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<主催:LIXIL、共催:ANA、中部国際空港>
地区予選代表33名が“光るどろだんご”づくりの腕を競う
「光るどろだんご全国大会2017」最優秀賞作品を決定

2017年11月27日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉)は、2017年11月26日(日)、INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」(愛知県常滑市)にて、地区予選大会を勝ち抜いた代表33名が「光るどろだんごづくり」の腕を競う「光るどろだんご全国大会2017」を開催し、最優秀賞1点ならびに入賞作品を決定しました。

最優秀賞 得能さんの作品
「紫峰の山がみえる町」

参加者33名が作った光るどろだんご

10回目の記念すべき今大会は、北は北海道、南は九州までの24都道府県、LIXILショールームを中心とする営業拠点39会場で地区予選大会を開催しました。全国大会では、過去最高の参加者数となった1197名の中から選ばれた代表33名が、光るどろだんごづくりの腕と技を競い合いました。

最優秀賞は、茨城県結城市の得能 裕美(とくのう ひろみ)さん(40歳)の作品「紫峰の山がみえる町」、優秀賞は福島県郡山市の早坂 里音 (はやさか りおん)さん(11歳)の「未知なる輝き銀河の世界」、愛知県知多郡武豊町の田中 あや(たなか あや)さん(43歳)の「静かな夜に・・・」、そのほか優良賞3点、企業賞3点、三木きよ子※1(みき きよこ)審査員特別賞1点と、全国大会10回記念特別賞1点が表彰されました。

最優秀賞の得能さんは、地元、筑波山の夕景をイメージした作品を制作しました。「子どもの心に戻って楽しむことができました。筑波山の美しさを皆さんに知ってもらいたいと思いながら制作しました。思いがけず最優秀賞をいただき、挑戦することの大切さを改めて感じています」と受賞の感想を語りました。審査員長を務めた、どろだんご・土絵作家の三木きよ子氏は、「筑波の山並みが夕日に輝く様が、どろだんごの中に余すところなく表現されていた」と講評しました。

10回目の開催となった記念すべき今大会は、6歳から55歳までの幅広い年齢層の選手たちが、手のひらに乗せた土の塊に、考え抜いた意匠を凝らして思い切り再現し、一心に磨きあげて個性豊かな作品を制作しました。緊張感漂う競技が終了すると、和やかな雰囲気の中、それぞれの自信作を評価し合いました。表彰式には、セントレアのマスコット“なぞの旅人フー”が登場し、会場を大いに盛り上げました。最優秀作品はINAXライブミュージアム「土・どろんこ館」に永久保存され、セントレア賞受賞作品は中部国際空港セントレアに展示されます。

LIXILは、古来、人の暮らしに欠かせない「土」や、心の込もった「ものづくり」を大切に考えています。身近な天然素材である土の持つ力や魅力を体感し、ものづくりの楽しさと喜びを共に再発見できる「光るどろだんごづくり」を通して、これからも心豊かな住生活の未来に貢献していきます。

※1 三木きよ子:どろだんご・土絵作家。「光るどろだんご大会」の初回(2007年)より、どろだんご大会の審査に携わる。
         2013年より、全国大会の審査員長。

「光るどろだんご全国大会2017」結果 各賞紹介と大会概要

最優秀賞
茨城県結城市 得能 裕美(とくのう ひろみ)さん (40歳) 「紫峰の山がみえる町」
優秀賞
福島県郡山市 早坂 里音(はやさか りおん)さん
(11歳)「未知なる輝き銀河の世界」
愛知県知多郡武豊町 田中 あや(たなか あや)さん
(43歳)「静かな夜に・・・」
優良賞
神奈川県座間市
敷町 愛里珠(しきまち ありす)さん
「木星」
愛知県清須市
牧野 璃子(まきの りこ)さん
「光てらす雪うさぎ」
佐賀県小城市
石井 百香(いしい ももか)さん
「宇宙に輝く火星」
LIXIL賞 ANA賞 セントレア賞 三木きよ子審査員特別賞
宮崎県都城市
川畑 祐一郎(かわばた ゆういちろう)さん
「黒光」
神奈川県横浜市
上田 倖成(うえだ こうせい)さん
「夜にうず巻くハリケーン」
東京都板橋区
多田 昊志(ただ こうし)さん
「かがやく銀河」
千葉県流山市
野 寛太(たかの かんた)さん
「宇宙へ飛び出せロケットよ」
全国大会10回記念特別賞
愛知県名古屋市
浅川 円香(あさかわ まどか)さん
「朱色の宝石」
【審査方法】 審査ポイントは、光沢のよさ、配色、タイトルのイメージと合っているかどうか、制作のプロセスなど。
参加者による投票(各人2票)結果と、審査委員による審査。
【審査員長】 三木 きよ子    どろだんご・土絵作家
【審 査 員】 大村 卓久      中部国際空港株式会社 執行役員 商業事業部長
佐竹 葉子      株式会社LIXIL 理事 Public Affairs部門 広報部 部長
住宮 和夫      株式会社LIXIL INAXライブミュージアム 館長

受賞者のみなさんで記念撮影

INAXライブミュージアムでつくる「光るどろだんご」について

大会で制作した「光るどろだんご」は、やきもの用の粘土をまるめたタネをステンレスカップで丸く、真球になるように削り、表面を平滑にして化粧泥(色をつけた土)をのせ、磨きあげて光らせるものです。2ミクロン以下の細かさと扁平な形状という粘土粒子の特性をいかし、表面を押さえつけて粒子の向きをきれいに整えることによって光沢を出します。化粧泥の色の組み合わせや磨き具合で様々な表情が生まれ、子どもから大人まで幅広く楽しむことができます。近年では、色ののせ方を工夫することにより、表現の幅も広がって、より魅力的な体験教室となりました。
INAXライブミュージアムの「光るどろだんごづくり」は、2006年から「土・どろんこ館」の土の体験教室としてスタート。幅広い年齢層に人気で、開始から延べ24万人以上が体験しました。

お問合せ:INAXライブミュージアム
URL: http://www1.lixil.co.jp/ilm/
TEL: 0569-34-8282

INAXライブミュージアム概要

『INAXライブミュージアム』
所在地:愛知県常滑市奥栄町1-130
TEL:0569-34-8282
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
共通入館料:一般600円、高・学生400円、小中学生200円
ホームページ: http://www1.lixil.co.jp/ilm/
LIXIL文化活動Facebook:https://www.facebook.com/LIXIL.culture

LIXILがINAX創業の地、愛知県常滑市で展開しているミュージアムです。
かつて土管が焼かれていた、大煙突と大きな窯を抱く建物を公開するなど、様々な展示や体験教室を通し、土とやきものが織りなす多様な世界と、ものづくりの心を伝えています。1986年「窯のある広場・資料館」に始まり、「世界のタイル博物館」(1997年)「陶楽工房(とうがくこうぼう)」(1999年)を順次開設、2006年には「土・どろんこ館」と「ものづくり工房」を加え、5つの館を擁する「INAXライブミュージアム」としてグランドオープン。
2012年には近代日本の建築と街を彩ったテラコッタやタイルを展示する建築陶器のはじまり館」を開設し、6つの館で躍動感あふれる活動を展開しています。