンの消費電力を削減できます。より少ないエネルギーで快適な室温を実現できます。

■ 冬の節電・寒さ・結露対策に!内窓『インプラス』『インプラスウッド』

「インプラスウッド」施工例

窓を中心とした開口部は、家の中で最も熱の出入りが大きく、冬の暖房時には約58%の熱が開口部から逃げ出してしまうといわれており、窓の断熱性を高めることは、住まい全体の断熱性能を高める重要なポイントになります。

現在の窓はそのままに、室内側に樹脂製内窓を取り付けるだけで、結露や騒音などの様々な問題緩和や、高い断熱効果を発揮し、無理な我慢をしない冬の節電対策に大きく貢献します。戸建住宅からマンションまで幅広くお使いいただけるうえに、1窓あたり約1時間という簡単工事で、住みながらリフォームができます。

■ “一部屋単位”で手軽にお部屋の窓、壁、床を断熱化する新発想工法『ココエコ』

「ココエコ」イメージ

従来と異なり、家全体ではなく"一部屋単位"のエコリフォームで、3日から1週間という短い工事期間かつ手頃な価格で断熱性能を高めることができる新発想の工法です。防音・断熱内窓「インプラス」と、真空断熱材を採用した断熱パネル「ウォールインプラス」「フロアインプラス」で部屋を断熱化できます。今ある『窓』『壁』『床』の内側に取り付けるだけで、住みながら断熱リフォームが簡単にできます。

<ご参考> 従来の一般的な工法との比較

■ 自宅の寒さの状態、原因が一目でわかる!『ココエコ診断』

今お住まいの家の断熱性能と、リフォーム後の断熱性能を事前に数値で比較することができるシミュレーションソフトです。「ココエコ診断」は、「ココエコ」の効果を、数値・グラフ・サーモグラフィ画像などで、わかりやすく“見える化”します。家の中と外の温度差が大きくなる11月から3月の測定で、実際に今お住まいの家の断熱性能を測定し、リフォーム前後の総合断熱性能を比較できるほか、①体感温度、②足元の暖かさ、③窓の結露、④部屋の保湿力、⑤冷暖房費という5項目の比較診断結果を診断書としてまとめます。この診断書をリフォーム工事前に確認することで、リフォーム後の効果をより明確にご理解いただいたうえで、工事の検討をしていただくことができるようになります。