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Chief Exective Officer(CEO)藤森義明の
後継者として瀬戸欣哉氏を招聘

2015年12月21日

株式会社LIXILグループ(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明、以下LIXILグループ)は、本日、LIXILグループの代表執行役兼Chief Operating Officer(COO)および株式会社LIXIL(以下LIXIL)の代表取締役社長兼CEOとして瀬戸欣哉氏を2016年1月1日付けで招聘することを決定いたしました。同日付で藤森義明はLIXILグループの取締役 代表執行役社長兼CEOの役職は継続し、LIXILの代表取締役会長兼CEOに就任予定です。瀬戸氏は、2016年6月に開催予定の定時株主総会および取締役会の承認を経てLIXILグループの取締役 代表執行役社長兼CEOに就任する予定です。同時に、2011年からLIXILグループの取締役 代表執行役社長兼CEOとして当社グループを国内中心の企業から業界のグローバルリーダーに大きく変革してきた藤森はLIXILグループの相談役に就任する予定です。

瀬戸氏は、米国の資材流通企業であるW.W.Grainger, Inc(以下グレンジャー社) でオンラインビジネスのシニアバイスプレジデントを務められました。また、グレンジャー社と住友商事株式会社とのジョイントベンチャーで通信販売による工場用間接資材の仕入・販売事業を行う株式会社MonotaRO(以下MonotaRO)を創業し、社長兼CEOを務められました。

藤森義明のコメントは以下の通りです。「瀬戸氏のデジタル分野に関する深い専門知識と強いリーダーシップはLIXILに新しい創造性とエネルギーをもたらしてくれるでしょう。LIXILは国内中心の企業からグローバル企業へと大きく変革しました。テクノロジービジネスを基盤とする事業モデル、そして経営陣もグローバル化を進める体制が出来上がったと確信しています。また、次世代のリーダー達が成長していること、実力主義とダイバーシティの文化が定着し、より効率的に高い利益を生み出す企業風土を築いたことを私は誇りに思っています。私はこの4年半の間で行ってきたトランスフォーメーションを完成し、次の世代に引き継ぐことがベストだと考えます。共にLIXILの変革を成功させ、私をサポートしてくれたリーダーシップチームと社員の皆さんに心から感謝しています。」

取締役会議長の潮田洋一郎のコメントは以下の通りです。「藤森はLIXILにグローバリゼーションをもたらしました。私と取締役会メンバーはこの4年半の間、藤森を信頼し強く支えてまいりました。藤森がグローバルリーダー達と共に、新しい事業モデルの導入、実力主義とダイバーシティの企業文化の醸成によって、LIXILを大きく変革したことに心から謝意を表します。この1年をかけて、藤森と私と指名委員会は、藤森の後継者について議論を重ねてまいりましたが、このたび瀬戸氏を招聘することを決定しました。なぜなら、LIXILを次のステージに成長させるためには、次世代のリーダーシップを必要とする時だと判断したからです。瀬戸氏はLIXILがこれから長期に渡って成功するために重要である技術的な専門知識とリーダーシップを兼ね供えていることが実績として現れています。私は瀬戸氏が高い専門性とMonotaROを創業し、上場に導いた企業家精神と行動力をもってLIXILの将来に大きく貢献してくださることを期待しています。」

藤森のリーダーシップの下、LIXILは3段階の変革を進めてきました。まず、国内5社を統合し、強い経営基盤を築きました。次に、Permasteelisa、American Standard Brands、GROHEなどの海外企業の買収を通して成長のためのグローバルプラットフォームを確立しました。そして第3ステージは、真のグローバル企業となるために、企業文化とバリューを共有し、経営を効率的に統合して推し進めています。2015年4月にはLIXILをWater、Housing、Building、Kitchenの4つのテクノロジービジネスと日本の営業活動を担うLIXILジャパンカンパニーに再編することで真のグローバルカンパニーになるための大きなステップを踏み出しました。

瀬戸氏のコメントは以下の通りです。「このようにエキサイティングな時期にLIXILの経営に携わることができて嬉しく思います。私は、LIXILがこの数年行ってきた大きな経営の変革を拝見し、世界の建材・住宅設備機器業界で大きく成長するチャンスがあると確信しています。私はLIXILの2020年までに『世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業になる』というビジョンを達成することを楽しみにしています。」