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優れたデザインと暮らしをより快適にする機能を兼ね備えた
4商品が「2014年度グッドデザイン賞」受賞

2014年10月08日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社: 東京都千代田区、社長:藤森義明)では、住まいに調和するデザインと暮らしをより快適にする機能を兼ね備えた4商品が、公益財団法人日本デザイン振興会(略称:JDP)が主催する「2014年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

<LIXIL受賞商品一覧>

システムキッチン「サンヴァリエ〈アレスタ〉」

エアクリーニングウォール「エコカラットプラス」

窓枠「カーテンレール付窓枠」

室内建具「グランドライン ラフィス」

本年度は、“お手入れ、収納・作業性、デザイン”というキッチン3大価値を進化させたシステムキッチン「サンヴァリエ〈アレスタ〉」、季節を問わず快適な湿度に調湿し、さらに気になる臭いや有害な物質も低減し、さらに清掃性も向上したエアクリーニングウォール「エコカラットプラス」、業界で初めて窓枠とカーテンレールを一体化した「カーテンレール付窓枠」、建具枠を最小限にし、シンプルで上質なデザインを追求した室内建具「グランドライン ラフィス」の全4商品が受賞しました。

LIXILでは、豊かで快適な住生活の未来に貢献するため、今後もデザインと機能を両立させた商品の開発に努めていきます。

<参考資料> 受賞商品と評価コメント

■システムキッチン「サンヴァリエ〈アレスタ〉」

「キッチンから暮らしを楽しむ」をテーマに、機能やデザインをさらに充実させたシステムキッチンです。ワイドサイズの「ひろびろシンク」や、調理後のお掃除をラクにした「よごれんフード」「くるりん排水口」、男性の家事参加の増加を背景とし、家族みんなが楽しくお手伝いできる「対面キッチンユニット」など、お客さまのこだわりに応える機能をご用意しています。また、空間や機器との調和を大切にし、トータルにデザインすることで、統一感があり、美しいキッチンを実現します。

<グッドデザイン賞評価コメント>

キッチンが細部から空間にコミットするところまでデザインされているところを評価。背景に現在のライフスタイルを徹底調査し、夫婦の目線に応えようとしている。特にキッチンのお手入れには細部にわたって提案が行き届いている。キレイを持続することは、日々気持ち良く生活できるということ。キッチンは家の中心であり生活の中心であるから、日々気持ち良く暮らしたいと誰もが願っている。「キッチンから暮らしを楽しむ」というテーマに共感している。

■エアクリーニングウォール「エコカラットプラス」

「エコカラットプラス」は、家と空気を美しく整えるインテリア壁材です。日本の気候と相性のよい土壁をルーツに持つ多孔質セラミックスが、季節を問わず快適な湿度を保ち、気になるニオイやシックハウス症候群の原因ともなる有害物質も低減します。「湿気」「ニオイ」「有害物質」を吸着する従来の性能を向上させながらも、「湿気は通すが水や汚れは通さない」という性質を両立させたことにより清掃性が向上しました。これにより住宅だけでなく、福祉施設や病院、水まわり空間といった様々なシーンで上質な空気とインテリアを提供できます。

<グッドデザイン賞評価コメント>

ついにお手入れができるようになった。15年前から発売されているエコカラットは、マットな表情と優れた機能性をGマークでも評価していたが、その後の製品は、機能の向上とバリエーションが増え続ける傾向だったが、なかなかメンテナンスの提示が難しかった。水を吸い込む素材の性質上、水拭きには不向きであった。今回の新製品エコカラットプラスは、表面を二層にし、水や汚れが入り込みにくい構造にすることをついに成功させた。特別な技術や機械を使わずに、日々の拭き掃除でお手入れが楽にできるようになった。企業の開発努力を高く評価したい。

■窓枠「カーテンレール付窓枠」

カーテンレールと窓枠が一体になった商品です。窓枠とレールが一体化し、レール上部が塞がれた構造のため、一般的な金属性のカーテンレールに比べ、熱の流出入を抑えることができ省エネに効果があるだけでなく、清掃性が向上しています。また、車輪のないカーテンリングランナーを採用したことにより、カーテンの開閉音を従来品より抑えています。さらにお子さまのぶら下がりによる落下事故を防ぐため、耐荷重30kgの剛性ある構造を実現しています。

<グッドデザイン賞評価コメント>

カーテンレールよりも薄型カーテンボックスと考えると非常にコンパクトに仕上がっている。窓枠との相性も良く配慮されている点はかなり評価出来る。窓際の重々しさは、これによりスッキリと収まり、窓際空間の新しい可能性も拡がるのではないだろうか?

■室内建具「グランドライン ラフィス」

建築への納まりを一から見直した室内建具シリーズです。壁と建具の境界となる、建具枠と部品を可能な限り排除し、施工は従来と同じ工程を両立した量産化のドア、引き戸、クローゼットです。見附、飛び出しが共に5mm以下のライン枠の開発により、壁と同化したように見える建具を実現しました。また、建具本体においても、レバーハンドルの一体化、採光部の廻し縁レス、といった“生活に不必要なパーツのレス化”という一貫したコンセプトで仕上げています。

<グッドデザイン賞評価コメント>

建具枠を最小限に。製品としては初めてでは無いだろうか。住宅設計時にシームレスな壁からの収まりを希望する設計者は多い。建具の存在がインテリアとしてどれだけ大きな影響を生み出すか?計り知れない。建具から空間を見た時、壁に対する認識と壁を面白く作る隙間が生まれることになる。枠の可能性から空間全体への可能性を広げている。

※ 2014年10月31日(金)〜11月4日(火)、東京ミッドタウンで開催されるグッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビション2014」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)で受賞作品が紹介される予定です。

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、1957 年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は39,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。