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<LIXIL主催、ANA、中部国際空港共催>
地区予選代表27名が“光るどろだんご”づくりの技を競う
「光るどろだんご全国大会2012」最優秀賞作品を決定

2012年11月27日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、11月24日(土)、INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」(愛知県常滑市)にて、地区予選大会を勝ち抜いた代表27名が「光るどろだんごづくり」の腕を競う「光るどろだんご全国大会2012」を開催し、最優秀賞1点ならびに入賞作品を決定しました。

▲最優秀賞 柴田さんの作品「はな」

▲参加者27名が作ったどろだんご

5回目となる今大会は、全国の営業拠点と連携し、1都1道1府16県の29会場にて地区予選を開催。総参加者540名の中から選出された代表27名が技を競い合いました。

最優秀賞は、埼玉県狭山市の柴田 美優(しばた みゆ)さん(10歳)の作品「はな」、優秀賞は福岡県久留米市の田中 悠貴(たなか ゆき)さん(11歳)の「かくれハートのさくら」、愛知県名古屋市の小西 元子(こにし もとこ)さん(45歳)の「かわいいおかあさん」、そのほか優良賞3点、企業賞3点、挾土秀平*1(はさど しゅうへい)特別賞1点、更に、大会当日に特別に設けられたANAのネーミング賞1点が表彰されました。

最優秀賞の柴田さんは、緑色の地に白と黄色を使った大きな花を描きました。お祭りのときに見たコスモスが印象に残っていたので、それをモチーフにしたそうで、花の絵を崩さないように磨くのが大変だった、と話していました。

主催者LIXILの松村はるみ常務執行役員は、大会を総括し、「だれもが触ったことのある『どろだんご』に、作り手の想いが込められ新たな輝きを持たせた『光るどろだんご』の腕を競う、このような素晴らしい大会が続いてきたことを嬉しく思う。今日のINAXライブミュージアムでの思い出を、この土の温もりと一緒に持ち帰ってほしい」と話しました。

1時間30分の競技会は緊張感の中にも和やかな雰囲気で開催され、5歳から46歳まで幅広い年齢層の選手たちが、手のひらに乗せた土の塊を一心に磨きあげ、個性豊かな作品を制作しました。表彰式にはセントレアのマスコット“なぞの旅人フー”がサンタの衣装で登場し、会場を盛り上げました。最優秀作品はINAXライブミュージアム「土・どろんこ館」に永久保存され、セントレア賞受賞作品は、中部国際空港セントレアに展示されます。

*1:挾土秀平:職人社秀平組代表 1962年岐阜県高山市生まれ。首相官邸の壁やザ・ペニンシュラ東京の螺旋階段の壁などを手がけ注目を集める左官職人。

■「光るどろだんご全国大会2012」結果 各賞紹介と大会概要

【各賞受賞作品】

最優秀賞
埼玉県狭山市 柴田 美優(しばた みゆ)さん 「はな」
優秀賞
福岡県久留米市 田中 悠貴(たなか ゆき)さん
「かくれハートのさくら」
愛知県名古屋市 小西 元子(こにし もとこ)さん
「かわいいおかあさん」
優良賞
愛知県名古屋市
杉山 瑞季(すぎやま みずき)さん
「楽しいメロディー」
愛知県東海市
小村 智美(こむら ともみ)さん
「宇宙」
石川県河北郡
大窪 咲姫(おおくぼ さき)さん
「雪」
LIXIL賞 ANA賞 ネーミング賞(ANA) セントレア賞 挾土秀平特別賞
埼玉県上尾市
小関 優汰
(こせき ゆうた)さん
「水中のたび」
鳥取県米子市
味村 光留
(あじむら ひかる)さん
「地球雨もよう」
香川県高松市
乾 舜人
(いぬい しゅんと)さん
「夕日の航空機」
千葉県船橋市
川田 真樹
(かわた まき)さん
「宇宙の初雪」
北海道旭川市
諏訪 光依
(すわ ひより)さん
「雪空」
【審査方法】 審査ポイントは、真球度、光沢具合、配色、タイトルのイメージと合っているかどうか、など。
参加者による投票(各人2票)結果を加味し、審査委員による審査。
【審査員長】 挾土 秀平     職人社 秀平組代表
【審 査 員】 三原 修一     全日本空輸株式会社 名古屋支店法人販売部第一販売グループ マネージャー
鈴木 實       中部国際空港株式会社 執行役員商業事業部長
松村 はるみ    株式会社LIXIL 常務執行役員 広報・宣伝担当

