2015年09月10日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森 義明)は、全国64店舗60万会員(2015年7月現在)を有し、業界のリーディングカンパニーとして更なる拡大が期待されるプロユーザー限定の会員制総合建材店「建デポ」を運営する建デポ事業部を分社化し、新会社「株式会社建デポ」(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小森哲郎、以下建デポ)を2015年10月1日(木)よりスタートさせます。
LIXILでは、「建材設備事業」「住宅・サービス事業」と並んで、「流通・小売り事業」を事業セグメントとして掲げており、2009年よりスタートした、建設に関わる全てのプロユーザーにあらゆる建築資材をワンストップで提供する「建デポ」事業は、毎年業績も拡大し、店舗利益も黒字化を達成している成長事業です。
建設業のプロユーザーにターゲットを限定したユニークなビジネスモデルは、業界のリーディングカンパニーとしての地位を築いており、今後、リフォーム需要がますます高まる中で、さらなる成長が見込まれる将来性の高いビジネスモデルであると考え、LIXILという企業の枠に留まらず、住宅・建設業界全体の飛躍、とりわけビルダーさまやリフォーム事業者さまと共に成長していくことを目指し、今回の独立新会社化を決定しました。
この度、新会社「株式会社建デポ」のさらなる成長を期すため、新会社は代表取締役として 小森哲郎氏を招聘しました。数々の企業で経営に携わり、事業の成長を主導してきた小森氏の手腕により、今後は「建デポ」からビルダーさまやリフォーム事業者さまが必要とするスキルやノウハウなどのソフト面も発信していけるよう、次の成長ステージへと向かってまいります。
新会社においては、事業会社への成長支援や大企業グループからの独立支援の実績を豊富に 有するユニゾン・キャピタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:江原伸好)がアドバイザーを務めるファンド(以下ユニゾン・キャピタル)が新会社の議決権の過半数を出資するとともに、経営リソースを拡充し、さらに広い視野から新会社の成長を加速させます。
今後LIXILは、株式会社建デポを株主という立場から、建デポの更なる飛躍、事業拡大をサポートしてまいります。
<参考資料>
(1)商号: | 株式会社建デポ | |
(2)代表取締役社長: | 小森哲郎(こもり てつお) | |
(3)所在地: | 東京都千代田区霞が関3-2-5 | |
4)事業内容: | 会員制建築資材卸売店舗「建デポプロ」の運営 | |
(5)資本金: | 1億円 (2015年10月1日予定) | |
(6)設立年月日: | 2015年8月7日 | |
(7)従業員数: | 1,261名(2015年10月1日予定) | |
(8)出資比率(議決権ベース): | ||
ユニゾン・キャピタル 66% 株式会社LIXIL 34% |
||
(8)店舗数: | 64店舗(2015年10月1日予定) |
18年間経営コンサルタントとしてマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務、国内外企業の戦略策定、経営改善にあたる。1993年同社パートナー。2002年6月株式会社アスキー(現在は株式会社KADOKAWAのグループ)社長に就任し、同社の再建を率いる。2006年2月 カネボウ株式会社(現クラシエホールディングス株式会社)の社長に就任し、改革を実行。
ユニゾン・キャピタル株式会社は、1998 年に創業された独立系のプライベート・エクイティ・ファームです。日本におけるバイアウト投資のパイオニアとして、創業以来日本の中堅・中小企業の企業価値向上に貢献してきました。これまでに、日本企業への投資に特化した4 本のファンドを組成しており、累計企業価値ベースで合計約6,000 億円に上る21 件の投資を実行しています。
(ホームページ:http://www.unisoncap.com/ )
株式会社LIXILは、トステム株式会社、株式会社INAX、新日軽株式会社、サンウエーブ工業
株式会社、東洋エクステリア株式会社の5社が2011年4月1日に統合して誕生したLIXILグループ最大の事業会社です。傘下に販売や生産、メンテナンス、サービスなどを担うさまざまな子会社を数多く有し、世界約150の国と地域で商品を展開するグローバルカンパニーです。
株式会社LIXILは、株式会社LIXILグループ傘下の流通・小売り事業や住宅・サービス事業を担う各社とともに、LIXILグループ経営理念のもと、総合的な住環境ソリューションを提供する会社として、成長していきます。
(ホームページ:http://www.lixil.co.jp/ )