過去最大７,１２９点のエクステリア施工作品が応募
「ＬＩＸＩＬエクステリアコンテスト２０１３」結果発表
〜大賞は“門まわり・車庫まわり部門”（香川県）の作品が受賞〜

※「門まわり・車庫まわり部門」金賞作品

＜審査員のコメント／古橋 宜昌＞

メインアプローチの動線をクランク状に設定し、道路に対して横向きに入る門構えはとても品がよく奥行感もあります。

正面中央にリビングの開口がありますが、オリジナリティーのある目隠しスクリーンでプライバシーを確保しながら風通しを確保している点も素晴らしい。重厚感のある建物の外観とエクステリアの要素がバランスよく組み合わされていて、適度に配植された高木が構造物の硬さを和らげています。

建物の外観と調和したエクステリアデザインのお手本ともいえる作品です。

＜受賞店様のコメント＞

リビングに面したタイルテラスをプライベートな空間として囲いたいというお施主様のご要望を受け、ルーバー材と多面材を組み合わせてタイルテラスを囲いました。足元に多面材を使うことで適度に視線を通し、内部と外部をつなぐ役割を持たせています。

【採用商品】 スクリーン： デザイナーズパーツ

＜審査員のコメント／松枝 雅子＞

初夏の昼下がりのランチパーティーなのでしょう。これから始まる楽しい家族の時間への期待が、向い合う姉弟の笑顔から伝わってきます。もちろんガーデンテーブルの上の今日のメニューは手作りでしょう。パウンドケーキとフルーツのタルトでしょうか。ランチプレートの地中海ブルーとボトルのグリーン、色彩的な演出効果も満点です。

【採用商品】 ウッドデッキ：樹の木Ⅲ オーニング：彩鳥・彩樹

【採用商品】
ガーデンルーム：暖蘭物語

＜審査員のコメント／松枝 雅子＞

ゆるやかな高低差で連続する空間は、空間の一体感や広がり感を満足させながら、変化を楽しむこともできます。

ゆとりのある円形のテラス、シンク、ベンチはここで展開する暮らしを良くとらえていて、どうすれば住む人の暮らしを豊かにし続けてくれるかを熟知した空間設計と感じました。

【採用商品】
公共商品：サポートレール

＜審査員のコメント／吉田 克己＞

手すりは「階段に設けるもので、景観材料では無い」と考えがちです。しかし、ここで手すりは単なる商品ではなく、空間の区切り、侵入防止、道の誘導、景観の引き締め等を効果的に発揮しています。手すりのつながりはスロープや曲線の園路を強調し、高齢者も安心して歩行でき、散歩が楽しくなるように思います。簡単な手すり商材も使い方によっては、このように美しい景観を表現できるという好例の作品と言えます。

＜審査員のコメント／吉田 克己＞

建物の開口部、デッキ、側塀の飾り壁など大きくリフォームしたにもかかわらず、従来からこのような景観であったかのような、落ち着きのある印象です。既存物を全部撤去して劇的に変化させたリフォームが多い中、さりげなくしかし、大きく変化させながら快適で、使いやすく、美しいリフォーム計画は見事です。リフォームされたお客様が楽しんで利用され、喜んでいる様子が想像されます。