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【ニュースレター】男性のキッチン仕事参加に関する意識調査
〜全国の既婚男女1030人を対象に意識調査を実施〜

2014年04月23日

共働き世帯の増加に伴い家事に参加する男性が増えている昨今ですが、「キッチン仕事」における男性の役割は、 「男の料理づくり」といった本格的な参加から、「片づけのお手伝い」といった簡単な作業まで、家庭によって様々なようです。そこで今回、 住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は全国に住む既婚の男女1030名を対象に、 キッチンでの夫婦間の役割分担について意識調査を実施しました。

〜 主な調査結果 〜

■男性のキッチン利用率、半数以上の方が週数回以上という結果に。朝は3割以上が毎日利用!

朝は「お茶入れ」など比較的簡単な家事の割合が高く、夜は「下げ膳」「洗い物」が上位に。

男性を対象に朝晩それぞれキッチンを使う頻度を尋ねたところ、半数以上の男性が毎日、または週数回以上使うと回答した。 特に朝は32.0%の男性が「毎日」と回答するなど、キッチン利用が習慣化している様子がうかがえた。年代別にみると、特に夜に関しては、20代・ 30代男性の利用率が高い傾向が見られた。またキッチンで行う具体的な家事については、朝は「お茶やコーヒーを入れる(58.8%)」がトップとなり、 「食器の下げ膳(53.8%)」「トースターでパンを焼く(43.9%)」と続くなど、比較的簡単な家事が上位に挙げられた。一方、夜は 「食器の下げ膳(66.6%)」がトップとなり、「食後の洗い物(58.4%)」「料理(55.1%)」と続くなど、朝に比べて手間のかかる家事が上位に挙げられる 結果となった。

■夫婦間のキッチン仕事の割合、“夫1:妻9”の家庭が22%でトップ。

理想の割合は “夫5:妻5”との回答がトップに。

夫婦間のキッチン利用の割合について尋ねたところ、夫の割合を「10%(夫1:妻9)」と答えた方が22.2%と最も多く、平均は 「夫の利用割合が36.9%」という結果となった。また合わせて「夫婦間の理想の割合」についても尋ねてみたところ、夫の割合を「50%(夫5:妻5)」 との回答が26.4%と最も多い結果となった。

■一緒にキッチンに立つことのある夫婦が53.5%。年代別では20代がもっとも高く61.7%。

一緒にキッチンに立つ夫婦は、夫婦間のコミュニケーションがよくとれていると感じる傾向に。

夫婦で一緒にキッチンに立つことがあるかどうかを尋ねたところ、全体として53.5%と半数強の夫婦が「一緒に立つことがある」 と回答した。年代別にみると、20代夫婦が最も高く61.7%となり、反対に最も低かったのは60代の45.6%で唯一「一緒に立たない」が上回る結果となった。 「一緒に立つことはない」と答えた夫婦にその理由を尋ねたところ「キッチンが狭いから」「邪魔だから・ケンカになるから」「役割分担しているから」 などの答えが多く挙げられた。
また「夫婦間のコミュニケーションがよくとれていると感じるか」について、「一緒にキッチンに立つ」・「立たない」夫婦別に比較してみると、「立つ」 と答えた夫婦の92.9%が「コミュニケーションがとれている」と感じているのに対し、「立たない」と答えた夫婦で「コミュニケーションがとれている」 と感じている割合は76.4%にとどまる結果となった。

■調査の概要

調査方法
:インターネット調査
対象エリア
:全国
調査対象
:20代から60代の既婚男女。
配偶者と同居しており、自分と配偶者が半年に数回以上キッチンを利用している方。
サンプル数
:1030名 (各年代、男女それぞれ103サンプル)
調査実施期間
:2014年3月25日(火)〜3月27日(木)
調査実施機関
:株式会社マクロミル

■調査結果サマリー

T.男性のキッチン利用について

T-1.半数以上の男性が毎日、または週数回以上使っていると判明。

特に朝は3割以上の男性が毎日使うと回答。

男性を対象に朝晩それぞれキッチンを使う頻度を尋ねたところ、半数以上の男性が毎日、または週数回以上使うと回答した。 特に朝は32.0%の男性が「毎日」と回答するなど、キッチン利用が習慣化している様子がうかがえた。年代別にみると、朝に関しては、「毎日」 と答えた割合は60代が突出して高く46.6%にのぼり、以下20代(32.0%)、30代(30.2%)と続いた。夜に関して、「毎日」と回答した人は、 朝と同様に60代(27.2%)が最も多かったものの、「週1回以上」という頻度で見てみると、20代が72.8%、30代が69.9%と、 若い世代の方が利用率が高い傾向が見られた。

