2017年05月09日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、当社のビルサッシ施工協力会社組織からなるLBTC協力会※と共同で2017年4月1日に設立した「LIXILビル建材技術専門校」の最初の入校式を5月8日に開催、18名の生徒が参加しました。
※LBTC協力会(理事長:有限会社 市川窓業 代表取締役 加藤武):ビルサッシ・カーテンウォール事業における施工技能者(職人)の確保・育成を目指し、当社と施工協力会社が共同で設立。
この度入校した18名の生徒は、LBTC協会の加盟会社等のビル用建材工事会社に直接雇用されている入社3年目以下の技能労働者が中心で、5月から受講する基礎コースではビルサッシにまつわる一般的な商品知識と施工技能を学びます。10月からはカーテンウォールの施工知識と技能を学ぶ専攻コースも開講します。
第1期入校生 小川 巧資さんによる誓いの言葉
入校式では、はじめにLBTC協力会の理事長 加藤 武氏が「LIXILビル建材技術専門校は、ビルサッシ・カーテンウォール工事に関する若手技能者の育成を目的とし、施工技術や知識を総合的に身につけることのできる訓練校として設立されました。本校が多くの若手技術者を育成し、なお一層発展していくことを心から祈念します」と開校の告辞を述べました。続いて、LIXILビル建材技術専門校 校長 藤澤和彦氏からは「皆さんは、この専門校の1期生として、本日からビルサッシの施工知識と技能を学ぶことになります。建設業界は高齢化が進み、私たちの業界も同じ状況にある中で、この訓練校に前途有望な若い皆さんを迎える事ができ校長としてとても嬉しく思っております。皆さん方は所属する会社や経験も異なりますが、ビルサッシ・カーテンウォールの施工に携わるということは共通しています。この専門校には豊富な経験と実績をもつ講師・指導員がいますので、たくさんの知識と技能を吸収してください」との言葉で、生徒たちを歓迎しました。また、当社常務役員 老川 忠志が「建設労働人口が減少する中、LIXILはより簡単な施工ができる技術と製品の開発を追求していきますので、皆さんはその製品を建物の顔として仕上げる役割を担う技術者として最高の施工品質を追求する気持ちで精一杯学んでほしい。そして自分が携わった建物がこの先何十年も形として残っていくという夢のある仕事であることを今後皆さんに続く後輩に伝えこの学校を育てていってください」と祝辞を贈りました。
その後、入校生代表者 小川 巧資さんが「将来、技能・技術を継承できる人材、あるいは産業の継続的な発展に寄与できる人材となり、学んだことを活かして社会に貢献できるよう、努力を惜しまず訓練に励みたいと思います。私たちは、協力し合い、時には競い合い、励まし合いながら、共に技術を学び、努力を積み重ねていくことを、ここに誓います」と誓いの言葉を述べました。
LIXILは、LBTC協力会と共同設立したLIXILビル建材技術専門校の運営支援を行い、ビルサッシ・カーテンウォール事業における若年技能者の確保と早期育成に努めてまいります。
<参考資料>