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LIXILとGROHE Groupが、共同で
 DAWN社の水まわり部門の株式を取得
〜 南アフリカにおける、水栓金具・衛生陶器のマーケットリーダーへ 〜

2014年07月02日

株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明、以降 LIXIL)は、同社の関連会社である GROHE Group (グローエグループ) S.à r.l.(本社:ルクセンブルグ、社長:David Haines、以降GROHE社)と共同で新設した合弁会社を通じ、Distribution & Warehousing Network Limited(本社:ヨハネスブルグ、社長:Derek Tod、以降DAWN社)の子会社(水栓金具・衛生陶器等の水まわり製品の製造・販売)の株式の51%を取得することに合意しました。なお、株式の取得は2014年秋頃を予定しています。

DAWN社の水栓金具・衛生陶器等の水まわり製品は、年間約154億円※1(約110百万ユーロ)の売上高があり、前年比約10%の成長率を実現し、南アフリカの衛生陶器市場で大きなシェアを獲得しています。(※1: 上記の円表示は、1ユーロ=140円で計算しています。)

今回の合弁事業契約により、LIXILは南アフリカで水栓金具・衛生陶器等の水まわり製品事業のマーケットリーダーになり、同国での生産設備を確保するだけでなく、DAWN社のネットワークを駆使し、更なるアフリカ市場展開を目指します。

LIXILグループは、「住生活産業におけるグローバルリーダーとなる」という経営VISIONを掲げており、世界規模でビジネスを拡大しています。2011年にハイエンドのカーテンウォール事業を手掛けるPermasteelisa社 (本社:イタリア)を、2009年及び2013年に衛生陶器等の製造・販売を手掛けるAmerican Standard Asia Pacific (本社:中国)及びAmerican Standard Brands(本社:アメリカ)をそれぞれ取得しました。2014年には、株式会社日本政策投資銀行との共同投資でGROHE 社の発行済み株式の87.5%を取得し、持分法適用関連会社としています。本件もこうした世界規模での成長に向けた戦略の一環です。

■ Distribution & Warehousing Network Limitedについて

DAWN社は、南アフリカおよびアフリカの主要各国とモーリシャス共和国において、水栓金具・衛生陶器等の水まわり製品の製造・販売、およびソリューション、インフラ整備などを手掛けています。同社は南アフリカのヨハネスブルグ証券取引所に上場しています。なお、今回の取得ブランドには、COBRA、ISCA、VAAL、LIBRA、PLEXICORが含まれています。

<会社情報> http://www.dawnltd.co.za/

■ GROHE Group S.à r.l.について

GROHE社は、ドイツを中心に欧州で最大規模を誇る水栓金具のリーディングカンパニーで、浴室・キッチン用水栓金具で最も認知度の高いブランドの一つです。現在は欧州を中心に、世界約130か国以上で販売されており、中国ではその子会社であるJoyou社で事業展開しています。従業員は約9,300人で、価格帯やデザイン性が異なるGROHE®、GROHE Professional®、GROHE SPA®、Joyou®ブランドを展開しています。LIXILと株式会社日本政策投資銀行が2014年1月に、発行済み株式の87.5%を共同で取得し、LIXILの関連会社になりました。

<会社情報> http://www.grohe.com/jp/ 及び http://www.grohe.com/