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木造住宅の耐力壁の強度を競い合う「第16回 木造耐力壁ジャパンカップ」
「東大×LIXIL×キダテ」チームがトーナメント初優勝
〜 「耐震部門賞」も同時受賞! 〜

2013年09月10日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、8月16日(金)〜18日(日)に日本建築専門学校(所在地:静岡県富士宮市)で開催された「第16回 木造耐力壁ジャパンカップ(主催:NPO法人木の建築フォラム)」において、東京大学 大学院 農学生命科学研究科 生物材料化学専攻 木質材料学研究室とキダテ設計事務所(所長:糸井剛夫)とともに共同開発した耐力壁「ITAMADO2(イタマドツー)」が、14チームの出場するトーナメント戦を勝ち抜き初優勝しました。さらに、耐震評点の一番高い壁に贈られる「耐震部門賞」もあわせて受賞しました。

※「ITAMADO2」は「第16回 木造耐力壁ジャパンカップ」のためにLIXIL、東京大学、キダテが共同制作した耐力壁であり、販売しておりません。

「木造耐力壁ジャパンカップ」とは、規定の仕様で木造耐力壁を制作し、足元を固定した状態でどちらか一方の壁が壊れるまで桁を互いに引き合わせ、水平荷重への強さを競うイベントで、木造住宅の構造耐力向上、伝統工法の継承を目的として開催しています。LIXILは昨年から同チームで本イベントに参加しており、今年が2回目の出場となります。

耐力壁「ITAMADO2」概要

①主材料
国産ヒノキ材、ガラス、ロングビス

②最大荷重
58.58kN(約6.0t) ※1kN=0.102t

▲ 「第16回 木造耐力壁ジャパンカップ」決勝戦の様子
  左が「東大×LIXIL×キダテ」が共同開発した「ITAMADO2」

 

今回優勝した「ITAMADO2」は、ITA(板)とMADO(窓)で構成された部屋の間仕切り壁です。国産ヒノキ材の“板”の間に5つの“窓”を組み込むことで、強度を保ちながら、通風や採光など、開口部としての機能を併せ持ちます。また正面からは一切ビスが見えないなど、デザイン面にも配慮しています。

LIXILでは、今後も安心・安全な住まいづくりを目指し、技術開発に取り組んでいきます。