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インドの衛生陶器製造企業を買収
70億円超を投資し、生産能力を年間200万台まで引き上げ可能に

2018年01月25日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL (本社:東京都千代田区、社長:瀬戸欣哉、以下LIXIL)は、成長著しいインド市場およびグローバル全体におけるサプライチェーンを強化し、衛生陶器の生産体制を拡充するため、総額約6,500万米ドル(約71.5億円、1米ドル=110円で換算)の投資を行う予定であり、その一環として、近年インド南東部のアンドラ・プラデシュ州に衛生陶器工場を建設したSentini Sanitarywares Private Limited(センティニ・サニタリーウェアズ・プライベート・リミテッド)社の買収を完了しました。

今後、LIXILはこの工場でGROHEおよびAmerican Standardを含むマルチブランドの製品を生産する予定です。当工場の生産能力は、現時点では年間100万台ですが、近い将来、年間200万台の生産が可能になるような体制を整備します。また、インド政府は、国内製造業の発展を目指して「メイク・イン・インディア」政策を推進していますが、LIXILはこの取り組みに賛同し、当工場で約400人の従業員を雇用します。なお、買収に伴い、同社の社名は、LIXIL India Sanitarywares Private Limitedに変更されます。Sentiniグループの会長であるSeshagiri Rao Tipirneni氏は、引き続き同社の株主として残り、顧問として助言を行います。

株式会社LIXILの社長兼CEOの瀬戸欣哉は、次のようにコメントしています。「ダイナミックに成長を続けるインドは、LIXILにとって戦略的に優先度の高い市場です。今回の投資は、将来に向けた戦略に基づくものであり、インドだけでなく、同国で生産した衛生陶器を米国などの他市場に輸出することも可能になるなど、グローバル全体での生産能力強化にもつながります」

LIXIL Asia PacificのCEOであるBijoy Mohanは、次のように述べています。「アジアの事業は、今後もLIXILの成長をけん引していきます。柔軟なサプライチェーンを構築するとともに、生産能力を拡大することで、インド市場における主導的な地位を確立することができます。加えて、新工場への投資は、当社の従業員や顧客、地域社会に対して大きな利点があります。Sentiniグループの創業者や従業員のこれまでの取り組みを通じて、地域社会との強いつながりが構築されており、当社はこのような関係を今後も維持、発展させていきます」

LIXIL Indiaのカントリー・ヘッドであるShubhajit Senは、以下のようにコメントしています。「LIXILは、GROHE、American Standard、INAXをはじめとするブランドを展開し、水まわり技術や衛生陶器の分野でグローバル市場をリードしています。今回の投資は、インド市場における当社の優位性を高め、業界を変革していくために重要な一歩となります。インドは大きな成長が見込める市場であり、LIXILはインドの衛生陶器市場で15〜20%のシェアを獲得し、向こう3年間で業界をリードするポジションを確立することを目指しています」

新工場は面積45エーカー(約182,000㎡)で、2018年後半までに第1段階となる設備の増強を完了し、インドで最先端の生産技術を導入した工場として刷新します。これにより、今後のさらなる機能強化や拡充が容易になります。さらに、新工場では、従業員向けトレーニングの実施により人材育成を行うとともに、生産体制の効率化に向けて、自動化技術の導入を進めます。

※ 当リリースは2018年1月24日(インド時間)に発表されたプレスリリースの日本語版です。