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WEBプラットフォーム“Houzz”を活用した
「“キッチンで暮らす”施工事例コンテスト」結果発表
〜金賞はPUDDLE Inc.様が受賞〜

2016年02月15日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 瀬戸欣哉)は、住まいに関する世界最大のWEBプラットフォーム“Houzz”を活用した、「キッチンの新しい在り方」を提示するプロユーザーさま(設計事務所、建設会社、建築家、工務店、デザイナーなど)が対象のコンテスト、「“キッチンで暮らす”施工事例コンテスト」において、一次選考を通過した150作品の中から審査委員会による審査により金賞を含む入賞6作品を決定しました。また、一般投票で選ばれたユーザー賞5作品、LIXILブランドのキッチンを使用した作品から選ばれた、LIXIL賞10作品を併せて発表します。

※作品募集期間:2015年11月5日(木)〜12月31日(木)

LIXILは、住空間と調和するデザインや新たな機能の開発を通じて、“毎日の暮らしをキッチンから変えていく”ことに取り組んでいます。この取り組みの1つとして実施した、WEBプラットフォーム“Houzz”を活用した当コンテストは、多くのプロユーザーさまやエンドユーザーさまに参加いただきました。応募作品の中から選考委員会によって選ばれた150作品を対象に、「ライフスタイルが見えること」「リビングスペースと調和していること」「自然で美しいこと」を基準とする、厳正な審査を行った結果、金賞はPUDDLE Inc.様の作品に決まりました。

LIXILは機能性やデザインだけでなく、キッチンの使い手であるエンドユーザーさまにとっての「キッチンの新しい魅力」や、プロユーザーさまのアイデアや技術をエンドユーザーさまに共有し、より多くの「暮らしを変えるアイデア」を発見することに貢献してまいります。

<金賞受賞作品>

金賞:PUDDLE Inc.様

講評

最近「センスがいい」ということが大切だと思っています。センスは形がないものでわかりにくいのですが、これからの時代はセンスが必要になってくると思っていますし、「センスがいい」とはどういうことかに興味があります。そんななかで、ぱっとみたときに、「この作品はとてもセンスがいいな」と思いました。そのよさは何なのだろうかと読み解いていくと、色味だとか物の従え方に目が留まります。「センスのよさ」にはいろいろなものを隠してきれいにつくっていくという「削ぎ落とす洗練の美しさ」と、「モノがそこにある洗練の美しさ」があると思います。今まで、後者はあまり表立って注目されてきませんでしたが、今はそういうことが大事な気がします。そして、この作品では、それがきちんと成り立っていると思いました。(谷尻誠・審査委員)

最初に、質感に惹かれました。ワイルドな質感の梁に対して、キッチンはグレーで静かな質感。そのコントラストがとても面白いし、グレーの無機質な部分にカラフルなモノがならんでいて、とてもセンスがいいと思いました。たとえば洋服にしても雑貨にしても、トーンを揃えてコーディネートするのは意外と簡単なのですが、まったく違うものを混在させて素敵に見せるというのはなかなか難しいこと。このキッチンは、いろいろな要素が入っているのに、全体をとても上手に整えています。とてもいい「抜け」のある空間に、キッチンがさりげなく、でも象徴的に存在していて、暮らす人がキッチンでの時間をとてもおおらかに楽しんでいる感じが伝わってきました。(柴田文江・審査委員)

キッチンは今や、料理を作る作業場として家の隅のほうにおかれるのではなくて、生活の真ん中に出てきて、料理することも食事をすることも楽しい場になりつつあります。料理をすることを生活の中心におくことが面白い、そういう時代になってきています。そういう意味で、この作品はそれを非常にこなれた感じで実現しています。ありがちな、キッチンというソリッドなプロダクトがいきなり置かれてしまっているという印象がなく、キッチンが生活と融合している感じが伝わってきます。建築家の設計だけでなく、ここに暮らしている人の生活意欲も伝わってきて、インテリアもふくめてすべて、自分たちで考えて配置していると感じました。食器が露出していたり、椅子が1つずつちがっていたり、衣服を見せて収納していたりと、暮らす人の住宅リテラシーの高さが自然に感じられますし、それでいて嫌味がまったくありません。心から「感じのいい空間」だと思います。(原研哉・審査委員長)

