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【LIXILグループ】LIXIL、変革の新たなステージへ
4つのテクノロジー事業と国内事業からなる新事業モデルをスタート
〜 “One LIXIL”で“Link to Good Living”の実現を加速 〜

2015年03月31日

株式会社LIXILグループ(本社:東京都千代田区 社長:藤森義明)は、関連する社外の承認を取得し、2015年4月1日から株式会社LIXIL(以下LIXIL)による、イノベーション、品質、デザイン、技術、サステナビリティを重視した、LIXIL Water Technology(LWT)、LIXIL Housing Technology(LHT)、LIXIL Building Technology(LBT)、LIXIL Kitchen Technology(LKT)の4つのテクノロジー事業と、日本の販売・サービスを担うLIXILジャパンカンパニー(LJC)からなる新事業モデルをスタートします。LIXILは、2011年から進めている「真のグローバルカンパニーになる」ための変革を推進しており、今回の新事業モデルへの移行は、その最終フェーズとなります。

LWTは、4つのテクノロジー事業のうち最もグローバル化が進んでおり、日本、アジア、欧州、中東、アフリカ、南北アメリカにおいて市場のリーダーとしての地位を確立しています。LWT は、LIXIL、INAX、GROHE、American Standard、JOYOUの5つの強力なブランドを有し、CEOは、GROHEグループのCEOデイビッド・J ・ヘインズ(David J. Haines)が務めます。

LHTは、日本の住宅およびビル用製品のビジネスリーダーで、サッシ・ドア、インテリア、エクステリア、外壁・構造体、タイル、創エネなど、さまざまな製品を取り扱っています。この事業ユニットはトステム、新日軽、およびTOEXブランドを扱い、副社長の井植敏雅がCEOとして率いていきます。また、LHTは、中国、タイ、インドネシア、シンガポール、韓国において急速な成長を遂げるビジネスを有します。

LBTは、ビルに使用されるカーテンウォールおよびビルの窓や内装分野におけるグローバルリーダーであり、特に革新的なデザイン力と優れた技術力を世界で高い評価を受けているPermasteelisa Groupなど、世界有数の企業を有しています。この事業ユニットは、GartnerやScheldebouw など、50社を超えるネットワークを持ち、特にシドニー・オペラハウス、ザ・シャード(ロンドン)、東京モード学園(東京)、プラダビル(東京)、国際金融中心(IFC、香港)などランドマークとなっている特長あるビルをはじめ、多くのビル建設プロジェクトにノウハウを提供しています。ニコラ・グレコ(Nicola Greco)がCEOに就任し、PermasteelisaグループのCEOと兼任します。

LKTは、システムキッチンのデザインと製造における日本のマーケットリーダーであり、「ヒューマン・フィット・テクノロジー」で定評のあるサンウエーブ ブランドは、日本で長年トップシェアを確保しています。また、中国ではハイアールとの合弁事業も運営し、幅広いキッチン関連製品のデザイン力、技術開発力、また製造拠点を有し、ハイアールとAmerican Standardの流通チャネルを活用し、お客さまに優れた製品をお届けしています。このビジネスは、暫定的に、LIXILグループ社長の藤森義明がCEOとして率いていきます。

テクノロジー事業がそれぞれグローバルで独自の販売・マーケティング組織を持っている一方で、LIXILの最大かつ最も複雑な市場である日本は、引き続き白井春雄がCEOとして率いるLJCが担当します。日本市場はLIXILがすべての製品とサービスを提供できる世界唯一の市場として、4つのテクノロジー事業の製品を、「トータルソリューション」戦略の下でお客さまに提供していきます。

LIXILグループ全体では、「トータルソリューション」の実現に不可欠な製品とサービスに関連する、2つの日本独自の事業があります。ひとつは、日本全国で展開するホームセンターチェーンのビバホームを持つ株式会社LIXILビバ(本社:埼玉県さいたま市 取締役会長兼CEO:豆成勝博)で、もうひとつは、LIXILグループの執行役専務の松村はるみが率いる住宅・サービス事業です。日本で住宅フランチャイズの展開や住宅関連の金融サービスを提供します。

また、LIXILグループ全体の本社機能には、各事業が持つ市場でのリーダーシップを強化するための横断的な機能として、人事、財務、法務、広報、IT、品質・テクノロジー、IRなどを設置します。

LIXILグループ 取締役 代表執行役社長 兼 CEOの藤森義明コメント

「2015年4月1日は、世界中の8万人におよぶLIXILグループの社員にとってエキサイティングな日です。2011年、我々は日本国内に深く根ざした企業から「真のグローバルカンパニーになる」というとても大きな目標を掲げました。新しい事業モデルのもと、お客さまのニーズにより的確に応えると共に、関連事業を統合することによって、技術とイノベーションへの重点的な投資を行い、グローバル化を加速します。私たちは、「多様性の尊重」、「公平な機会の提供」、「実力主義」を徹底する世界共通の企業文化を構築しています。また、LIXILはイノベーション、品質、デザイン、技術、テクノロジーを重視したワールドクラスのブランドを提供します。まだ取り組むべき課題は残っていますが、私たちはエキサイティングな新しいステージへと踏み出したのです」

LIXILの使命である“Link to Good Living”のもとに、私たちは新たな事業モデルで、住生活産業におけるグローバルリーダーを目指します。

この新事業モデルは、LIXILがグローバル化するための大きな変革であり、グローバルなシナジーの追求、テクノロジーリーダーシップとイノベーションへの投資、そして世界レベルでの 人材活用に力を入れていきます。