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LIXILと川島織物セルコンが
「建築を彩るテキスタイル展―川島織物の美と技」を開催
LIXILギャラリー大阪会場:6月18日(月)〜8月23日(木)
LIXILギャラリー東京会場:9月6日(木)〜11月24日(土)

2012年06月12日

LIXILグループである株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)と株式会社川島織物セルコン(本社:京都市左京区、社長:中西正夫)は、LIXILギャラリーにて、1843年(江戸末期)に創業した川島織物セルコンの伝統と技術、さらにものづくりの精神を紹介していく企画展「建築を彩るテキスタイル展−川島織物の美と技」を開催します。
〔大阪会場:6月18日(月)〜8月23日(木)、東京会場:9月6日(木)〜11月24日(土)〕

(写真)
国内初の企業博物館「織物参考館」
ほぼ実物大のレプリカと模型

川島織物セルコンは、2011年8月にLIXILグループ入りしたファブリックスメーカーで、帯、緞帳・祭礼幕から、カーテン、カーペット、インテリア小物まで、約170年にわたり日本のファブリックを牽引してきました。

これらの歴史を後世に伝えるため、発祥の地である京都には、日本で最も古い企業博物館「織物文化館」を開設しており、国内外の染織品や古書の他、今まで手掛けてきたプロジェクトや商品の下絵、試織など約16万点を所蔵しています。

一方LIXILでは、「文化の多様性」や「生活の文化のすばらしさ」を広く社会に伝えていくために、ギャラリーや出版活動などを継続して行っています。特に建築やアートについての情報は、LIXILが独自の視点でテーマを発掘し、発信し続けています。

今回両社は、川島織物セルコンのグループ入り1年を機に、LIXILが運営するギャラリーにて、川島織物セルコンの収蔵品を通じて、テキスタイルの技術と表現が、いかに室内空間の近代化とデザインの多様性に貢献してきたかを紹介する企画展を開催します。さらに展示に併せて、「LIXIL BOOKLET〔LIXIL出版/A4変形/80ページ(予定)/定価 1,890円(税込)〕」を発刊します。

今後もLIXILと川島織物セルコンは、一企業の発展のみならず、建築からインテリアファブリックまで日本の産業振興に役立つ様々な情報発信をしていきます。

<参考資料> 「建築を彩るテキスタイル展−川島織物の美と技」開催概要

【企画主旨】

  • 川島織物セルコンの代表作を通じて、テキスタイルの技術と表現が、いかに室内空間の近代化とデザインの多様性に貢献してきたかを考察し、その美と技をひも解く。
  • 二代川島甚兵衞の果たしてきた功績と尽力した事業を中心に、現在のものづくりにどう活かされているのかを紹介する。

ご参考:二代川島甚兵衞について

川島織物の二代目当主。創業者である父の意志を継ぎ、 十代の頃から織物の改良に取り組む。その技術が時の 農商務大臣 品川彌二郎子爵に認められ、子爵の渡欧に 織物の調査・研究のために同行。帰国後、織物を用いた 日本式室内装飾様式を提案すべく、国内初の企業博物館 「織物参考館」を開館。また日本の技術力を世界に知らし めるため、多くの万博へ出展し様々な賞を受賞するなど、 西陣織の普及、改良に尽力し、「綴織再興の祖」と言われた。 明治31年、帝室技芸員を拝命。

【主な展示内容】

① 国内初の企業博物館「織物参考館」のほぼ実物大のレプリカと模型

②神坂雪佳の原画による「草花文様」は、椅子張の原画と完織した窓掛をセットで展示

※大阪会場のみ

③パリ万博(1900年)に出品した「群犬」試織(最高栄誉賞受賞)

④オランダ・ハーグ平和宮殿(1913年竣工)の大壁面を飾る綴織意匠として、菊池芳文直筆の草稿画と山田耕雲が模写した「晩春初夏百花百鳥」屏風

窓掛「草花文様」

「群犬」試織

【会場/会期】

① LIXILギャラリー(大阪会場)
住所:大阪市中央区久太郎町4-1-3 伊藤忠ビル1階 LIXIL大阪水まわりショールーム内
会期:2012年6月18日(月)〜 8月23日(木)
開館時間:10時〜17時
休館日:水曜日、夏期休暇〔8月10日(金)〜16日(木)〕

②LIXILギャラリー(東京会場)
住所:東京都中央区京橋3-6-18 LIXIL:GINZA2階
会期:2012年9月6日(木)〜 11月24日(土)
開館時間:10時〜18時
休館日:日曜日、祝日

【会場面積】

各60㎡

【入場料】

無料

【企画】

LIXILギャラリー企画委員会

【協力】 株式会社川島織物セルコン
川島織物セルコン 織物文化館