2015年01月20日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、有効開口が広く、一般住宅はもちろん「サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)」や「グループホーム」に最適なインテリア建材「大開口建具」(引戸)に、1間の間口でも広い有効開口が確保できる「上吊連動方式」を追加し、2015年2月2日から全国で販売を開始します。
「大開口建具」上吊連動方式
(左)「片引戸2枚建」 (右)「引違い戸3枚建」
昨今、高齢化に伴う要介護者の増加や、高齢者の一人暮らし及び夫婦のみの世帯数の増加が社会問題となっており、60歳以上なら誰でも入居できる「サ高住」や認知症の高齢者が入居する「グループホーム」の普及が進められています。
大開口建具は、一般住宅だけでなく、「サ高住」や「グループホーム」での利用も想定し、有効開口幅を広くとり、車椅子でも安全かつスムーズに通ることができる引戸です。従来の「上吊方式」「アウトセット方式」に加え、今回新たに「上吊連動方式」を採用した「片引戸2枚建」と「引違い戸3枚建」の2タイプを発売します。上吊連動方式は、戸先の扉1枚で連動して開閉でき、狭い間口でも広い有効開口幅が確保できるのが特長です。特に「引違い戸3枚建」は、左右どちらからでも開閉が可能なため、スペースに余裕がないトイレなどでの介助スペースを確保できます。
さらに、扉本体が縦枠に近づくと自動的にブレーキがかかり、ゆっくり静かに引き込む「Wソフトモーション」や、レールをなくし安全性を高め本体の振れも軽減する「埋め込みガイドピン仕様」、押すだけでロックできる簡単操作の「プッシュ錠」など、安心・安全で心地よい暮らしのための工夫を搭載しています。
LIXILでは、誰もが豊かで快適な住生活をおくることができるように、今後もさまざまな視点からのアイデアを取り入れた商品やサービスを提供していきます。
<参考資料>
①広い有効開口幅
1間の間口の場合、一般的な片引戸に比べて広い有効開口幅が確保できます。
片引戸 2枚建
引違い戸 3枚建
一般的な片引戸
②連動機構
扉が連動して動くため、開閉がスムーズです。
連動機構 イメージ図
③左右どちらからでも開閉可能
引違い戸 3枚建は、左右どちらからも開閉が可能なため、スペースに余裕がないトイレなどでの介助スペースを確保します。
車椅子での利用イメージ
安心・安全で心地いい暮らしのための工夫を搭載しています。
①Wソフトモーション
扉を開けるときも閉めるときも、縦枠に近づくと自動的にブレーキがかかりゆっくり静かに引き込みます。開閉時の衝撃音、閉め忘れ防止、また指を挟みにくくするなど、さまざまな生活シーンに役立つ便利な機能です。
②埋め込みガイドピン仕様
レールのない埋め込みガイドピン仕様。本体の振れを軽減し、お掃除も簡単です。
③バーハンドル
十分な長さがあるバーハンドル。丸みがあり、誰でも掴みやすい設計です。
また、3辺のフラット面を設け、握り手が回転しにくい断面形状となっている「バーハンドル D型」もご用意しています。
両側バーハンドル
(標準仕様)
バーハンドル D型 断面図
(特注対応)
④プッシュ錠
押すだけでロックできる簡単操作のプッシュ錠。誰でも操作しやすいので家族みんなにやさしい設計です。
扉デザインは用途に合わせて選べる4タイプをラインアップしました。カラーには、木目の風合いがナチュラルな5つのクリエカラーと、壁に溶け込むプレシャスホワイト色の計6色を用意しました。
<デザイン:各4種>
片 引 戸 2 枚 建 |
||||
---|---|---|---|---|
引 違 い 戸 3 枚 建 |
||||
特 長 |
プライベートな居室におすすめの、シンプルなデザインです。 |
採光タイプ 部屋の中に人がいるかいないかを確認でき、便利です。 |
ガラリタイプ トイレや洗面所など、換気をしたい空間におすすめです。 |
採光タイプ たくさんの光を採り込みます。食堂、談話室などの共有空間の出入口としておすすめです。 |
<カラー:6色>
プレシャスホワイト
クリエホワイト
クリエペール
クリエラスク
クリエモカ
クリエダーク
片引戸 2枚建 | 引違い戸 3枚建 | |
標準有効開口幅 | 922mm | 856mm |
商品W寸法 | W1644 | W1644 |
上吊連動方式
・ 片引戸 2枚建:192,000円〜
・ 引違い戸 3枚建:282,000円〜
※ 価格には消費税、取付費、運賃等は含まれません。
■販売地域 全国
■発売日 2015年2月2日