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子どもの安全安心に配慮した設計や機能が評価され
3部門で計8商品が「第8回キッズデザイン賞」を受賞

2014年07月08日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、「第8回キッズデザイン賞」(主催:特定非営利法人キッズデザイン協議会、後援:経済産業省)において、粉塵や騒音を最小限に抑え、子どもがいる家庭でも安心して簡単に改修工事ができる断熱リフォーム工法「ココエコ」や、ニオイや有害物質を吸着し、快適な空気環境を作るエアクリーニングウォール「エコカラットプラスデザインパッケージ ファブリックプラン MixModern 3㎡タイプ」など、子どもの安全安心に配慮した設計や機能が評価された計8商品が、3部門でキッズデザイン賞を受賞しました。

断熱リフォーム工法「ココエコ」

「エコカラットプラスデザインパッケージ
ファブリックプラン MixModern 3㎡タイプ」

今回の受賞により、LIXILでは8年連続でキッズデザイン賞の受賞となりました。今回受賞した項目は下記の通りです。(詳細については別紙<参考資料>をご参照ください。)

LIXILでは、今後も子どもの安全・安心に配慮し、生活する上で、快適で機能的な商品開発をすすめてまいります。

キッズデザイン賞とは、子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン、創造性と未来を拓くデザイン、そして、子どもたちを産み育てやすいデザインを顕彰する制度です。
(キッズデザイン協議会ホームページより)

<参考資料>

【<子どもの産み育て支援デザイン 個人・家庭部門> 受賞作品】

■断熱リフォーム工法「ココエコ」

開発の背景

断熱性が低く、冬は寒いストック住宅が世の中にたくさんあります。そうした住宅に手軽なリフォーム工法を提供し、小さな子どもから高齢者まで幅広い年齢層の方が快適に暮らせるような商品を開発しました。住宅では使われていなかった真空断熱材を新たに使用し、快適・健康でエコな断熱リフォーム工法を実現しました。

商品の主な特長

一般的な断熱リフォームでは、壁や床を壊して断熱材を入れ直す大がかりな工事が必要でしたが、「ココエコ」では、今ある窓・壁・床の上から取り付けるだけで断熱性を高めることができ、冬も夏も快適になります。

そのため、エアコン効率が向上し、冷暖房費やCO2排出量を削減できます。また、気になる部屋ごとに改修を行うので大きな工事も必要なく、住まいながら最短1日という短い施工時間で実施可能です。壁や床を壊さないことで、リフォーム工事に伴う粉塵や騒音を最小限に抑え、小さな子どもがいる家でも安心して住まいながら改修工事が実施できます。

■透光型耐力壁「パンチくん」

開発の背景

耐力重視の無機質なイメージが強い耐震補強工法に、光や風を透すデザインを加えることを目指して開発しました。耐震性能だけでなく、スチール素材にして孔を開けたことで、マグネットを貼ったり、フック掛けにより物を吊るしたりと、用途に応じて使い分けることができます。

商品の主な特長

透光型耐力壁「パンチくん」はパンチングメタル(スチール製アクリル焼付塗装、16mm厚)を用いたリフォーム用耐震補強材です。(財団法人日本建築防災協会 技術評価取得済み) 耐力壁として地震から子どもの身を守り、光・風・声・気配・視線を通すことで子どもの健やかな成長を見守ります。

「パンチくん」で部分的に部屋を仕切ることで、安心して家事をしながら子どもと過ごすことができ、散らかりがちな子ども部屋を適度に来客の視界から遮る等、フレキシブルな空間作りが可能となります。

【<子ども視点の安心安全デザイン 未来を担う消費者デザイン部門> 受賞作品】

■エアクリーニングウォール「エコカラットプラスデザインパッケージ ファブリックプラン MixModern 3㎡タイプ」

商品の主な特長

タイルとファブリックを組み合わせたアクセントウォール商品で、子ども部屋のインテリアに豊かな表情と快適性を与えます。使用するタイルであるエコカラットプラスには「調湿」、 「ニオイ吸着」、「有害物質の吸着」などの機能があり、子ども部屋の空気環境を快適にします。特に、有害物質の吸着機能ではシックハウス症候群の原因ともなるホルムアルデヒドなどの有害物質を低減し、家族が安心して暮らせる空間へと変えていきます。

また、色彩豊かなファブリックを採用することで、子ども部屋のインテリアにコーディネートしやすいデザインとしています。

開発の背景

空気環境を配慮した住宅への関心が高まる中、より室内環境に配慮した商品が求められています。本商品は空気環境を改善する性能のあるエコカラットプラスをファブリックと合わせてパッケージ化することで子ども部屋でより使いやすい商品を目指しました。

