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サステナブル建築の提案を世界9カ国12大学から募るコンペティション
「第4回LIXIL国際大学建築コンペ」
公開審査会へ進む上位3大学を発表
〜 最優秀作品は4月25日(金)、公開審査会にて決定〜

2014年04月09日

住宅・建材産業に関する調査・研究及び、人材育成等の事業に対し助成・ 支援する公益財団法人LIXIL住生活財団(所在地:東京都江東区、代表:理事長 潮田洋一郎、以下: LIXIL住生活財団)は、次世代のサステナブル住宅の技術を模索・検証し、地球社会にその技術を発信すること を目的に開催される「第4回LIXIL国際大学建築コンペ」において、審査委員による厳正な書類審査を終え、 世界9カ国・12大学の中から「公開審査会」に進出する3大学を以下の通り決定いたしました。

■公開審査会進出の3大学 <大学名アルファベット順>

作品名 大学名
An endless path for five senses The Oslo School of Architecture and Design
/オスロ建築デザイン大学(ノルウェー)
Smoke Garden Tokyo University of Agriculture/東京農業大学(日本)
NEST WE GROW University of California, Berkeley
/カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

第4回となる今回のコンペでは、北海道大樹町にあるメム メドウズの敷地に、 「プロダクティブ・ガーデン──大樹町を五感で味わう空間」をテーマとした作品の提案を世界9カ国12 校の指名大学から募りました。農業に代表されるような自然の営みとシンクロする活動が行われ、 さまざまな収穫物、酪農などを含めた多様で豊かな食をもたらす大樹町を舞台に、その景観を利用し、 自然の味わい方のシナリオを描き、五感を使って人が集う場所を提案してもらいました。

審査委員長は世界的に活躍される建築家の隈 研吾氏。審査委員には、 工学博士で東京大学副学長の野城(やしろ) 智也氏、造園家であり農学博士でもある進士(しんじ) 五十八氏、 さらに、放送作家・脚本家の小山 薫堂氏の3名を迎え、今回の最終審査を行ないます。

なお、2014年4月25日(金)に「経団連会館」(東京都千代田区)で開催される 「公開審査会」にて、3大学の中から最優秀作品が決定されます。最優秀案に選ばれた大学は、 メムメドウズの敷地にその建設までを行います。

<参考資料>

■「第4回LIXIL国際大学建築コンペ 公開審査会」開催概要

【開催日時】
2014年4月25日(金) 15:30〜18:20
【開催場所】
経団連会館2F 経団連ホール(北)(東京都千代田区大手町1-3-2)
【審査委員】
審査委員長:隈 研吾 氏 〔建築家・東京大学教授〕
審査委員:野城(やしろ) 智也 氏〔工学博士、東京大学副学長〕
進士(しんじ) 五十八 氏〔造園家、農学博士、東京農業大学名誉教授〕
小山 薫堂 氏〔放送作家、脚本家、東北芸術工科大学教授〕

【参加大学】9カ国・12校 ※◎印3大学が4月25日の公開審査会に進出。

◎The Oslo School of Architecture and Design/オスロ建築デザイン大学(ノルウェー)

Delft University of Technology/デルフト工科大学(オランダ)
Politecnico of Milan/ミラノ工科大学(イタリア)
Liebniz University Hannover/ライプニッツ大学ハノーファー(ドイツ)

◎University of California, Berkeley/カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)

The University of Utah/ユタ大学(アメリカ)
Tongji University/同済大学(中国)
National University of Singapore/シンガポール国立大学(シンガポール)
Bandung Insitute of Technology/バンドン工科大学(インドネシア)
The University of Tokyo/東京大学(日本)

◎Tokyo University of Agriculture/東京農業大学(日本)

Hokkaido University/北海道大学(日本)

【主催】
公益財団法人LIXIL住生活財団
【共催】
株式会社LIXIL(総合研究所)、北海道大樹町
【後援】
北海道開発局帯広開発建設部、北海道十勝総合振興局、一般社団法人日本建築学会、
公益社団法人日本建築家協会、公益社団法人日本建築士会連合会、株式会社新建築社
【公式サイト】
www.lixiljsfound.or.jp/category/1835715.html
【公式Facebook】
www.facebook.com/LIXIL.IUAC

■「LIXIL国際大学建築コンペ」について(主旨)

同コンペは、LIXIL住生活財団が主催する世界の建築系大学研究室を対象にした実施コンペです。 北海道大樹町にある研究施設「メム メドウズ」内の敷地に、サステナブル建築の提案を世界各国の指名大学 から募り、審査会にて最優秀案に選ばれた大学はその建設までを行います。

◆「メム メドウズ」について

− 真に豊かな社会を実現するために、私達が取り組むべき課題とはなんでしょうか。

省エネルギー、バイオマス、低炭素社会の実現、室内温熱環境のコントロール、 耐震構造の検証など実にさまざまです。これら住宅をとりまく多様な実験に取り組める施設として、 冬季には外気温が約マイナス30℃に達する気象条件の厳しい大樹町に、環境技術研究機構の「メムメドウズ」 を開設しました。牧場跡地にもとから在った住宅や施設を取り壊さず、土地の持つ記憶をそのまま風情として 残しながら改修して、資源も有効に活用しています。

北海道大樹町は、冬季は厳しい寒さにも見舞われますが、その反面、 季節が美しく移ろう豊饒の大地です。土地の名前「芽武(メム)」には「泉の湧き出るところ」という美しい 意味があります。

この地で、住まい手にとって真に快適な住環境とは何かを、 利用者の皆さんと一緒に追求していきたいと願っております。

■「メム メドウズ」施設概要

名    称: 「メム メドウズ」

所在地: 北海道広尾郡大樹町字芽武158-1
※旧「大樹ファーム」跡地
所    有: 公益財団法人LIXIL住生活財団
〒136-8535 東京都江東区大島2-1-1
敷地面積: 約56,000坪
主要施設: 寒冷地実験住宅「メーム(Même)」(右上写真参照)、実験住宅「竹の家」実験住宅「町まとう家」、 実験住宅「BARN HOUSE」、実験住宅「HORIZON HOUSE」、多目的ホール、ラボ棟、住宅1、2、3号棟 (研究者向け宿泊施設)、ログハウス1、2号棟(研究者向け宿泊施設)、運動棟、レストラン、 サウナ施設、管理棟 など
施設概要: 公益財団法人LIXIL住生活財団が、その設立理念に基づき、北海道大樹町に設立した環境技術研究機構の 名称。同機構の中心となるのが、隈研吾建築都市設計事務所が設計した寒冷地実験住宅「Même(メーム)」 である。
URL: http://www.lixil.co.jp/s/taiki-cho/about/