2013年06月21日
住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、夏休み中の小学生を対象とした、“風を感じる住まい方”を学び、“江戸風鈴づくり”を体験する小学生夏休み自由研究ワークショップを、2013年7月23日(火)に 清澄庭園「涼亭」にて開催します。
清澄庭園「涼亭」外観
第1部では、夏を快適に過ごすための先人の知恵が生かされた東京都選定歴史的建造物 清澄庭園「涼亭」にて、子どもたちに、“家に風を取り入れ自然の力を利用して夏を涼しく過ごす方法”を学びながら“自分たちにできるエコ”について考えてもらいます。第2部では、古くから伝統技法を守り続けている江戸風鈴の老舗 篠原まるよし風鈴 篠原孝通氏を講師に迎え、夏の風物詩である風鈴の絵付けに挑戦していただきます。
■イベント概要
(株)LIXIL 広報部 江戸風鈴づくりイベント事務局 TEL:03‐6273‐3607
<参考資料>
江戸風鈴の老舗 篠原まるよし風鈴を創業者である篠原正義氏の長男として生まれ、20歳の頃より家業に従事。祖父には江戸風鈴の名付け親であり、2004年10月に東京都名誉都民の称号を贈呈された篠原儀治氏がいます。篠原まるよし風鈴では、型を用いない宙吹き技法で風鈴やポッペンの製作を手伝いながら体験教室での絵付けの指導をし、伝統技法の伝承にも努めています。
江戸風鈴とは
“江戸風鈴”という名称はその道の第一人者である篠原儀治氏によって命名され、ひとつひとつ宙吹きで作られたガラスの風鈴を指します。江戸風鈴を作っているのは現在、「篠原風鈴本舗」と
「篠原まるよし風鈴」の2軒のみとなっています。江戸時代の末期になって庶民に親しまれるようになったガラスの風鈴は、現代のようにエアコンや扇風機のない時代、夏を楽しく過ごそうと作り出された先人の知恵です。
(写真右:篠原まるよし風鈴で製作された江戸風鈴「あさがお」)
日本情緒を豊かに譲し出す数寄屋造りの「涼亭」は、明治42(1909)年に国賓として来日した英国のキッチナー元帥を迎えるために、岩崎家が立てたものです。昭和60(1985)年、全面改築工事を行い、現在に至っています。
▲アクセスマップ