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東京モーターショーの主催者テーマ事業「SMART MOBILITY CITY 2011」
<住宅設備機器・建材メーカーでは初出展>
「いのちもくるまも集う家」をコンセプトに
“ミッドテリアでつながるモビリティのある暮らし”を提案

2011年11月21日

 住宅設備機器・建材の総合メーカーである株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、2011年11月30日(水)〜12月11日(日)の期間※1、東京ビッグサイトで開催される「第42回 東京モーターショー2011(主催:一般社団法人日本自動車工業会)」の主催者テーマ事業「SMART MOBILITY CITY 2011」(西3・4ホール)に、住宅設備機器・建材メーカーとして初めて出展いたします。
※1:一般公開日は、 12月3日(土)〜12月11日(日)

 LIXILブースの展示コンセプトは、「いのちもくるまも集う家〜ミッドテリアでつながるモビリティのある暮らし〜」です。
 屋内(インテリア)の心地よさと屋外(エクステリア)の開放感を同時に楽しむ空間「ミッドテリア」に、最先端の技術を駆使した「人にやさしいモビリティ」の考え方を取り入れ、地球と調和する「暮らしの理性」の創造を目指す企業として、自然と調和した新しい暮らし方を提案いたします。

 「ミッドテリア」は、風や光を自在にコントロールする外付け可動ルーバーや「ミッドテリア」用に開発したキッチン、またソーラーパネルやハイブリッドタイルなど、自然のエネルギーと最先端の技術が融合した様々な住宅設備機器や建材で構成されています。さらに環境面だけではなく人にもやさしいモビリティとして、家具のような電気自動車(以下EV)と木製の自転車を展示し、LIXILが提案する“家+自動車システム”の考え方を表現しています。

 <LIXILブースイメージ図>
 (コンセプト)
 「いのちもくるまも集う家
 〜ミッドテリアでつながるモビリティのある暮らし〜」



<ご参考>
1.「ミッドテリア」と、それを生かす技術や工法でより快適な住まいへ

 LIXILが提案する「ミッドテリア」とは、第三の交流空間として、エクステリアとインテリアの中間に位置します。屋根があれば雨や雪をしのぐことができ、壁で囲わずにそよ風が吹きぬけるような、自然浴を楽しむスペースです。ほっとできる居心地の良い「ミッドテリア」によって、人・家・自然のつながりが強まり、クルマはもっと、人や家と近くなります。
LIXILブース内観イメージ図

<「ミッドテリア」を彩る最新技術>

1)外付け可動ルーバー(プロトタイプ):
 強い日差しはさえぎりたいけど、心地よい風を入れ たい。明るい光は取り入れたいけれど、視線は遮りたい。そんなときに活躍するものが「外付け可動ルーバー」。ルーバーの角度を変えたり開け放ったりすることで、日差し及び風の取り入れを自在に叶え、季節や時間を問わず「ミッドテリア」を楽しむことができます。

「外付け可動ルーバー」イメージ

2)ミッドテリアキッチン(プロトタイプ):
 水まわり機器の代表格であるキッチンを「ミッドテリア」に置くことで、生活空間を創造いたします。しかし「ミッドテリア」の空間は室内と異なり、雨、風などの自然環境下での耐久性も要求されます。そのため面材に「EDS加工材※2」を利用することで、より長く竹の風合いを保ち続けることができます。
※2 EDS加工材:木材や竹材の欠点を緩和する「EDS工法」。
従来使えなかった樹種も建材として活用できます。

ミッドテリアキッチンイメージ


2:最先端の技術を駆使した「人にやさしいモビリティ」
 「人に、自然に、やさしい」をテーマにコンパクトで家具のようなEVと、これからの安心・安全な街づくりにかかせない存在のモビリティとして木製の自転車をコンセプト展示しています。

1)家具のようなEV:(企画参考出展)
 小さな一人乗りEVと新進気鋭の家具クリエーターのKOMA氏とのコラボレーション。家具のように空間に溶け込むことで、道具のようにライフスタイルに馴染みます。住まいづくりの理念を基軸にしたスマートモビリティの考え方から発想した環境にやさしい乗り物です。

家具のようなEVイメージ

2)世界の頂点を極めた職人の木製自転車:(企画参考出展)
 9代目船大工の佐野末四郎氏が造船技術を駆使し、マホガニーを積層してつくった木製自転車。楽器のような美しさに加えて、しなやかな中空フレームによってペダルを踏み込む力を推進力に変えることにより、最新カーボンフレーム自転車以上の性能(時速50km)をもちます。

木製自転車イメージ


3:その他

コンパニオンの衣装:
 弊社ブースを紹介するコンパニオンの衣装は、コスチュームアーティストの ひびのこづえ氏デザインによる着物です。ブースに配置されるEVなどをモチーフに、弊社LIXILのロゴカラーである「オレンジ」を取り入れたデザインになっています。また草原・大地・雄大さをイメージした帯は弊社グループ会社である川島織物セルコンが手掛けました。

LIXILブースを彩るコンパニオンと着物

川島織物セルコン製の特注帯


LIXILブース監修
 赤池 学(あかいけ まなぶ)
 社会システムデザインを行うシンクタンクを経営し、ソーシャルイノベーションを促す、環境・福祉対応の商品・施設・地域開発を手がける。科学技術ジャーナリストとして、製造業技術、科学哲学分野を中心とした執筆、評論、講演活動にも取り組み、2011年より㈳環境共創イニシアチブの代表理事も務める。グッドデザイン賞金賞、JAPAN SHOP SYSTEM AWARD最優秀賞、KU/KAN賞2011など、産業デザインの分野で数多くの顕彰を受けている。