T-2.男性が行うキッチン仕事は、朝は「お茶入れ」、夜は「下げ膳」がトップに。

男性がキッチンで行う具体的な家事について尋ねたところ、朝は「お茶やコーヒーを入れる(58.8%)」がトップとなり、 「食器の下げ膳(53.8%)」「トースターでパンを焼く(43.9%)」と続くなど、奥さんのサポート的な家事が上位に挙げられた。一方、夜は「食器の下げ膳 (66.6%)」がトップとなり、「食後の洗い物(58.4%)」「料理(55.1%)」と続くなど、朝に比べて手間のかかる家事が上位に挙げられる結果となった。 年代別に見てみると、朝に関しては、50・60代が「お茶やコーヒーを入れる」のスコアが高いのに対し、20代は「食膳の配膳準備」や「料理」、 「食後の洗い物」のスコアが他の年代に比べ高く、家事分担が進んでいる様子が見てとれた。夜に関しても20・30代が各項目ともにスコアが高く、 キッチンでの活動に積極的な一方、逆に男性60代ではスコアが低く消極的な様子がうかがえた。

U.夫婦間のキッチン利用について

U-1.夫婦間のキッチン利用の現実と理想、現実は“夫1:妻9”の家庭が22%でトップ。

理想の割合は “夫5:妻5”との回答がトップに。

夫婦間における現在のキッチン利用の割合について尋ねたところ、夫の利用割合を「10%(夫1:妻9)」と答えた方が22.2% と最も多い結果となった。ウエイト平均は「夫の利用割合が36.9%」となった。
また合わせて「夫婦間の理想の割合」についても尋ねてみたところ、夫の割合を「50%(夫5:妻5)」との回答が26.4%と最も多い結果となった。 ウエイト平均は男性の平均が「(夫が)42.4%」、女性が「(夫が)43.4%」となり、男女ともに平均値はおよそ“夫4:妻6”という結果となった。 年代別のウエイト平均では、60代が「(夫が)45.4%」と最も夫の家事参加を求めている傾向が見てとれた。

【夫婦間におけるキッチン利用を100とした場合の「夫」の利用割合】

V.夫婦のキッチン利用とコミュニケーションについて

V-1.一緒にキッチンに立つことのある夫婦が53.5%。年代別では20代がもっとも高く61.7%。

一緒に立たない理由には「キッチンが狭いから」「ケンカになるから」などの声が。

夫婦で一緒にキッチンに立つことがあるかどうかを尋ねたところ、「一緒に立つことがある」と回答した夫婦が53.5% と過半数を超える結果となった。年代別にみると若年層になるほど一緒に立つ割合が高い傾向が見られ、20代夫婦が最も高く61.7%となり、 最も低い60代は45.6%と唯一過半数を割る結果となった。
また「一緒に立つことがある」と答えた夫婦には、1回あたりの平均時間を尋ねたところ、全体平均は20.2分となった。 年代別で最も平均時間が長かったのも20代で24.3分となっており、20代夫婦が最も夫婦の時間をキッチンで過ごしている世代であることが分かった。
一方、「一緒に立つことはない」と答えた夫婦には、その理由を尋ねたところ、「キッチンが狭いから」「邪魔だから・ケンカになるから」 などの答えが多く挙げられた一方、「役割分担をしているから」「交代でやるから」「一方が料理中は、他方は子どもの相手をしているから」など、 家事分担がしっかりしているゆえに一緒には立たないという意見も多く見られた。

【「夫婦で一緒にキッチンに立たない」主な理由(抜粋)】

V-2.キッチンに一緒に立つ夫婦ほど、夫婦間のコミュニケーションに満足している傾向に。

「夫婦間のコミュニケーションがよくとれていると感じるか」について、「一緒にキッチンに立つ」・「立たない」 夫婦別に尋ねたところ、「一緒にキッチンに立つ」と答えた夫婦の実に92.9%が「コミュニケーションがとれている」と感じていることがわかった。 一方、「立たない」と答えた夫婦で「コミュニケーションがとれている」と感じている割合は76.4%にとどまり、大きく差が開く結果となった。 年代別に比較しても、各年代ともに「立つ」人が「立たない」人を上回る結果となり、一緒にキッチンに立つ人ほど夫婦間のコミュニケーション に満足している傾向が表れる結果となった。