▲大会当日の制作風景

■ 大会参加者選出方法

9月9日のLIXILショールーム高松での予選大会を皮切りに、11月10日までの約2ヶ月、北は北海道から南は九州(大分・福岡)まで、1都1道1府16県の29会場で予選大会を開催。各エリア1名ずつの代表選手27名と、INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」で9月9日に開催された「光るどろだんご大会2012」で選出された3名を併せた計30名が地区予選代表として選出されました。

全国大会では、当日欠席者3名を除く、27名が光るどろだんごづくりの腕を競いました。

■ 全日本空輸株式会社(ANA)、中部国際空港株式会社(セントレア)共催について

今大会も全日本空輸株式会社、中部国際空港株式会社に共催いただきました。
中部国際空港セントレアは、地元の文化や産業を広く紹介する役割を担うエアターミナルを目指されています。以前から「光るどろだんごづくり」に関心を持たれており、セントレアでの体験教室の開催を強く望まれていました。昨年の全国大会では、前日にセントレア4Fイベントプラザにて、プレイベントの「光るちびだんごづくり」(光るどろだんごより一回り小さく、短時間で簡単に完成できる)を企画・開催いただき、集まった88名が制作を楽しみました。今大会も共催を快諾いただき、各地区から集った代表選手たちのセントレア見学ツアーや懇親会、大会表彰式での特別ゲスト“フー”の登場など、楽しい企画も実施いただきました。

LIXILは、同社の運営する文化施設『INAXライブミュージアム』がある常滑の街を訪れる外国人観光客にも、「光るどろだんごづくり」体験を通して土や日本のものづくりの魅力を体感していただきたいと考えており、将来的には「どろだんご世界大会」の開催も目指しています。その実現に向け、海外拠点のある企業からさまざまなノウハウを学びたいと考え、その業態や圧倒的海外拠点数を有する全日本空輸株式会社へ今年も協力をお願いしました。ANA賞の賞品には、話題の旅客機、ボーイング787のモデルプレーンなどを提供いただき、選手たちの羨望の的となっていました。

今後の世界大会実現に向け、共催の2社とさらに強力な関係を築いていきたいと考えています。INAXライブミュージアムでは共催2社をはじめ、地域や各方面の方々の協力を得ながら、「光るどろだんごづくり」の面白さ・土の魅力を、今後もより多くの人々に伝えていきます。

■ INAXライブミュージアムでつくる「光るどろだんご」について

大会で制作した「光るどろだんご」は、やきもの用の粘土をまるめたタネをステンレスカップで丸く、真球になるように削り、表面を平滑にして化粧泥(色をつけた土)をのせ、磨きあげて光らせるものです。2ミクロン以下の細かさと扁平な形状という粘土粒子の特性をいかし、表面を押さえつけて粒子の向きをきれいに整えることによって光沢を出します。化粧泥の色の組み合わせや磨き具合で様々な表情が生まれ、子どもから大人まで幅広く楽しむことができます。近年では、色ののせ方を工夫することにより、表現の幅も広がって、より魅力的な体験教室となりました。

INAXライブミュージアムの「光るどろだんごづくり」は、2006年から「土・どろんこ館」の土の体験教室としてスタート。幅広い年齢層に人気で、LIXILショールームなどでの開催を含めると、これまでに延べ10万人が体験しました。

お問合せ:INAXライブミュージアム
URL: http://www1.lixil.co.jp/ilm/ TEL: 0569-34-8282

▲受賞者のみなさんで記念撮影