【<子ども視点の安心安全デザイン 一般部門> 受賞作品】

■ビル用サッシ「PRO-SE 引違い窓(戸先安全ゴム) ノンレール下枠」

開発の背景

採光性、通風性、断熱性といった窓としての基本性能を上げていくと、窓が大型化し開閉操作がしづらくなり、窓に手指など挟まれた場合の危険性が増加する等のマイナス要因を解決します。さらに、室内とベランダの行き来をしやすくするフラットな床面、開閉をサポートする把手など、人の動きに配慮した機能が、暮らしの快適さをさらに広げます。

商品の主な特長

大きな窓からより多くの陽射しと心地よい風を取り入れることができ、開放感と安らぎの空間を提供します。しかし窓が大きくなると操作しづらくなり、操作中に手や指を挟むと大きな怪我となる可能性が高くなります。本商品は子どもでも操作しやすい大型の把手を採用しています。また、万一窓に手指を挟んだ場合の危険を低くする緩衝パッキン、ベランダや外廊下への出入り時につまずきにくいフラットな下枠、物がぶつかりやすい障子下部にアルミパネルを採用し、ガラスが破損しにくい構造にするなど、安全性にも配慮した商品です。

■断熱窓「サーモスシリーズ(サーモスⅡ・防火戸FG-H/S)」

開発の背景

日本の住宅の断熱化を促進する、次世代のスタンダードウィンドウを目指し、「従来品を大きく上回る断熱性能の深化」と「あらゆる人が使いやすいデザインの進化」をコンセプトに開発しました。さらに、日本の住宅の約9割で使用されている従来のアルミサッシやアルミと樹脂の複合サッシと同価格帯を実現しています。

商品の主な特長

断熱性能とデザインを高次元で実現するLIXILのオリジナル技術「スマートシナジーシステム」を開発しました。機構パーツをフレームの中に納めることで、家族みんなが使いやすく、直感的にわかる操作性を実現しています。

家族みんなが安全・安心に利用できるアイテムも充実

■断熱玄関ドア「ジエスタ」 「FG-E ジエスタ」「シリンダー一体型ハンドル S型」

開発の背景

日々開閉される玄関ドアの中でも、最も触れられ、操作されるハンドル。特に子どもは力 いっぱい引っ張る箇所だからこそ、確固たる安心と利便性を追求しました。アルミと樹脂のハイブリッド構造による高耐久品質と電子錠内蔵の両立、子育てシーンの想定による各パーツ配置により次代の暮らしに溶け込むハンドルです。

商品の主な特長

グリップ部は小さな子どもでも安心して操作しやすいアルミと樹脂のハイブリッドによる高耐久・大型仕様になっています。また、電子錠内蔵により、子どもを抱いた状態でも簡単に施解錠可能です。さらに、電子錠をグリップ部へ内蔵したことで、帰宅シーン等で、子どもでも楽に届く高さのボタン配置となっています。

一方、室内側はサムターン位置を上下に離すことで、小さい子どもひとりでの急なドアの解錠・開閉、飛び出しへ配慮しています。また、このサムターン位置は、ガラス破り等によるサムターン回しにも有効となり、共働きによる子ども単独での留守番にも安心を提供します。

■断熱玄関ドア「ジエスタ」 「玄関ドア上LED照明」

開発の背景

LEDの特長を活かしつつ玄関ドアとの一体感を創出するために、ドア枠のサイズと色に合わせ取り揃え、照明器具を意識させないシンプルさを実現しました。空間で必要な灯りを想定した光学設計により、最適な灯りを提供します。ドア上からシンメトリーに広がる灯りが従来の ポーチライトと差別化を図りつつ、空間に美しさと好感を彩ります。

商品の主な特長

指向性に特徴あるLEDをドア上に配置することで、照度の必要な手元・足元を効率的に照らします。また、従来のポーチライトではドアを開けた際に、室内側まで灯りが届かず、玄関ホールの段差や子育て期に散乱しがちな靴が見えづらくなりがちでした。ドア上にライトを配置したことで、室内までハッキリと照らされ視覚的な安全を確保します。さらに、人感・照度センサー内蔵により 現代の多様な生活シーンにもストレスなく対応します。

■「玄関引戸 リニアスライドシステム」

開発の背景

エントリーシステム(電池錠・電気錠)と連動できるようにしたため、鍵の施解錠から扉の開け閉めまでを自動で操作できます。子どもでも安全に使用できるように、はさまれ防止機能を複数搭載しています。

商品の主な特長

ドアの安全センサーにかからないで、扉が人や障害物に触れたことを感知すると、閉まりかけた扉が反転して開きます。再度閉まる際には、障害物があった場所の手前で減速して、障害物の有無を確認してから全閉します。そのほか、使用される方に合わせて、扉の開閉スピードを調整することができます。