2016年09月27日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、賃貸アパートをはじめとする集合住宅向けシステムバスルームを刷新し、“誰もが心地よい”をコンセプトに「BW/BLWシリーズ」を開発、2016年10月3日から全国で発売します。
集合住宅向けシステムバスルーム
「BWシリーズ」施工例
新設住宅着工戸数が減少していく一方、賃貸ストックの老朽化に伴う建て替え需要などにより、賃貸住宅市場は今後堅調に推移していくと見られています。
こうした背景の中、LIXILではアパートなどの賃貸住宅に多く採用されているコンパクトバスルームの構造を一から見直し、“バリアフリー”、“デザイン”、“搬入取付”などの観点から、現代のニーズにマッチしたフルモデルチェンジを行いました。
今回発売する「BW/BLWシリーズ」は、あらゆる人の使いやすさを考え、バリアフリーにこだわりました。洗面室と浴室の段差を11mm、洗い場床と浴槽底面の高低差を最適寸法の30mmに抑えたほか、浴槽の高さを約450mmとまたぎやすい高さに設定しています。浴室へ出入りする時や浴槽をまたぐ際にバランスを崩しやすい高齢の方にも安心してお使いいただけるので、近年増加を続けているサービス付き高齢者向け住宅への取り付けにも最適です。
また、デザイン面では、賃貸住宅の限られた浴室空間において、浴槽内を広く感じられるよう、浴槽の底面長さを業界最大の1056mm※1とし、従来品よりも足が伸ばせるサイズにしました。加えて、壁パネルは、高級感のある鏡面パネル4色を含む全10色の中から選べ、さらに、ワイドミラーなどバスルームをグレードアップするさまざまなオプションアイテムをご用意しています。
さらに搬入取付面では、狭い搬入経路での運びやすさに配慮し、浴槽と洗い場床を分けて搬入できる2分割構造とし、実施工においてもスペースの確保ができる工夫も取り入れています。
LIXILは今後も、あらゆる層の使いやすさや安全性に配慮するとともに、取付面での負担を軽減する商品を開発していきます。
※1:自社調べ〈2016年8月時点〉。主要ユニットバスルームメーカー(キッチンバス工業会に加盟)の製品で比較した結果。1056mmは1216サイズの場合。1116・1115サイズ:956mm。1014サイズ:891mm。
<参考資料>
浴室に出入りしやすい低段差ドアを標準設定とし、くつずり高さ200mmの低床設置にも対応できます。
また、洗い場床と浴槽底面の高低差を低減し、浴槽またぎ高さは約450mmとしています。さらに、ドア幅は有効開口650mm※2で、高齢者を介助する際も十分な幅を確保しました。
※2:各折り戸・開き戸800Wの場合
・ 浴槽への出入りをサポートする浴槽形状
浴槽のフランジ部分においてつかみやすさや、ちょっとした腰掛スペースなどの工夫を取り入れています。
・ 業界最大の底面長さで、従来よりも脚が伸ばせる浴槽
浴槽の底面長さは従来よりも足が伸ばせる業界最大の1056mmとし、限られた浴室空間でもゆったりと感じられるよう工夫しています。肩まわりにゆとりをもたせ、背もたれに角度をつけたことで、リラックスできるデザインを目指しました。
・ 空間を彩るカラーバリエーションとオプションアイテム
壁パネルは、鏡面パネル「ウッドグレインライト」「プルシャン ブルー」「テオブロストーン」「ストーンモザイクダーク」を含む全10色の中から選べます。さらに、ワイドミラーをはじめバスルームをグレードアップするさまざまなオプションアイテムをご用意しました。
<新色(全4色)>
ウッドグレイン
ライト
プルシャンブルー
テオブロストーン
ストーンモザイク
ダーク
<オプションアイテム>
収納棚180W〈クリア〉
カウンター550W〈クリア〉
ワイドミラー
壁付サーモ水栓(クロマーレS)
ダウンライト(LED)
エコフルシャワー(メタル調)
浴槽と洗い場床を分けた2分割構造を採用したことで、従来よりもコンパクトに搬入できるようになりました。また、ボルト脚の調整や排水管の取付も、浴槽側のスペースを作業スペースとして使えるので施工もしやすくなりました。
■発売地域
全国
■発売日
2016年10月3日