ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

子どもの安全安心に配慮した設計や機能が評価され
2部門で計6商品が「第7回キッズデザイン賞」を受賞

2013年07月08日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、「第7回キッズデザイン賞」(主催:特定非営利法人キッズデザイン協議会、後援:経済産業省)において、使い勝手を損なうことなく事故につながるリスクを取り除いた戸建用システムバスルーム「Kireiyu(キレイユ)」や、ルーバーに指をはさんでしまう事故を起こりにくくするためのチャイルドロックを備えたリビング建材「通風建具(ルーバードア/引戸)」など、子どもの安全安心に配慮した設計や機能が評価された計6商品が、2部門でキッズデザイン賞を受賞しました。

戸建用システムバスルーム「Kireiyu(キレイユ)」

「通風建具(ルーバードア/引戸)」

今回の受賞により、LIXILでは7年連続でキッズデザイン賞の受賞となりました。今回受賞した項目は下記の通りです。

<子どもの産み育て支援デザイン 個人・家庭部門>
戸建用システムバスルーム「Kireiyu(キレイユ)」
<子ども視点の安全安心デザイン 一般部門>
「通風建具(ルーバードア/引戸)」、「Segel window(シーガルウィンドウ)」、
「フロンテックTSシリーズ」、「プッシュプルハンドル」、「手すりユニットA(LED付仕様)」

LIXILでは、今後も子どもの安全・安心に配慮し、生活する上で、快適で機能的な商品開発をすすめてまいります。

「キッズデザイン賞」とは、「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「創造性と未来を拓くデザイン」そして「子どもたちを産み育てやすいデザイン」というキッズデザインの理念を実現し、普及するための顕彰制度です。
(キッズデザイン協議会ホームページより)

<参考資料>

【<子どもの産み育て支援デザイン 個人・家庭部門> 受賞作品】

■戸建用システムバスルーム「Kireiyu(キレイユ)」

開発の背景

浴室は小さなお子さまにとって危険な事故が起こりやすいため、使い勝手を損なうこと無く事故につながるリスクを取り除くことが課題となっていました。さらにユーザーからの要望が高かった「掃除のしやすさ」を実現しました。

商品の主な特長

1.  浴室ドアのチャイルドロック
床から135センチ以上と、小さなお子さまの手が届かない位置に施錠できる外鍵を、すべてのドアに標準装備しています。

2.  プッシュ水栓
ON/OFFボタンと流量調節ダイヤルを分離し、吐水前の流量調節を簡単にしています。また、お子さまが誤ってやけどしないよう操作部にチャイルドロックを設けています。

3.  キレイ浴槽
浴槽の表面に施した防汚クリア層が、水アカ固着の原因を抑え、汚れがつきにくく、落としやすくしています。

【<子ども視点の安心安全デザイン 一般部門> 受賞作品】

■内装建材「通風建具(ルーバードア/引戸)」

開発の背景

自然の風の活用により、小さなお子さまから高齢者まで幅広い年齢層の方が、体に負担をかけずにエコで快適な暮らしが実現できるように研究・開発しました。快適な住空間の実現はもちろん、小さなお子さまがルーバーにぶら下がったり、手をはさんだりする事故や誤操作についても徹底的に検証を重ね、安全・安心と快適の両立を実現しました。

商品の主な特長

羽根の動きを固定する「チャイルドロック機能」。引戸の開閉時に指はさみ事故等を起こりにくくしています。またロック機能は簡単に解除できない2段階ロックのため、小さなお子さまのいる家庭でも安心してお使いいただけます。

2段階ロックで安心・安全:
STEP1:
ロックカバーを横にスライドさせると羽根が
開かないように固定されます。
STEP2:
赤いボタンをまわすとロックカバーが動かなくなり、
簡単にロックが解除できなくなります。

■縦型換気ユニット「Segel Window(シーガルウィンドウ)」

開発の背景

省エネ効果の高い自然換気窓を開発するにあたり、換気の効率性とお子さまの転落を防止できるスリムなデザインを両立するため、開口幅が小さい1つの窓でも給排気が可能な開閉形式の窓を開発。お子さまがいる空間でも安心して自然換気を行い快適な室内空間を創造できるよう、構造・操作面の安全性にも配慮しています。

商品の主な特長

開口部寸法を110ミリ幅とし、乳幼児でも転落の恐れのない寸法を実現しています。窓からの転落や、操作時に強風を受け手や指を挟むといった危険性を低減するとともに、省エネ効果の高い、自然換気を行います。また、お子さま自身が窓を開けることにより、環境教育にも役立ちます。

■「フロンテックTSシリーズ」

開発の背景

住宅や店舗、公共施設等の様々なドアに潜む危険から発生する、お子さまや高齢者の不慮の事故防止を目的に開発されました。近年増えている様々な自動ドアから、従来多く使われている開きドアまで、それぞれの危険・事故防止に対応するシリーズ品としてラインナップしています。自動ドアでは、動くドアとの接触を防ぐガードスクリーン(戸袋)付きの商品、開きドアでは、ドア吊り元とドア枠との隙間での指挟み等を防ぐため、「隙間を無くす」「隙間を塞ぐ」部材付きの商品を揃えています。ドア本来の機能を損なうことなく、各種商品の安全性を高めることに努め、新築、既存のドア共に対応可能な商品として開発されています。

商品の主な特長(TSオートドアの場合)

ガードスクリーン(戸袋)は、ドアの可動範囲をカバーする大きさになっており、部分的な防護柵に比べ、安全性が向上しています。さらに、戸袋部へ引きこまれにくくするための反発性の高いゴムパッキンや、清掃性やメンテナンス性を損ねないガードスクリーンのスライド構造などを採用しています。また、戸袋部にあまりスペースのない既存建物への設置も可能です。

■「プッシュプルハンドル」

開発の背景

従来の「プッシュプルハンドル」は、扉の切り欠き加工がレバーハンドルと異なるため、簡単に交換することができませんでした。そこでLIXILは、必要なときに交換できるドアシステムを開発し、出産や両親との同居といったライフステージの変化に合わせて、開閉操作が簡単な「プッシュプルハンドル」に交換できるようにしました。

商品の主な特長

「プッシュプルハンドル」はドアの開閉操作を簡単・安全にする機能です。押す・引くの簡単な動作で開閉でき、誰もが使いやすい設計です。ハンドル操作が上・横・下から3方向アクセス可能になることで、幼いお子さまがハンドルの下側に指をかけて押し引きすればドアが開閉するので、背伸びすることなく安全に操作ができます。

■「手すりユニットA (LED付き仕様)」

開発の背景

階段は、家庭内で、事故が起こりやすい場所とされています。階段の昇り降りを快適にする、握りやすく安定感のある手すりの太さや、夜間歩行をサポートする照明を実現しました。

商品の主な特長

照明をつけないと足元が見えない、急に明かりをつけるとまぶしい、といった問題を解決するために、やわらかく足元を照らすLED照明を組み込んでいます。また金属製の洗練されたブラケット形状は、すっきりとした印象を与えます。