組織変更・人事異動について

1．組織変更の概要

株式会社LIXIL（本社：東京都千代田区、社長： 藤森義明）は、安定した収益力のある成長を目指して、4月1日より、イノベーションとテクノロジーリーダーシップを重視した新しい事業モデルをスタートします。

基本構造は「LIXIL Water Technology（LWT）」、「LIXIL Housing Technology（LHT）」、「LIXIL Building Technology（LBT）」、「LIXIL Kitchen Technology（LKT）」という4つのテクノロジー事業と日本の販売・サービスを担う「LIXILジャパンカンパニー」の体制に移行しグローバルな視点での一体運営を開始します。各事業を世界的な視点で一体運営していくことで、1）一層のグローバル化の加速、2）世界レベルでの人材活用、3）シナジー創出によるLIXILの強みの最大化を目指します。なお、これに伴い、現在の9ビジネスユニット（BU）は、4つのテクノロジー事業の中でその機能を引き継ぎグローバル視点で再編します。

・ LWTは、日本、中国、その他のアジア地域における水まわり事業を担当し、GROHE GroupとAmerican Standard Brandsの指揮系統を世界統合し、より速い意思決定、経営の効率化、およびシナジーの加速を行うことで水まわり事業のグローバルリーダーとして更なる成長を目指します。
CEOは、David J. Haines（GROHE Group S.à r.l. / Chairman and CEO）が務めます。

・ LHTは、ウィンドウシステム事業本部、エクステリアシステム事業本部、リビングシステム事業本部と海外事業本部の4つの事業本部をもちます。サッシ・ドア、インテリア、エクステリア、外壁・構造体、タイル、創エネなどを扱い、日本、タイ、ベトナム、そして中国などにある生産拠点の効率的な運営と、アジアに限らず将来性のある地域において事業拡大を図ります。
CEOは、井植敏雅（株式会社LIXIL 取締役 副社長執行役員）が務めます。

・ LBTは、革新的なデザイン力、優れた技術力を軸に、カーテンウォールおよびビルの窓や内装分野におけるグローバルリーダーとして、世界50カ国以上でランドマークとなる建築物の建設プロジェクトに携わり、Permasteelisa Group、上海美特幕墻有限公司、日本のビル事業部門で構成されます。
CEOは、Nicola Greco（Permasteelisa Group / President and CEO）が務めます。

・ LKTは、日本のキッチン事業でトップシェアを誇り、中国ではハイアールとの合弁会社により事業基盤を整えています。LIXILの事業ポートフォリオの重要部分として収益性と市場プレゼンスの向上を図ります。
CEOは、藤森義明（株式会社LIXILグループ 取締役 代表執行役社長 兼 CEO）が務めます。

・ LIXILジャパンカンパニーは、日本のお客様のためのトータルソリューション戦略を推進します。営業ラインと営業戦略の連携強化を目的とした「セールス＆マーケティング本部」の新設、「営業開発本部」の再編、「首都圏営業本部」の新設をはじめとする支社再編など、よりお客様目線に立ったライン組織の実現、各テクノロジー事業と協働した専門性の強化と製品・サービスのトータルソリューション戦略を軸とした総合化を加速させます。
CEOは白井春雄（株式会社LIXIL 取締役 副社長執行役員）が務めます。

LIXILは、企業ステートメントである“Link to Good Living”のもとに、新たな事業モデルで住生活産業におけるグローバルリーダーを目指します。