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株式会社LIXIL 2015年度入社式
社長兼CEO 藤森義明 挨拶(要旨)

2015年04月01日

住まいと暮らしの総合住生活企業である株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区、社長: 藤森義明)は、4月1日(水)に2015年度入社式を執り行いました。社長兼CEO 藤森からの 挨拶(要旨)は以下の通りです。

皆さん、入社おめでとうございます。

皆さんは、これまでのLIXILの歴史の中でも、最もエキサイティングで大きな飛躍を迎える時期に入社します。

まさに今日、LIXILはBuilding, Housing, KitchenそしてWaterという4つのテクノロジー事業と国内事業からなる新事業モデルで、真のグローバル・カンパニーとしてスタートするのです。

LIXILは世界150カ国で商品を展開しており、世界中に約8万人の従業員がいます。浴室・水栓金具の事業では世界第一位の会社です。また、シドニーのオペラハウスやロンドンのザ・シャードといった象徴的な建物において、建築家の夢を形にするサポートを行っています。そしてここ日本では、LIXILはお客さま、そしてお客さまの住生活のニーズに応えるための「トータル・ソリューション」を提供できる、業界唯一無二の会社なのです

今日は、皆さんのキャリアにおいて「初日」つまりDay Oneとなりますが、グローバル・カンパニーとしてのLIXILも同じくDay Oneを迎えたのです。

これは皆さんにとってどういう意味があるのでしょうか。

少し未来のことを想像してみてください。

  • 2050年には、90億人が食料、衣服、交通、雇用、そして教育を必要とするでしょう。
  • LIXILは日本で最もグローバルな会社となり、地球を救い、人々の生活をより快適にする「リビング・テクノロジー」を開発するリーダーとなります。
  • デジタル社会によって、24時間、常に世界中の人々が密接につながる、境界線のない世界となります。誰もが情報をすぐに入手できるようになるでしょう。
  • 「AI」、すなわち人工知能が多くのオフィスでの仕事を担うようになります。ロボットは工場だけではなく、家庭内でも使われるようになることでしょう。

このような未来の世界で勝つには、皆さん一人一人が日本だけではなく世界で戦える人間になる必要があるということです。

この未来で、自分のポジションを築くために、次の3つのことを行ってください。

1つ目:英語をマスターすること。

グローバル・ビジネスで必要な言語を学んでください。英語のスキル上達への投資を始め、一生使えるように磨きをかけてください。私自身、英語の勉強を始めたのは20代後半ですが、今でも毎日学んでいます。私が人とは違う考え方をし、世界との議論に参加できるのも、英語によって広い世界に直接アクセスすることができるからなのです。そして、皆さんの子供にも複数の言語を使いグローバルの文化を理解する人間になるよう育ててください。

2つ目:世界を見ること。

日本を越えて世界を見て、経験して、実際に感じてください。どういうことかというと、毎日ニュースを読んでほしいのです。日本で何が起こっているか、ということだけではなく、世界のニュースにも目を向けてほしいのです。日本内外の社会、技術、政治、経済などあらゆる分野で何が起こっているのかに、常に敏感でいてください。

3つ目:デジタルのプロになれ。

さきほど未来の世界がデジタル世界になるという点について触れましたが、デジタルを使いこなし、デジタルが自分の仕事や生活をいかに変えるかを理解してください。人工知能によって動くデジタル世界で、人間の知能は何ができるのかを理解するために時間を使い、その知識を使ってイノベーションを起こしてほしいのです。いかに皆さんが働き考えるか、ということから、次の新商品の設計方法まで、イノベーションの機会は様々です。


さあ、今日から、前途に満ちたエキサイティングな未来が皆さんを待っています。できるだけ早く、そして積極的にLIXILの変革に参加してください。

グローバルな考え方を持つ、とはどういう意味か、学び、そして理解してください。今日、この日からグローバルな人間としての行動をとり、未来の世界を生きてください。

以上、3点を常に心に留め、皆さんがLIXILでキャリアを築いていくための礎としてください。

あらためて、LIXILにようこそ。皆さんと一緒に働くことを楽しみにしています。

<参考>

2015年度入社式出席者:417名
入社式会場:ANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)