その他の受賞作品に関してはこちらをご覧下さい:http://www.biz-lixil.com/s/kitchen-contest2015/

■「 “キッチンで暮らす”施工事例コンテスト」概要

1.コンテスト開催の背景

リビングダイニングキッチンのリフォームにあたりキッチンとリビング・ダイニング空間の調和を求める方が増えている昨今、LIXILは住空間と調和するデザインや新たな機能の開発を通じて、“毎日の暮らしをキッチンから変えていく”取り組みを進めてまいりました。今回、そうした活動をさらに発展させ、より多くの、住まいづくりやリフォームを考えている皆さま、プロユーザーさまに「キッチンの新しい在り方」を提示するため、当コンテストを開催いたしました。

2.開催期間

  • 施工事例応募: 2015年11月5日(木)〜12月31日(木)
  • 一般投票:2016年1月8日(金)12:00〜1月27日(水)23:59

3.審査

「ライフスタイルが見えること」「リビングスペースと調和していること」「自然で美しいこと」を基準に、審査委員会にて総合的に審査いたします

4.審査委員

審査委員長:原 研哉(はら けんや)氏 :
グラフィックデザイナー、
日本デザインセンター代表取締役社長
審査委員:柴田 文江(しばた ふみえ)氏:
プロダクトデザイナー、デザインスタジオエス代表
審査委員:谷尻 誠(たにじり まこと)氏 :
建築家、
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 代表取締役

5.賞

金賞(審査委員により1点選出):50万円
銀賞(審査委員により1点選出):20万円
銅賞(審査委員により1点選出):10万円
審査員特別賞(1審査員につき1点ずつ選出):各10万円
ユーザー賞(オンライン投票での得票数上位5点):各5万円
LIXIL賞(LIXILブランドのキッチンを使用した作品の中から10点選出):LIXIL関連媒体で作品を一定期間ご紹介

6.投票者プレゼント

オンライン投票にご参加いただいた皆さまのうち、抽選で30名の方に素敵なプレゼントをお送りいたします。なお、2月中旬に抽選の上、当選者にご連絡差し上げます。

7.お問い合わせ先

本コンテストに関して:「“キッチンで暮らす”施工事例コンテスト」事務局 連絡先:lktj-merchandising@lixil.com

8.Webサイト

LIXILサイト:コンテスト詳細ご案内ページ
http://www.biz-lixil.com/s/kitchen-contest2015/

■審査委員プロフィール

審査委員長

撮影:筒井義昭

原 研哉(はら けんや)
グラフィックデザイナー
日本デザインセンター代表取締役社長

主な実績として、長野オリンピック開・閉会式プログラム、EXPO2005愛知公式ポスター、AGF「MAXIM」、梅田病院サイン計画、松屋銀座リニューアル、集英社新書、無印良品アートディレクション、森ビルVI、NTT「らくらくホンベーシック」など

審査委員

柴田 文江(しばた ふみえ)
プロダクトデザイナー
デザインスタジオエス代表

エレクトロニクス商品から日用雑貨、医療機器、ホテルのトータルディレクションまで、インダストリアルデザインを軸に幅広い領域で活動している
代表的な作品に、無印良品「体にフィットするソファ」、オムロン「けんおんくん」など

審査委員

谷尻 誠(たにじり まこと)
建築家
SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. 代表取締役

共同代表の吉田愛と、広島・東京の2カ所を拠点に、住宅、商業空間をはじめとするさまざまな分野で、国内外で多数のプロジェクトが進行中。現在、武蔵野美術大学等で非常勤講師、大阪芸術大学准教授も務める。著書に「談談妄想」(ハースト婦人画報社)「1000%の建築」(エクスナレッジ)がある。

■Houzzについて

「Houzz(ハウズ)」は、住まいに関する世界最大のプラットフォームです。
「住む人」と「住まいのプロ」をつなぐコミュニティサイトとして2009年に米国で誕生し、住環境を改善するために必要なあらゆる情報を提供しています。
現在では世界中から数千万の人々がHouzzを通じてつながり、事例の紹介、悩み相談、意見交換といったさまざまなかたちで情報を共有しています。
Houzzはウェブサイトをはじめ、モバイル・タブレットアプリでもご利用いただけ、モバイルアプリは2014年に世界各地でベストアプリに選ばれています。
詳しくはこちらをご覧ください。www.houzz.jp(日本版)