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おかげさまで、2017年 LIXILは、
主要な事業展開の起点となった1967年から50年目の節目を迎えます
〜 国産初のシャワートイレ、画期的なアルミサッシなど、時代をリードしてきた“LIXILのものづくり” 〜

2017年01月25日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、2017年、おかげさまで、LIXILの主要な事業展開※1を開始した1967年から50年目という大きな節目の年を迎えます。お客さまをはじめとする多くの方々のご愛顧、ご支援の賜物と心より御礼申し上げます。

※1:1967年の主要な事業展開:3月/システムバスルーム量産開始、9月/アルミサッシ(玄関ドア含む)一貫生産開始、
10月/国産初のシャワートイレ発売開始


1960年代初頭、日本の高度経済成長期時代に日本人の生活様式は大きく変わり、現在につづくさまざまなものが生みだされました。そうした時代の中でも、特に1967年は、私たちLIXILにとって“LIXILのものづくり”の一つの起点となった大きな節目の年となります。

今では一般世帯での普及率が8割を超える“シャワートイレ(温水洗浄便座)”ですが、1967年当時、上下水道がやっと整備されはじめたころに、LIXIL(当時の伊奈製陶、後のINAX)は、キレイ好きな日本人にきっと受け入れられるとして、国産初の“シャワートイレ”付き便器「サニタリイナ61」を販売開始し、1976年には、普及モデルとして、便座タイプの“シャワートイレシートタイプ”「サニタリーナF1」を発売しました。

同様に、施工効率が高く、高品質な“システムバスルーム”の本格的な量産を開始し、“銭湯”から“うち風呂(家のお風呂)”文化への変化への対応や、軽量で、高品質な“アルミサッシ”、“玄関ドア”の一貫生産体制を整えることで、当時の新築住宅着工増を支える“ものづくり”の体制を整えました。

この50年の歩みは、決して私たちLIXILだけの歩みではありません。パートナーさまやお得意先さまからお客さまや現場の声を聞き、一緒により良い商品づくりを続けてきた50年でもあります。私たちLIXILは、これからも業界の皆さまと共にさまざまな課題に挑戦し続け、業界のさらなる発展とお客さまの“いい住まい、いい暮らし”の実現に貢献してまいります。

<参考資料>

50周年を迎えるLIXILの主要事業について ※時系列順

【システムバスルームの量産化を開始/1967年3月】
〜 高度成長期の住宅需要を支えたシステムバスルーム〜

SPAGEのアクアフィール

1967年ごろの製造ライン

戦後の高度成長期以降、住宅需要が急激に高まり、銭湯を利用する文化から、うち風呂の文化に変化しました。また、それまでの在来工法による浴室から、もっと工期が短く、手軽な浴室が求められ、LIXILでは、そうした 世の中のニーズにいち早く応え、“システムバスルーム”の開発及び、広く普及させるための量産化を開始しました。その後もお風呂空間を快適にする取り組みを続け、2014年には、“自宅にスパ(温泉)をつくる”をコンセプトに開発し、今までの住宅のお風呂の概念を変えた「SPAGE(スパージュ)」を発売しました。

【アルミサッシ(玄関ドア含む)の一貫生産を開始/1967年9月】
〜 現在のサッシ/ドアの高性能化・高断熱化を普及させた基礎となる 〜

1971年発売「ニュー太陽」

1968年発売「パリカラー」

1967年にLIXILの前身となる日本建具工業(後のトステム)は、高度成長期における需要増加に対応するため、アルミサッシ(玄関ドア含む)の一貫生産工場を持つことになります。戸車とクレセント錠の位置調整がドライバー一本で簡単にできる画期的な建付調整機構を組み込んだ「太陽」、さらに下枠を階段状の階段式皿板にすることで気密性を保ちつつ、掃除がしにくいという欠点を克服した「ニュー太陽」(1971年発売)、1968年から発売開始されその後ロングベストセラー商品となった玄関ドア「パリカラー」などが、この一貫生産体制のものとで製造されました。一貫生産体制を行うことで市場への安定的な供給を可能にしただけではなく、その後の高断熱化を実現した商品を生みだしていくことになりました。

【国産初のシャワートイレ「サニタリイナ61」発売開始/1967年10月】
〜 一般世帯普及率8割を超える“シャワートイレ”の礎を築く 〜

2016年発売「サティス」

1967年発売「サニタリイナ61」

現在は日本での一般世帯普及率が約8割まで進み、世界的にも最も先進的な技術を持つ“シャワートイレ(温水洗浄便座)”ですが、最初は、海外で医療機器として使われていたものを輸入した、非常に高価なものでした。INAX(当時)は、高度経済成長期に上下水道がようやく整備され始めた当時、いち早く日本での普及を目指し、国産初の“シャワートイレ”付き便器「サニタリイナ61」を1967年に発売しました。その後もさまざまな業界初となる機能を市場に投入し、2016年には、新品の輝きが100年続く画期的な新素材「アクアセラミック」をすべての住宅トイレ※2に採用し、販売開始しました。

※2:一部オプションとなります。

LIXILの歴史を知る<LIXIL資料館>

〜 国産初のシャワートイレ「サニタリイナ61」も展示 〜

東京都江東区にあるLIXIL WINGビルに2012年10月開設した「LIXIL資料館」は、住生活文化に関ってきた統合各社が歩んできた道のりや技術、製品の歴史をたどる資料館です。これまで出版してきた書籍などの閲覧もでき、住まいと暮らしの総合住生活企業 LIXILの長い歴史の蓄積をご覧いただけます。

・ LIXIL資料館ホームページ

http://www.lixil.co.jp/corporate/culture/shiryokan.htm

・ 日本のあゆみとLIXILのものづくり

http://www.lixil-history.com/