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多様性に関する理解を深める出前授業
「ユニバーサルデザイン〜ひとりにいい、みんなにいい〜」スタート
〜小学校高学年を対象とした東京2020公認教育プログラム〜

2017年03月24日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、子どもたちとともに多様性を尊重する社会の実現を目指し、小学校高学年を対象とした出前授業「ユニバーサルデザイン〜ひとりにいい、みんなにいい〜」を2017年4月より全国展開します。

なお、本プログラムは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による東京2020公認教育プログラムにも認定されています。

LIXILでは、2010年より従業員が近隣の小学校に出向き、全国各地の小学校で出前授業を行ってきました。従来の出前授業は、当社のコーポレート・レスポンシビリティ戦略において重要課題とされている3項目のうち「グローバルな衛生課題解決」と「水の保全と環境保護」に対応するプログラムでしたが、今回新たに「多様性の尊重」への理解を深めるプログラムを追加することとなりました。

出前授業の様子

東京2020公認教育プログラムロゴ

今回新たにスタートする出前授業は、日常生活で見かけるユニバーサルデザインが、どのような人に対しどのような工夫が施されているかを考え、知ることで、年齢、性別、国籍、障がいの有無などの多様性に関する理解を深め、お互いを尊重し合うことの重要さを学ぶ内容となっています。授業を通して、様々な人たちに関心を持ち、自分自身ができることを考え、率先して行動することを促していきます。

また東京都においては、都内の全公立校約2,300校で年間35時間程度を目安としたオリンピック・パラリンピック教育を推進する基本方針を掲げており、本プログラムは、これらの趣旨に賛同する団体によって提供されるオリンピック・パラリンピック教育推進支援事業に認定されています。LIXILは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のゴールドパートナー(住宅設備部材&水回り備品カテゴリー)として本プログラムを、東京都をはじめとする全国各地に展開してまいります。

LIXILは企業理念に「世界中の人びとの豊かで快適な住生活の未来に貢献する」ことを掲げています。今後も、ユニバーサルデザインの製品開発やサービス提供による高齢者や障がい者の生活の質向上に取り組むとともに、子どもたちへの教育など様々な機会を通して多様性が尊重され、誰もが暮らしやすいユニバーサル社会の実現に貢献していきます。

<参考資料>

授業内容

「ユニバーサルデザイン 〜ひとりにいい、みんなにいい〜」

「衣食住」の“住”にかかわるLIXILとして、子どもからお年寄りまで世界中のひとりひとりひとりが豊かで快適な住生活を送ることをめざす「ユニバーサルデザイン」を子どもたちに伝えます。

子どもたちにとって、高齢者や障がい者は遠く自分と異なるものととらえがちです。街や家に施されている身近な「ユニバーサルデザイン」を知ることで、障がい者、高齢者などの多様性に関する理解を深め、自分たちができることを考え、行動する力を身に着けるきっかけとなることを目指しています。子どもたちとともにユニバーサル社会の実現を目指すべく、私たちは活動に取り組んでいます。

http://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/future/education/ed_universal.html

実施地域 日本全国
講師 LIXIL従業員
対象 小学校高学年(4-6年生)
関連教科 総合的な学習の時間、道徳、国語、社会
授業時間 2時限
教材 オリジナルツールを用いた授業
内容 多様性のある社会
街・家の中のユニバーサルデザイン
ワークショップ:耳の不自由な方への伝え方体験
          多機能トイレの工夫

LIXILの出前授業プログラム

LIXILでは各事業所の従業員が出前授業の講師を務めることで、地域社会との関わりを深め、未来世代への責任について学び、貢献していくことを目指しています。

1.「水から学ぶ」

トイレやお風呂等、水まわりの設備機器を取り扱うLIXILとして、水は限りある資源であることや、毎日の生活を通して水の大切さを子どもたちに伝える授業を行っています。日本に暮らしながら、地球の水問題を自分たちの課題としてとらえることは簡単なことではありません。子どもたちが、「地球の一員として水を大切にしたい」と思う心を育てるため、この活動に取り組んでいます。
この出前授業は2010年にスタートし、延べ112回の授業を実施、約5,400名の生徒が参加しました。(2017年2月現在)

http://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/future/education/ed_water.html

2.「トイレが世界を救う」

LIXILでは、グローバルな衛生課題の解決に向けて、途上国の多様なニーズに対応する衛生ソリューションの開発、提供を推進しています。未来を担う子どもたちに、世界のトイレ事情やトイレの歴史、衛生課題の解決に企業が取り組んでいることを知ってもらうことで、清潔なトイレ環境の大切さを深く理解し、自分たちの暮らしを振り返り、考え、行動する機会を創出することを目的としています。
この出前授業は2015年にスタートし、延べ25回の授業を実施、約1,400名の生徒が参加しました。
(2017年2月現在)

http://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/future/education/ed_toilet.html

3.「安全教育授業プログラム〜家の中の安全を考えよう〜」

LIXILでは、製品安全活動の一環として、学校教員や教育関係者を対象に無償提供し、LIXIL従業員による出前授業も実施しています。身近な事例ドラマを視聴しながら、「家の中に潜むキケン」について学び、事故を未然に防止する方法について、子どもたちが自ら考え、行動することを促すプログラムです。この出前授業は2014年にスタートし、延べ100回の授業を実施、約3,000名の生徒が参加しました。
(2017年2月現在)

http://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/customer/communication/kyouzai.html