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【LIXIL住生活財団】“House for Enjoying the Harsh Cold ──厳しい寒さを楽しむ家”をテーマに、
サステナブル建築の提案を世界の大学から募るコンペティション
「第5回LIXIL国際大学建築コンペ」開催

2014年11月25日

住宅・建材産業に関する調査・研究及び、人材育成等の事業に対し助成・支援する公益財団法人LIXIL住生活財団(所在地:東京都江東区、代表:理事長 潮田洋一郎、以下LIXIL住生活財団)は、次世代のサステナブル建築の技術を模索・検証し、地球社会にその技術を発信することを目的に「第5回LIXIL国際大学建築コンペ」の開催を決定しました。

「第5回LIXIL国際大学建築コンペ」は、「House for Enjoying the Harsh Cold ──厳しい寒さを楽しむ家」をテーマに、サステナブル建築の提案を世界各国の指名大学から募ります。最優秀案に選ばれた大学は、北海道大樹町にある研究施設「メム メドウズ」内の敷地に、その建設までを行います。

また、参加大学は環境をテーマとした研究やスタディなど、設計段階から竣工に至るまでの過程をコンペ公式Facebookにて公開していきます。

(facebook: https://www.facebook.com/LIXIL.IUAC)

第4回コンペ最優秀校
カリフォルニア大学バークレー校/「NEST WE GROW」
(2014年11月竣工)

第5回LIXIL国際大学建築コンペ

課題:House for Enjoying the Harsh Cold(厳しい寒さを楽しむ家)
北海道大樹町の冬は寒く、閉ざされます。そうした自然の寒さや煩わしさも、建築やライフスタイルを考えることでポジティブにすることができます。寒い中でコートを着て星空を眺めたり、サウナから極寒の湖に飛び込むフィンランドのもてなしや、日本のお風呂など、各地には機器に頼らないサステナブルな楽しみ方があります。大樹町には美しい水や美しい緑が、厳しさとともにあります。それを人工素材を使って実現してはどうだろうか。素材のローカリティにとらわれず、今考えられる建築を考えてください。断熱は否定しませんが、原始時代から人類が親しんできた焚き火や、スチームに蒸気が通る音などのわくわくした要素を取込むなど、短期間でよいので、大樹町の環境を楽しむための施設を考えてください。

■審査委員:

隈研吾(審査委員長、建築家、東京大学教授)
野城智也(工学博士、東京大学副学長、東京大学生産技術研究所教授)
デイナ・バントロック(建築家、カルフォルニア大学バークレー校環境デザイン学部建築学科教授) 

■参加大学

イエール大学(アメリカ)  
ミラノ工科大学(イタリア)
マドリッド高等建築大学(スペイン)
イスタンブル工科大学(トルコ)
チュラロンコン大学(タイ)
オスロ建築デザイン大学(ノルウェー)
東京農業大学(日本)
パリ・ラ・ヴィレット建築大学(フランス)
東京工業大学(日本)
他      (予定)

■スケジュール

2014年11月22日 公開テーマ討議
(Ustreamにて配信:http://www.ustream.tv/channel/lixil-iuac141122
22015年3月20日 コンペ案提出締切
     4月初旬 1次審査:3チーム選出
     4月21日 2次審査:最優秀案選出→建設プロセス
     11月 最優秀案竣工

【主催】公益財団法人 LIXIL住生活財団
【共催】株式会社LIXIL(総合研究所)
【公式サイト】http://www.lixiljsfound.or.jp/category/1835715.html
【公式Facebook】https://www.facebook.com/LIXIL.IUAC