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【LIXIL住生活財団】次世代サステナブル住宅の技術を模索・検証する「第6回LIXIL国際大学建築コンペ」
最優秀賞「INFINITE FIELD」(デンマーク王立芸術アカデミー)モックアップ作品を展示
期間:2016年8月26日〜/場所:LIXIL:GINZA 1階 レセプションスペース(東京都中央区)

2016年08月26日

住宅・建材産業に関する調査・研究及び、人材育成等の事業に対し助成・支援する 公益財団法人LIXIL住生活財団(所在地:東京都江東区、代表:理事長 潮田容子、以下: LIXIL住生活財団)は、次世代のサステナブル住宅の技術を模索・検証し、社会にその技術を 発信することを目的に開催した「第6回LIXIL国際大学建築コンペ」の最終審査にて提示された最優秀賞「INFINITE FIELD」(デンマーク王立芸術アカデミー)のモックアップ作品を、LIXIL:GINZA 1階 レセプションスペース(東京都中央区)に2016年8月26日(金)から展示します。(LIXIL住生活財団ホームページ:http://www.lixiljsfound.or.jp/

デンマーク王立芸術アカデミー:INFINITE FIELD ※右はモックアップ作品

LIXIL国際大学建築コンペでは、毎年、最優秀賞に選ばれた作品を実際に北海道大樹町にあるLIXIL住生活財団の研究施設「メム メドウズ」内の敷地に建設します。

第6回の課題が『Comfort and Lightness(ライトウェイトな快適さ)』として“組み立てや移動ができる軽い住居”であったことから、今回、最終審査時に約1/3サイズのモックアップ(縦2m×横2.5m×高さ1.3m)が提示されました。

◆最優秀賞作品「INFINITE FIELD」(デンマーク王立芸術アカデミー)について

人間の身体と木とが織りなす形までよく考えられた“ファニチャー(家具)の拡張”ともいえるような新しい建築のアプローチや、どのように素材を切り出し、組み立てていくかなどディテールを綿密に考えられた提案の完成度の高さ、さらに360度開かれたデザインが北海道大樹町という空間のなかに置かれた際に大きな魅力となりうる点などが高く評価され、最優秀賞の受賞となりました。

LIXIL国際大学建築コンペ 審査委員長 隈 研吾氏(総評)

「モックアップを使用しての審査というのは、学生にとっても素材そのものから建築を考えるというよい機会となり、またこのように作品が残るというのは、建築文化としても価値のあるコンペになったと思います」

LIXIL住生活財団では、東京でも最優秀賞のモックアップ作品を見ていただくことで、学生たちのその若い感性を実際に感じていただければと考えています。

≪添付資料≫

■「第6回LIXIL国際大学建築コンペ」最優秀賞「INFINITE FIELD」モックアップ作品展示

<概要>

展示期間 :
2016年8月26日(金)から ※10月中旬まで展示を予定
休館日  :
水曜日 ※8月28日(日)は休館となります。
開館時間 :
10:00〜18:00
入場料  :
無料
展示場所 :
LIXIL:GINZA 1階 レセプションスペース
東京都中央区京橋3-6-18 東京建物京橋ビルLIXIL:GINZA 1階
( http://www1.lixil.co.jp/gallery/ )

■「第6回LIXIL国際大学建築コンペ」概要

<課題:Comfort and Lightness(ライトウェイトな快適さ)>

現代の快適さは、環境を遮断し、バリアをつくることによりもたらされてきました。しかし、現代に必要なものは、自然に近い暮らしなのかもしれません。そこで快適な生活を楽しむことのできる、組み立て、移動できる軽い住居を考えてください。移動できるということは、周囲の状況を読み取り、配慮し、関係を持つということです。また簡易な組み立て住居であることは、自然の環境や地面に近づき、その場所の豊かさをもたらすでしょう。組み立て、移動でき、大樹町の夏や冬など、環境を楽しめる住居を考えてください。ここで考える自然や周囲との関係は、都市に移動しても可能な周囲の読み取り方をもたらすかもしれません。

<参加大学 10カ国・12校> ※◎印が最優秀校、○印が最終審査に進出。

・ Cornell University (コーネル大学:アメリカ)
・ Parsons School of Design (パーソンズ美術大学:アメリカ)
・ Universidad Nacional Autónoma de México (UNAM), the CASA Research and Design Group (メキシコ国立大学:メキシコ)
◎Royal Danish Academy of Fine Arts (デンマーク王立芸術アカデミー:デンマーク)
・ Polytechnic of Milan (ミラノ工科大学:イタリア)
○HESAM University / ENSA Paris-La-Villette (HESAM University /パリ・ラ・ヴィレット建築大学:フランス)
・ Swiss Federal Institute of Technology (ETH) Zurich (スイス連邦工科大学チューリッヒ校:スイス)
・ University of Melbourne (メルボルン大学:オーストラリア)
・ Chulalongkorn University (チュラロンコン大学:タイ)
・ University of Cape Town (ケープタウン大学:南アフリカ)
・ Kyoto Institute of Technology (京都工芸繊維大学:日本)
○Yokohama National University (横浜国立大学:日本)

<審査委員>

審査委員長
隈 研吾氏(審査委員長、建築家、東京大学教授)
審査委員
野城 やしろ 智也 氏(東京大学副学長、東京大学生産技術研究所教授)
新谷 眞人氏(構造家、早稲田大学名誉教授)
塚本 由晴氏(建築家、アトリエ・ワン共同代表、東京工業大学大学院教授)
デイナ・バントロック 氏(建築家、カルフォルニア大学バークレー校 環境デザイン学部建築学科教授)