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“一部屋単位”の手軽な新発想断熱エコリフォーム
「ココエコ(ウォールインプラス)」をモデルチェンジし発売開始
〜石こうボード付きパネル仕様により、最短1日のスピード施工が可能に〜

2014年05月28日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、“一部屋単位”で断熱リフォームができる新発想の工法「ココエコ」について、 リフォームに使用する断熱パネル「ウォールインプラス」のモデルチェンジを行い、対象エリアを省エネ基準 (平成25年基準)地域区分4地域(旧V地域)以南の国内全地域に拡大の上、2014年6月1日(日)より販売開始します。

「ココエコ」は、「暖房しても足元が暖まらない」、「夏の西日が強くエアコンの効きが悪い」 といった住まいの困りごとを解決する、LIXILの新発想リフォーム工法です。防音・断熱内窓「インプラス」に加え、 厚さ215mm の一般的な断熱材(グラスウール16kg)の断熱性能に相当※1 する、“厚さ12mm の真空断熱材”を採用した断熱パネル「ウォール インプラス」(パネル厚 30mm)「フロア インプラス」 (パネル厚15mm)を使用し、窓・壁・床の断熱リフォームが、部屋の内側から“一部屋単位” で簡単にできるのが特長です。

※1)JIS A 1412-2 HFM法の測定値による比較

今回のモデルチェンジでは、断熱パネル「ウォールインプラス」を、 断熱性能や価格はそのままに、石こうボードと真空断熱材が一体化したパネル仕様(パネル厚30mm)としました。 これにより、従来必要だった石こうボードの施工工程を省くことができ、これまで早くても3 日はかかっていたリフォーム工事を、最短1日で実施することが可能となりました。また施工は、 接着剤を使用してパネルを壁に圧着するだけの簡単施工のため、現場加工やビス留めの手間がほとんど不要となりました。 そのため、お施主さまは隣室にいても騒音や粉じんをほとんど気にすることなく、お過ごしいただくことができます。

また事前の採寸や割付の必要がない、その場でカットして使用する「規格パネル」 も新たにラインアップしています。

「ココエコ」でのリフォームにより、部屋の断熱性能が高まることで、 年間の冷暖房費を最大約30%削減※2することができます。窓や壁の結露も起こりにくくなり、 カビやダニなどの発生も抑え、より健康的な空間にすることができます。

※2 「ココエコ」で断熱リフォームした部屋を対象とし、熱付加計算プログラム 「SMASH」((財)建築環境省エネルギー機構)を用いて、リビングにおける年間冷暖房削減効果を算出

LIXIL では、今回のモデルチェンジで、日本のストック住宅において「ココエコ」 の更なる普及を図り、住宅の省エネ化、節電問題、さらには住まう人の快適で健康的な暮らしの実現に大きく 寄与していくことを目指します。

【参考資料】 

■「ココエコ(ウォールインプラス)」モデルチェンジ概要

1.石こうボード付きパネル仕様の簡単施工

石こうボードと真空断熱材が一体化した厚さ30mmのパネル仕様とすることにより、 従来必要だった石こうボードの施工工程をなくし、接着剤で既存壁に固定するだけの簡単施工となりました。

2.施工性が大幅向上し、最短1日でのスピード施工が可能に

既存の壁にウォールインプラスを貼付け、その上からクロスを貼るだけの簡単施工なので、 最短1日での断熱リフォームが可能となります。また工事にともなう騒音や粉じんもほとんど出ないので、 お施主さまは家の中でくつろぎながら、工事の完成を待つことができます。

<施工の流れ>

部屋条件:戸建2階、7畳、はき出し窓1箇所、腰窓1箇所
施工箇所:壁2面、天井ブローイング、インプラス

3.現場で加工できる規格サイズ仕様をラインアップ

既存のジャストカットパネルの他、事前の採寸や割付の必要がない、 その場でカットして使用する「規格パネル」も新たにラインアップしました。

4.対象エリアを拡大し、省エネ基準(平成25年基準)地域区分4地域(旧Ⅲ地域)以南でも取扱い開始

パネルの性能向上や、仕様条件の追加により、今まで対象外だった省エネ基準 (平成25年基準)地域区分4地域(旧Ⅲ地域)の国内全地域でも取り扱いを開始します。

■「ココエコ」の節電効果

1.夏場のエアコン効率の向上

「ココエコ」で部屋の断熱性が高まるので、外から熱気が入りにくくなり、 エアコンの効きが良くなります。実験によると、リフォーム前に比べてリフォーム後では、同じエアコン設定で室温が 2.5℃も下がりました。エアコンの設定温度を2〜3℃上げても快適に過ごせます。また、断熱効果によって、 冷房を止めた後も涼しさが長持ちします。もちろん、冬場の暖房効率も良くなり、 年間を通して部屋の快適な温度を保ちます。

注1)掲載データは、一定の仕様・条件下での測定の一部であり、住宅の仕様・生活スタイル・立地条件・ 測定条件等によっては異なったデータとなる場合があります。

2.冷暖房費が節約

エアコンの効率がよくなることで、冷暖房の使用を抑えて電気の使用量を削減します。
「ココエコ」で断熱リフォームした部屋を対象に、年間の冷暖房費が最大で約30%ダウン、14,010 円の節約になる試算です。

注2)「ココエコ」で断熱リフォームした部屋が対象です。 注3)熱付加計算プログラム「SMASH」((財)建築環境省エネルギー機構)を用いて、 リビングにおける年間冷暖房削減効果を算出 (諸条件は、Web( http://tostem.lixil.co.jp/lineup/kouhou/cocoeco/function/f_02.htm )にて公開)

(補足)夏場の消費電力量 削減効果

エアコン運転開始後1.5時間の限定的な消費電力量の測定データの比較ですが、 リフォーム後の試験条件の方が元の室温が約2℃高いという条件にも関わらず、 約24℃まで下げる時間は変わらず、さらに消費電力量も低い結果となりました。

注4)測定物件:埼玉県A邸、測定期間:改修前 2011年7月27日・ 改修後2011年8月28日、エアコン運転時間/外気温推移:改修前 11:00〜12:30/28.0℃→28.5℃・改修後 11:30〜13:00/27.8℃→29.0℃