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LIXIL「工場の杜」プロジェクト植樹祭
LIXIL久居工場に、
地域住民1,000人とふるさとの木7,000本を植樹

2011年09月16日

 住宅設備機器・建材の総合メーカーである株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)では、2011年9月10日に植物生態学の世界的権威である宮脇 昭 博士(横浜国立大学名誉教授/財団法人国際生態学センター長)ご指導のもと、LIXIL久居工場(三重県津市)において、地域住民、行政関係者、LIXIL従業員とその家族など合わせて約1,000名による“ふるさとの木 48種7,000本”の植樹を実施しました。

 LIXILでは、宮脇博士の提唱する“いのちの森”づくりに賛同し、地球の未来そして地域の風土と文化を守るため「工場の杜」プロジェクトに取り組んでいます。LIXIL久居工場は、LIXIL下妻工場(茨城県下妻市)、LIXIL前橋工場(群馬県前橋市)、LIXIL知多事業所(愛知県知多市)に次ぐ、4番目のプロジェクト対象に選ばれ、2011年2月9日には、宮脇博士ご指導によるLIXIL久居工場周辺の土壌・植生を調査することで“地域本来の植生”を把握する「潜在自然植生※1」を調査を実施しました。今回、その植生調査によって、津地域本来の木である樹種として選定された、アラガシやシラガシ、タブノキ等48種の“ふるさとの木”7,000本を植樹しました。

※1:潜在自然植生
 人間がまったく手を入れない「原植生」や現在我々が目にしている人間がたっぷり影響を与えた「現存植生」とは違う、人間の干渉を止めたと仮定したときにその土地がどの
 ような植生を支える能力を持っているかを読み取る“第三の植生”というべき概念。1956年に、宮脇先生の恩師であるドイツの植物生態学者ラインホルト・チュクセン教授が
 提唱した。

 LIXILでは、国内外の拠点でLIXIL「工場の杜」プロジェクトを進めており、2011年10月29日には、LIXIL知多事業所(愛知県知多市)で、2回目となる植樹祭を、2012年春には、LIXIL有明工場(熊本県玉名郡長洲町)でも植樹祭を予定しております。


−LIXIL「工場の杜」プロジェクトによる効果−

   1)樹木にCO2を吸収して森の中にカーボン(炭素)を閉じ込める地球温暖化抑制効果
   2)防音、防塵、空気浄化および水質浄化などの環境保全効果
   3)地震、台風および大火などから人間の命を守る防災保全効果


■LIXIL「工場の杜」プロジェクト植樹祭概要
 実 施 日: 2011年9月10日(土)
 参加者数: 約1,000名
 植樹本数: 約7,000本(48種)
 後   援: 津市、津市教育委員会、津商工会議所

■宮脇 昭博士(略歴)
 1928年生まれ。生態学者。広島文理科大学生物学科卒業後、西ドイツ国立植生図研究所に留学。横浜国立大学教授、国際生態
 学会会長を歴任。現在、横浜国立大学名誉教授、(財)地球環境戦略機関 国際生態学センター長。毎日出版文化賞、紫綬褒章、
 勲二等瑞宝章、ブループラネット賞など多数受賞。

 主な著書:「日本植生誌」(全10巻、至文堂)、「植物と人間」(NHKブックス)、「緑回復の処方箋」(朝日選書)、「鎮守の森」(新潮
 社)、「いのちを守るドングリの森」(集英社新書)、「森よ 生き返れ」(大日本図書)など多数。

■ LIXIL久居工場 概要(2011年8月末現在)
 操業開始: 1979年7月(昭和54年)
 工 場 長: 下長 愛史(しもなが よしふみ)
 従業員数: 846名 ※2011年8月末現在
 生産品目: 住宅用アルミサッシ、住宅用シャッターサッシなど
 敷地面積: 234,227m2
 所 在 地: 三重県津市戸木町5081-4