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【ジャパンホームシールド】1台でSDS®試験とSWS試験が行える
地盤調査機「ジオカルテ®ⅢSDS TypeF」の販売を開始
〜SDS®試験のさらなる普及で地盤事故撲滅を目指す〜

2014年09月16日

戸建住宅の地盤調査、地盤補強工事を手掛けるジャパンホームシールド株式会社(所在地:東京都墨田区、代表取締役社長:斉藤 武司)は、高精度な土質判定が可能なスクリュードライバーサウンディング試験(以下、SDS®試験)と、宅地の地盤調査で多く用いられるスウェーデン式サウンディング試験(以下、SWS試験)の2種類の試験方法を1台で行うことができ、調査現場の作業効率アップに貢献する新しい地盤調査機「ジオカルテ®ⅢSDS TypeF」を10月1日から販売開始します。

「ジオカルテ®ⅢSDS TypeF」

SDS試験は、従来より多くのデータを加味して土質を判別する高精度な地盤調査が低コストでできることから注目を集め、実施件数は昨年度1年間で倍増、2014年9月現在で9万件を突破するなど、順調に導入が拡大しています。

「ジオカルテⅢSDS TypeF」は、このような需要の高まりを受け、日東精工株式会社(所在地:京都府綾部市、取締役社長:材木 正己)が開発した新しい地盤調査機です。これまでの調査機では、SWS試験とSDS試験の両方を行うために、チャックユニットと呼ばれる装置を交換する必要がありましたが、「ジオカルテⅢSDS TypeF」は両方の試験が可能な装置を採用したため、交換作業をすることなく、2種類の試験を行うことができます。

ジャパンホームシールドでは、作業時間やコストダウンにつながる優れた調査機の販売を通じ、SDS試験の普及と業界全体の調査品質向上を図り、地盤事故の撲滅を目指します。今後も信頼できる地盤調査・解析により、安全・安心な住まいづくりをサポートしていきます。

■SDS試験について

SDS試験はジャパンホームシールドが日東精工・東京都市大学と共同で開発した試験方法です。従来の測定データに加え、回転トルク値等のデータを加味して分析することで土質を判別します。粘性土や砂質土といった土質が分かるため、より正確な結果を導くことができ、地盤事故の防止に効果を発揮します。

<参考資料>

■「ジオカルテ®ⅢSDS TypeF」の主な仕様

試験方法 SWS スウェーデン式サウンディング試験方法に準じた
コンピュータ制御による自動貫入試験
SDS スクリュードライバーサウンディング試験方法に準じた
コンピュータ制御による自動貫入試験
試験データ記録内容 SWS 試験情報:試験年月日、時間、試験番号
試験データ:貫入量、荷重、半回転数、観察記録、等
SDS 試験情報:試験年月日、時間、試験番号
試験データ:貫入量、荷重、回転トルク、沈下速度、等
データ記憶容量 SWS 50ポイント、合計5,000m分(回転貫入のみの場合)
SDS 10ポイント、合計100m分
データ出力 内蔵プリンタに出力
通信(RS232C)を使用してパソコン等に出力(SWS試験のみ)
コンパクトフラッシュ(CF)、USB(オプション)に出力
ロッド回転速度 初期値:25rpm
ロッド回転トルク 最大210N/m
試験機寸法・重量 W630×D930(D1100)×H1290  括弧内は車輪引き出し時
110kg(おもり無し)、154kg(おもり有り)
制御装置寸法・重量 W448×D349.5×H459  24.5kg
電源仕様 単相 AC100V±5V 15A 50/60Hz