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LIXIL 「森でeこと(もりでいいこと)」 茨城
春の活動を実施
茨城県内の生産拠点が中心となり、周辺事業所や家族、
地域の人びとと共に、里山保全活動を継続しています。

2014年06月19日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、 2014年6月14日(土)茨城県土浦市宍塚にて、「森でeこと」茨城を開催しました。三重県、長野県、茨城県の3ヵ所で展開している 「森でeこと」は、LIXILが継続している森林保全のための自主参加のボランティア活動です。 6月7日に実施した長野県下伊那郡阿智村の森林保全に続き、14日は茨城県土浦市にある里山の湿地を整備しました。

大きな池や豊かな緑を有する宍塚の里山

茨城県内に多くの生産拠点を有するLIXILは、地域に根付いた、そして開かれた企業を目指し、 工場周辺にお住まいの方々や学校関係者などと積極的に交流しています。また、工場敷地内の緑化の取り組みとして、地域・ 風土にあった樹木を植樹・管理しています。

社員が環境について考える機会のひとつである「森でeこと」茨城では、 土浦市宍塚を中心に活動を展開する認定NPO法人「宍塚の自然と歴史の会」と共に里山の整備・保全を進めています。 この里山は約100haにわたる豊かな自然に加え、周囲には貝塚も残っている歴史ある場所です。LIXILは、 この環境を子どもたちに残そうというNPOの考えに共感し、2007年に活動をスタートしました。里山の保全は定期的な草刈や間伐、 湿地の整備など地道な作業の連続ですが、私たちは今後も定期的な活動を継続し、宍塚の里山を守っていきます。

「森でeこと」茨城の参加者は、茨城県内の事業所やグループ会社の社員にとどまらず、 この活動に賛同した他企業にも広がっています。11回目となる今回は、総勢74人で活動しました。

晴天に恵まれた14日は、参加者が4班に分かれて作業をしました。ぬかるんだ湿地にくるぶしまでつかりながら、 アシカキを刈り取ります。湿地の中に手を伸ばして、根を鎌で切り取りました。炎天下での作業でしたが、 各班で声を掛け合いながら作業を進め、一面に広がるアシカキの刈り取りを完了しました。90分の作業後は、 整備された湿地を眺めて達成感を得ることが出来ました。

水草が生い茂る作業前の湿地

作業後の湿地は達成感を感じる仕上がりに

昼食には里山で採れた食材も使用する

関東統括工場
筑波工場 品質管理課
岩室昌章(いわむろ まさあき)

2011年の秋から活動に参加し、今回で6回目になります。もともと自然と触れ合うことが好きで、 どのような形であっても山や川などの保全に関わりたいと思っていたので参加を始めました。里山の保全作業を通じて、 日々の業務では出会うことができない社員や地域の方々と、達成感を共有できることが非常に心地よく、参加を続けています。 私たちが保全に参加している里山は、つくば市の中心部に近く、周りでは都市化が進んでいます。しかし、 ここに一歩足を踏み入れると、沼地や田んぼが広がり、日常を忘れられる空間になっています。周辺には遺跡群もあり、 「昔はここでどのような暮らしをしていたのかな」と想像しながら作業できるのも、魅力のひとつだと思っています。

自然を放置することは良くないですが、手を加えすぎることで生態系が乱れたり、 外来種が増えたりすることもあります。里山を守っていくには、適度に人の手を加えなければなりません。 作業を通して里山保全の意義を感じる参加者が少しずつでも増えていくと嬉しいです。

第11回 「森でeこと」茨城  2014年6月14日(土) 9:30〜13:45 晴れ

活動場所 茨城県土浦市宍塚
作業内容 湿地の再生活動
参加者概要
全74人
社内参加者 56人 筑波工場、下妻工場、土浦工場、他
社外参加者 18人 社員の家族、認定NPO法人「宍塚の自然と歴史の会」
サラヤ株式会社、東京サラヤ株式会社