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サービス付高齢者向け住宅のトイレや学校のトイレ改修に最適な
「パブリック向けタンク式便器」新発売
〜限られた空間でも広々使えるコンパクト仕様。大洗浄5Lの超節水仕様で環境にも配慮〜

2015年06月16日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、コンパクトな仕様でリフォームにも対応し、サービス付高齢者向け住宅のトイレや学校のトイレ改修に最適な「パブリック向けタンク式便器」を2015年7月1日より発売開始します。

「パブリック向けタンク式便器」(左:掃除口付 右:掃除口なし)の施工例

近年、パブリックトイレでは、維持管理のしやすさが重視され、タンク式トイレの需要が高まっています。また、公共のトイレ空間では、設置される施設によって介護動作ができる広いスペースの確保や、和式から洋式便器へのリフォーム、環境に配慮した節水機能など、さまざまなニーズへの対応が必要となってきました。LIXILでは、このようなニーズにお応えする「パブリック向けタンク式便器」を新たに発売します。

※駅や高速道路のSA等のトイレのように、連続使用が頻繁に行われているところは除きます。

「パブリック向けタンク式便器」は、前出寸法が725mmと、従来品から65mm小さくなったコンパクトな仕様です。限られた空間でもスペースを広く取れるので、サービス付高齢者向け住宅への設置にも最適です。また、リフォーム用として、排水芯を200mm〜510mmの範囲で調整できるワイドアジャスターを搭載した仕様をご用意しました。これにより多くの既設床排水便器からの交換が、既設排水管をそのまま利用しながら可能となり、特に学校などの施設で需要のある和式から洋式便器へのリフォームが容易に行えるようになりました。なお、「パブリック向けタンク式便器」は、大洗浄5L、小洗浄3.8Lの「超節水ECO5トイレ」です。従来品と比較し約68%の節水を実現し、環境にも配慮しています。

さらに、異物によるつまりに配慮して、掃除口付の便器も用意しています。新規構造の掃除口により視認性と作業性が向上しています。

LIXILでは、パブリックトイレをさらに進化させることで、高齢者住宅や学校、病院などのトイレ空間をより快適にしていきます。

<参考資料>

■商品特長

1.コンパクトな設計で限られたスペースを広く使える

前出寸法は、従来と比較し65mmコンパクトになった725mmで、従来品よりも空間を広く使えます。0.4坪でも高齢者配慮等級「等級3」に該当します。掃除口付の場合でも、便器中心から壁までの距離(掃除口側)が400mm以上あれば設置可能です。

【0.4坪の想定】1235mm×780mm
【等級3の条件】便器前方または側方に500mm以上確保すること

2.リフォームにも対応

リフォーム用として、排水芯を200mm〜510mmの範囲で調整できるワイドアジャスターを搭載した仕様をご用意しています。既設排水管を移設せずに、多くの既設床排水便器からの器具交換が可能となります。

3.超節水ECO5仕様で環境にも配慮

「パブリック向けタンク式便器」は、大洗浄5L、小洗浄3.8Lの「超節水ECO5トイレ」です。従来品(大13L)と比べ、約68%の節水を実現します。

【試算条件】男性600人が大1回/人・日、女性400人が大1回/人・日、小4回/人・日、年間稼働日数:265日、1回の使用で流す階数が男性1.5回、女性2.3回で算出。
【引用元】自社基準【単価】700円/m³(税込)

4.異物除去に便利な掃除口付も用意

異物によるつまりが発生する場合に配慮して、便器を取り外すことなく詰まった異物を取り除くことができる掃除口付も用意しています。従来品と比較し、掃除口の開口を拡大し、向きも前方上方に口を向けることで、視認性と作業性を向上させています。

5.お掃除のしやすさ、安全面に配慮

便器のフチを丸ごとなくした「フチレス形状」や、拭きやすさに配慮した「シャープなフォルム」、5Lの少ない水量でも便器内の汚れをしっかり落とす「まる洗い洗浄」など、普段のお手入れをラクにする機能を備えています。また、タンクには強い弾力があり衝撃にも強い樹脂を採用しているため、使用者が誤って手をついても壊れにくく安心です。

■仕様・価格

パブリック向けタンク式便器:96,500円(税別・施工費別)
パブリック向けタンク式便器【掃除口付】:118,000円(税別・施工費別)

■発売日/発売地域 
2015年7月1日/全国