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業界初、アラミド繊維シート使用で “既存壁を壊さない”新工法
カンタン耐震リフォーム工法「アラテクト」
全国350店以上の登録店情報をWEBサイトで公開

2015年08月11日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は、アラミド繊維シートの使用による“既存壁を活かした”業界初※1のカンタン耐震リフォーム工法「アラテクト」を取り扱う登録店が350店を突破し、今秋より本格販売をスタートするにあたり、2015年8月より当社WEBサイト上にて、登録店情報の公開を開始します。
(アラテクトWEBページ:http://www.lixil.co.jp/lineup/construction_method/aratect/

※1:繊維シートを用いた室内側から壁を壊さない耐震改修工法として(当社調べ)

WEBサイト内「登録店マップ」(左)、カンタン耐震リフォーム工法「アラテクト」施工例(右)

「アラテクト」は、アラミド繊維シートを用いることで、従来の一般的な耐震改修で必要とされてきた壁や天井の解体をすることなく室内側から耐震リフォームが可能なLIXILの新工法です。橋脚の補強や防弾服などにも使用される高強力繊維「アラミド繊維」を加工し、厚さ1mm以下のシート状にした「アラテクトシート」を、既存の室内壁の上から専用の座金・ビスで固定するだけの簡単施工で、構造用合板同等の耐力(5.3kN/m)を発揮します。

「アラテクト」は、一般財団法人日本建築防災協会より住宅等防災の「技術評価」を取得しており(評価番号:DPA-住技-64)、LIXILでは、2015年4月より、設計、施工者に必要な技術講習を全国で展開してきました。2015年7月末現在で、講習の修了社は350店を超えており、今秋より、全国での本格販売を予定しております。

今回公開されたWEBページでは、登録店マップからお近くの「アラテクト」取扱店を探し、ご依頼いただくことが可能です。なお、登録店は今後、随時更新していく予定です。また同サイトでは、「アラテクト」特長説明のほか、耐震リフォームに関する基礎知識や、簡単な設問で自宅の耐震性について自己診断してもらうためのコンテンツなどもあわせて公開しています。

LIXILは今後も、「アラテクト」による耐震リフォームの普及を推進し、“お客さまの資産価値を守り続ける”より高品質な住まいづくりをサポートしていきます。

<参考資料>

■「アラテクト」WEBページについて

URL:http://www.lixil.co.jp/lineup/construction_method/aratect/

【主なコンテンツ】

・ アラテクト:特長

「アラテクト」のカンタン施工や短工期、強さのヒミツなどを、耐震リフォームプラン例なども交えながら、分かりやすく解説しています。

・ 登録店マップ

「アラテクト」は、一般財団法人日本建築防災協会より  住宅等防災の「技術評価」を取得(評価番号:DPA-住技-64)しているため、設計・施工には、事前に技術講習を受講して頂く必要があります。登録店マップでは、すでに技術講習を修了し、「アラテクト」を提供できる事業者を、地域別に公開しています。お近くの「アラテクト」取扱店を探して、ご依頼いただくことが可能です。

・ アラテクト:耐震自己診断

リフォームを計画中のお客さまに耐震リフォームの必要性を認識していただくための、どなたでもできるカンタン自己診断です。建物の築年数や構造についてのカンタンな設問から、ご自宅の耐震リフォームが必要かどうか、自己チェックをしていただけます。
また本コンテンツの詳しい内容は、「耐震リフォーム  読本」として、WEBカタログでも公開しています。

■カンタン耐震リフォーム工法「アラテクト」特長

1.業界初、高強力繊維「アラミド繊維」を活用した耐震リフォーム工法

アラミド繊維は、引張強度が鉄の約7〜8倍の高強力繊維です。建築土木分野では橋脚補強や、その他特殊クレーン用ケーブルなど、各分野で強度が必要となる部分への使用実績があります。「アラテクト」では、このアラミド繊維に樹脂を含浸させ、厚さ1mm以下の薄い板状にしたシート(アラテクトシート)を、壁の耐震補強材として使用しました。(一財)建築防災協会の「住宅等防災技術評価」を取得しており、木造軸組構法住宅の耐震改修工法として評価されています。

アラミド繊維(糸状)

アラテクトシート

2.既存壁の上から張るだけの“既存壁を活かした耐震改修”を実現

施工は、既存壁を壊さず、壁の上からアラテクトシートを専用の座金とビスで固定するだけの簡単施工。床や天井や壁を壊すことなく、構造用合板同等の耐力(5.3kN/m)を発揮します。

また、大がかりな工事が不要のため、一般的な耐震改修工法と比べ、住みながら、短工期・低コストで耐震改修工事を行うことができます。

※下地となる既存壁が柱にせっこうボードを直張りした大壁の場合。
既存壁が横胴縁入りや上記以外の仕様、または真壁の場合には、壁を解体し、下地となるせっこうボードの取付けが必要です。
金物取付時には、壁を壊す場合もあります。

<施工の流れ>

①既存壁の上にアラテクトシートを床から天井まで張ります。
②専用の座金・ビスで柱と間柱に固定します。
③最後にせっこうボード・クロスなどで仕上げます。

[設計者条件]:下記①かつ②の条件を満たす方

①(一財)日本建築防災協会または都道府県、定期報告取り扱い地域法人、全国の建築士会、全国の建築士事務所協会等が主催する「木造住宅の耐震診断と補強方法」講習会受講修了者

②LIXILが主催する技術講習の受講者

[施工監理者条件]:下記①かつ②の条件を満たす方

①建築士、建築施工管理技士又は(一財)日本建築防災協会または都道府県、定期報告取り扱い地域法人、全国の建築士会、全国の建築士事務所協会等が主催する「木造住宅の耐震診断と補強方法」講習会受講修了者

②LIXILが主催する技術講習の受講者

■対象地域:
全国