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定流量弁を搭載、水勢調整が簡単な「フラッシュバルブ」を新発売
〜「かんたんアジャスト」で1台当たりの調整時間を約4分から約10秒に短縮〜

2014年01月31日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、水勢調整が簡単にでき、施工時間を大幅に短縮する「かんたんアジャスト」を搭載した定流量弁付 「フラッシュバルブ」を、2014年2月3日より発売します。

左から:水勢調整が簡単な「フラッシュバルブ(手動)」と「フラッシュバルブ(自動)」の施工例

通常、フラッシュバルブを施工する際には、給水圧力が現場で異なるため、 洗浄を繰り返しながら止水栓の水勢調整スピンドルを調節しなければならず、水勢の調整に時間がかかります。 新たに発売する「かんたんアジャスト」を搭載した「フラッシュバルブ」は、給水管内の圧力変動を吸収し 、水勢を一定に保つ定流量弁を備えているため、水勢調整は洗浄水量を設定したあと止水栓を全開にするだ けでよく、これまで1台あたり4分かかっていた調整時間を約10秒に短縮し、作業効率向上に大きく貢献します。 ※手動フラッシュバルブでは業界初の搭載(2014年1月現在、自社調べ)

また、トイレ設置台数が多い商業施設やオフィスなどでは、複数のトイレの同時 使用により圧力が変動した際に洗浄水勢に強弱が発生し、水の勢いが弱すぎる場合に起こる洗浄不良や、反対に強 すぎる場合に起こる飛沫などの問題がありました。この現象に対しても、定流量弁が圧力変動を吸収し、常に安定 した洗浄水量を確保します。

LIXILでは、パブリックトイレをさらに進化させることで、公共施設や学校、 病院などのトイレ空間をより快適にしていきます。

<参考資料>

■商品特長

1.定流量弁付「フラッシュバルブ」の特長

1.「かんたんアジャスト」で調整時間を大幅に短縮

定流量弁付「フラッシュバルブ」に搭載された「かんたんアジャスト」は、 水勢調整が簡単にでき、施工の際の調整時間を大幅に短縮する機能です。給水の圧力変動を吸収し、 水勢を一定に保つ定流量弁を搭載しているため、水勢調整は止水栓を全開にするだけでよく、これまで1台あたり 4分かかっていた調整時間を約10秒に短縮します。

※手動フラッシュバルブでは業界初の搭載(2014年1月現在、自社調べ)

<取付時の調整時間の比較>

2.「定流量弁」が洗浄水量を自動で調整

「フラッシュバルブ」は、本体部、ユニオン部と止水栓部の3つの部品で構成されていま す。今回このユニオン部に水勢を一定に保つ「定流量弁」を新たに搭載しています。「定流量弁」は、水圧が低く なると水路を広くし、水圧が高くなると水路を狭くする働きをします。それにより便器の洗浄に適した最適な水勢に 自動で調整されます。
また「フラッシュバルブ」内のゴミつまりなどの処理を低減するために、止水栓部に「ストレ ーナー」を搭載しています。

「定流量弁」と「ストレーナー」の機構を新たに搭載した「フラッシュバルブ 」の構造図(イメージ)

3.「定流量弁」により圧力変動が生じても安定した水勢を確保

複数のトイレの同時使用や昼夜の圧力変動を定流量弁が吸収し、常に安定した 洗浄水量を確保します。商業施設やオフィスなど設置台数の多い建物でも、飛沫・洗浄不良が起こりません。

※水圧が必要水圧範囲内(流動時0.07〜0.75MPa) にあることが前提となります。

※組み合わせる便器により流動圧0.5MPa以上の時 、水勢調整が必要になることがあります。

▲定流量弁のメカニズム

■価格

定流量弁付「フラッシュバルブ」

■発売日/発売地域

2014年2月3日/全国