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システムバスルームの困りごととして一番面倒な「排水口」のお掃除を解決
『くるりんポイ排水口』が発売累計で120万セット突破

2013年11月08日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、システムバスルームの困りごととして一番面倒な「排水口」のお掃除を解決するために開発・搭載された『くるりんポイ排水口』が、2007年4月の発売開始から2013年10月末の時点で、累計120万セットを突破しました。

内部部品を約3割減らし、排水口の掃除がカンタンになった3代目新『くるりんポイ排水口』

浴槽の掃除で一番面倒な部位を調査した結果、「排水口」が「浴槽」や「天井」など他の部位を大きく上回り、第1位となりました。その理由として、「髪の毛がすぐ溜まる。へばりついて捨てにくい。」「すぐ汚れる。」「ヌメヌメとしていて気持ち悪い」といった不満が多くあがりました。

こういった不満を解決するため、2007年4月に戸建住宅向けシステムバスルーム用として『くるりんポイ排水口』を開発しました。浴槽の残り湯を利用して洗い場にある排水トラップ内に“うず流”を起こし、そのうずの力によって髪の毛をまとめて片手で捨てやすくして「排水口のお掃除」の困りごとを解決した画期的な機能として好評を得ました。

また、2010年12月に、「マンション用の排水口にも欲しい」というお客さまからのご要望に応えるため、集合住宅特有の「床下空間の狭さ」という建築条件のなかでも納まる薄型ボディを実現した『くるりんポイ排水口 集合住宅用』を開発し、戸建用発売から約3年半を経て集合住宅向けシステムバスルームにも搭載しました。

2012年9月発売のマンションリフォーム用システムバスルーム『リノビオV』からは、戸建住宅用と集合住宅用の、それぞれの良い部分を掛け合わせた3代目新『くるりんポイ排水口』を搭載しています。浴槽の残り湯を使ったうず流で、髪の毛やゴミをまとめる機能はそのままに、内部部品を約3割減らし、凹凸が多かった排水口内部をシンプルな形状とし、お掃除がよりカンタンになりました。

現在では、購入者の約80%にのぼる方が「以前に比べて排水口のお掃除がラクになった」と答えるほど好評をいただいており、LIXILならではの“困りごと解決機能”になっています。

LIXILでは、これからも新築からリフォームまで、お客さまの困りごとを解決する快適なシステムバスルームの開発を目指していきます。

<参考資料>

■ 『くるりんポイ排水口』の出荷台数の推移:

■ 開発の背景

■浴室で汚れやすく、掃除に手間がかかる部位は?

浴室のお掃除で一番面倒な部位を調査した結果、第一位は「排水口」で、「浴槽」や「天井」など他の部位を大きく上回りました。具体的には、「髪の毛がすぐ溜まる。へばりついて捨てにくい」「排水口がすぐ汚れる」「ヌメヌメとしていて気持ち悪い」といった不満でした。そこで、この不満を解決した“お掃除カンタン、汚れにくい”『くるりんポイ排水口』を開発し、2007年4月に戸建住宅用システムバスルームに搭載し発売開始しました。『くるりんポイ排水口』は、今までにない機能と、困りごとへの解決感、ネーミングの分かりやすさなどで2007年度に公益財団法人日本デザイン振興会が運営する“グッドデザイン賞”や、日刊工業新聞社主催の“ネーミング大賞”を受賞しました。

■ 購入者の声

LIXILのシステムバスルームを購入いただいたお客さま300名にアンケートをとったところ、「以前に比べて排水口の掃除がラクになった」と答える方が、購入者の約80%にものぼるなど、好評をいただいております。
『くるりんポイ排水口』は、LIXILならではの“困りごと解決機能”になっています。

■ 『くるりんポイ排水口』の商品特長

1.ヘアキャッチャーにたまる毛髪やゴミを“ポイ”と簡単に捨てられる

従来品は、ヘアキャッチャーに汚れた毛髪やゴミが絡みついてしまい、捨てるのが大変でした。『くるりんポイ排水口』では、浴槽の残り湯を利用して排水トラップ内にうず流を発生させるため、毛髪やゴミがくるくる回ってまとまり、“ポイ”と簡単に捨てることができます。

■ヘアキャッチャーのゴミの比較

<従来品>

<くるりんポイ排水口>

2.排水口の汚れをすすぎ流し、ヌメリの発生を低減

従来品は、毛髪やゴミがヘアキャッチャーに絡みついて水の流れが悪くなり、そこに汚れた水(皮脂などを含む)が滞留するため、ヌメリを増殖させていました。
『くるりんポイ排水口』は、うずの力で毛髪やゴミをまとめ、これらに付着する汚れをすすぎ流すため、ヌメリの発生を抑えます。

■排水口まわり汚れの比較

■ 『くるりんポイ排水口』技術の変遷

2007年4月 初代 戸建住宅用『くるりんポイ排水口』

・ うずを発生させる技術

浴槽排水のエネルギーを効率よく回転運動に変え、さらに流入口を縦長に絞ることで、うず流を発生させます。

・ 髪やゴミをまとめる技術

ヘアキャッチャーを“カゴ状”にすることで毛髪やゴミをまとめます。さらにヘアキャッチャーの網の断面を三角形状にすることで、うず流をヘアキャッチャー内に誘導し、汚れをすすぎ流します。

■カゴ状のヘアキャッチャー

■ヘアキャッチャー網形状

2010年12月 2代目 集合住宅用『くるりんポイ排水口』

集合住宅特有の「床下空間の狭さ」という厳しい建築条件により、ご要望を頂きながら技術的にクリアできなかったハードルを、トラップ内の水流を変更するという新発想を取り入れ、戸建用の初代から数えて約3年半を経て開発に成功しました。

・ 薄型ボディで効率的にうずをまく技術

浴槽排水を「主排水用」と「うず用」に分岐させてうずの水位をコントロール。2つの噴射口で水流のパワーロスを低減して、分岐後の少ない水流でもうずを発生させます。

集合住宅用『くるりんポイ排水口』イメージ図

2012年9月 3代目 新『くるりんポイ排水口』

・ 部品点数を約3割減でお掃除をカンタンにするシンプルな構造

戸建住宅用と集合住宅用の良い部分を掛け合わせ、浴槽の残り湯を使ったうず流で、髪の毛やゴミをまとめる機能はそのままに、凹凸が多かった排水口の内部部品を約3割減らしたシンプル構造にし、お掃除がさらにカンタンになりました。

従来よりシンプルな構造にすることで、奥まで手が届き、おそうじがカンタンに