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快適に使ってしっかりエコ
浴室・キッチン・洗面水栓で好評のエコ水栓のラインアップを拡充します。
〜新しい節湯基準にも対応、水まわり空間の省エネを水栓金具で実現〜

2013年02月01日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、節水・省エネ機能を搭載した浴室・キッチン・洗面の水栓金具(通称:エコ水栓)を大幅に拡充し、INAXブランドから2月1日に発売します。

LIXILのエコ水栓
左から「壁付仕様プッシュ水栓」、「スイッチ付エコフルシャワー」、「エコハンドル水栓」

2012年12月に「都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)」が施行され住宅・建築物分野は、より一層の省エネが求められています。水栓金具においても新しい節湯基準が設定されるなど、省エネ化の要望もますます強くなっています。そのような中、LIXILはエコ水栓のラインアップをさらに強化し更なる省エネ化を進めていきます。

※:今まで節湯基準は、住宅事業建築主の判断の基準として、節湯A、節湯B、節湯ABという種類がありました。今回「エコまち法」によって、新しい基準(節湯A1、節湯C1)が策定され、新たに手元止水機構と水優先機構が設定されました。

浴室用の水栓金具は、システムバスルームで好評の、ひねらずに押すだけで湯水の出し止めができる「プッシュ水栓」を取り替えにも対応できる壁付仕様で発売します。「プッシュ水栓」は手元で簡単に止水できるため、従来比約48%の節水・省エネ効果が期待できます。

また浴室用シャワーは、昨年一部の機種に投入した「エコフルシャワー」を、システムバスルーム用および浴室用水栓金具のシャワーすべてにフルラインアップします。「エコフルシャワー」は、快適な浴び心地のままで従来比約35%の節水・省エネ効果を実現します。

キッチン・洗面用の水栓金具は、「エコハンドル水栓」を大幅に拡充しLIXILのキッチン、洗面のシングルレバー水栓の約90%が「エコハンドル水栓」となります。従来のシングルレバー水栓はレバーハンドル正面の位置でもお湯が出るため、無意識のうちに無駄なお湯を使っていました。「エコハンドル水栓」は、良く使うハンドル正面の位置で「水」を出す省エネ設計により無意識に使っているお湯の無駄使いを防止。従来比約30%の省エネ効果を実現します。なお今回発売した「プッシュ水栓」「エコハンドル水栓」は新しい節湯基準に対応しています。

LIXILでは、これからも住まいに関わるさまざまな“水にまつわる技術”を進化させ、「エコ」「快適性」「利便性」「清掃性」など、水まわり空間の新しい価値を追求していきます。

<参考資料>

■LIXILのエコ水栓の特長

1.新発売の壁付仕様「プッシュ水栓」

システムバスルームで好評の「プッシュ水栓」を、取り替えにも対応できる壁付仕様で新発売します。ひねらずに押すだけで湯水の出し止めができ、流量調整も大きなジョグダイヤルを回すだけのラクラク操作の水栓です。またシャワーと吐水を別のボタンに分けたので、間違えてシャワーがかかるような誤作動も防げます。それぞれにロック機構を搭載しているので、小さなお子さまが誤って触ってしまっても安心です。プッシュ操作で簡単に吐水・止水ができるため従来品と比較して、約48%の節水・省エネ効果を実現し、年間最大で21,000円の節約(節水と省エネ(都市ガス)の合計)が可能です。

▼ラクラク操作でエコな「プッシュ水栓」

▼お子さまにも安心なロック機構付

▼約48%節水・省エネ効果

▼「プッシュ水栓」操作方法

2.「エコフルシャワー」をフルラインアップ

昨年一部の機種に投入し好評な節湯と大粒の浴び心地のよさを両立させた浴室用シャワー「エコフルシャワー」を、システムバスルーム用シャワー及び浴室用水栓金具にフルラインアップします。これにより使い勝手は変わらずに従来のシャワーと比較すると約35%の節水・省エネ効果を実現。さらにスイッチ付シャワーの場合は約48%の節水・省エネ効果を実現し、年間最大で21,000円の節約(節水と省エネ(都市ガス)の合計)が可能です。

<エコフルシャワーの構造>
シャワー内部の羽根車がシャワー穴の半分を塞ぎながら高速回転することで、節湯と浴び心地のよい大粒化を実現。

▲すべてのシャワーを「エコフルシャワー」にします。

 

▲スイッチ付「エコフルシャワー」で最大約48%節水・省エネ効果

3.「エコハンドル水栓」をキッチン・洗面用に大幅ラインアップ

昨年一部の機種に投入し好評な「エコハンドル水栓」を大幅に拡充しました。今回の拡充により、LIXILが生産販売するキッチン、洗面のシングルレバー水栓の約90%が「エコハンドル水栓」となります。従来のシングルレバー水栓はレバーハンドル正面の位置でもお湯がでるため、無意識のうちにムダなお湯を使っていました。「エコハンドル水栓」では、良く使うハンドル正面の位置で「水」を出す省エネ設計で、無意識に使っているお湯のムダ使いを防止します。それにより従来比約30%の省エネ効果を実現します。

※:キッチン水栓は微細シャワー、泡沫水栓との組合せにより41%の省エネ効果となります

▼よく使う正面のハンドル位置で水を出す省エネ設計の「エコハンドル水栓」とその省エネ効果

【試算条件】「エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」における給湯量(東京、床面積120uの住宅)から算出。【引用元】「エネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準」および「住宅事業建築主の判断の基準」【単価】上下水道:265円/㎡(税込)、都市ガス:165円/㎡(税込)

■エコ水栓を新たに投入した背景

住宅・建築物分野のより一層の省エネが求められる中、2012年12月施行された「都市の低炭素化の促進に関する法律(エコまち法)」において、住宅及び建築物に係る省エネルギー基準が設定されました。新しい省エネルギー基準は、一次エネルギー消費量を指標として建物全体のエネルギー消費量を総合的に評価する基準です。住宅における一次エネルギー消費量のうち、その多くを給湯設備の一次エネルギー消費量が占めていることから、給湯の負荷を低減することは住宅の省エネ性能の向上に大きく寄与します。

そこで弊社では、快適に使えて新しい節湯基準に対応した浴室・キッチン・洗面のエコ水栓を大幅拡充し、ラインアップを充実させます。

■新しい節湯基準とは

今まで節湯基準は、住宅事業建築主の判断の基準として、節湯A、節湯B、節湯ABという種類がありました。今回「エコまち法」によって、新しい基準(節湯A1、節湯C1)が策定され、新たに手元止水機構と水優先機構が設定されました。

手元止水機構は、手元で簡単に湯水を出し止めできることで、湯水の使用量が削減できるものです。また、水優先吐水機構は、レバーハンドルが操作しやすい正面の位置で水のみが出る構造や、使いやすい位置に水のみを出すことができる操作部を設けることで、無意識での給湯器の着火を防ぎ給湯エネルギーが削減できるものです。

弊社では、手元止水機構は、プッシュ水栓やスイッチ付シャワーが該当します。また水優先吐水機構は、エコハンドルが該当します。

※ 詳細は下記HPに記載しています。
日本バルブ工業会 「節湯水栓について」   http://www.j-valve.or.jp/suisen/setsuyu/index.html
LIXIL 低炭素建築物認定制度について     http://www.biz-lixil.com/service/law/lowcarbon/