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シャープ株式会社との資本業務提携のお知らせ

2013年09月18日

株式会社LIXIL(以下LIXIL)は、業務提携関係にあるシャープ株式会社(以下シャープ)とその関係を更に強化するため新たに業務提携契約を締結し、これをより確実で迅速に推進するためシャープの行う第三者割当による新株式の発行に応じ、約50億円を同社に出資します。

1. 資本業務提携の目的及び理由

LIXILとシャープは建材と電材を融合させた製品などの企画を担う合弁会社 エコ・ライフ・ソリューション株式会社を2011年8月に設立しました。2012年4月に初の共同開発商品である屋根一体型の太陽光発電システム「ソーラールーフ」を発売し、他社にないデザイン性・施工性が高評価を得て売上は順調に推移しています。また2013年4月には住宅のエネルギーを見える化するHEMS「みるる」を発売しました。

今回、両社の関係を更に深め、建材と電材を融合した商品力をさらに強化することを目的に新たに業務提携契約を締結しました。この業務提携契約に基づき、両社の技術・ノウハウを活用して建材と電材を融合させた製品などの企画・開発を進め、新たな顧客価値を創造できる商品を提供していきます。同時に、この業務提携契約条項をより確実で迅速に推進するため約50億円をシャープに出資します。

LIXILグループは中期経営VISIONで売上3兆円(国内2兆円、海外1兆円)、営業利益率8%の達成を目指しています。また2013年度から2015年度の中期経営計画「LIXIL G-15」の主要な戦略として、リフォーム市場への注力と、グローバル事業の拡大を進めています。今般の業務提携によって建材と電材を融合した独自の商品を順次投入することで、リフォームに対する新たな需要も喚起し、他の建材メーカーとの差別化を図ります。また当社の販売網だけでなく、国内外でのシャープの販売網を活用し、本提携に基づく商品を販売することも計画します。

2. 資本業務提携の内容

両社はLIXILが有する建材技術とシャープが有する電材技術を融合させた製品や、環境、安全・安心、健康などをテーマにしたソリューションなど、住宅建設やリフォームで生じるニーズに対応した新たな製品・ソリューションの共同企画・開発を行い、両社の国内外の幅広い販路での販売を実施していきます。両社はこれらの企画・開発を具体的かつ実効性のあるものとするために、両社共同で共同開発計画とその実行状況を諮る「開発統括会議」を組織化します。当会議にて事業化の推進が決定した製品については、両社の事業責任者の確認のもと、製品毎に企画・開発ワーキンググループを組成し、迅速な商品化に向けた取り組みを行っていきます。

3. 両社の概要

<シャープ株式会社>

1) 本社所在地 大阪市阿倍野区長池町22番22号
2) 代表者 代表取締役社長 橋興三
3) 事業内容 電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売
4) 資本金 52,978百万円(2013年6月28日現在)
5) 設立 1935年5月

<株式会社LIXIL>

1) 本社所在地 東京都千代田区霞が関3−2−5
2) 代表者 代表取締役社長 兼 CEO 藤森義明
3) 事業内容 建材・設備機器の製造・販売および、その関連サービス業
4) 資本金 34,600百万円(2013年6月21日現在)
5) 設立 2001年10月